早稲田大学 基幹理工学研究科 電子物理システム学専攻 2023年8月実施 力学 (その1) [1]
Author
Miyake
Description
問題の要約 — 大学公表問題
質量を無視できる半径 a の円環に質量 m の質点を固定し、円環を直線 y=−a に沿って滑らずに転がす。初めの中心は原点、質点は (0,−a) にある。下図では右向きの転がり角を θ とする。重力による位置エネルギーを mgy とし、摩擦による散逸は考えない。
- 質点の位置を θ で表す。
- θ を一般化座標とするラグランジアンを求める。
- 共役運動量とハミルトニアンを求める。
- 正準方程式を書く。
長さ a の質量のない棒の上端から 2a/3 の位置に質量 m の質点を固定する。棒の両端はそれぞれ壁と床に接したまま滑り、鉛直な壁との角を φ とする。重力は下向き、摩擦は無視する。
- 質点の位置を φ(t) で表す。
- ラグランジアンを求める。
- φ の運動方程式を導く。

题目描述
【问题 1】
在半径为 a、质量可忽略的圆环上固定质量为 m 的质点,使圆环沿直线 y=−a 无滑动滚动。初始圆心为原点、质点位于 (0,−a),向右滚动角为 θ,重力势能为 mgy,忽略摩擦耗散。
- 用 θ 写出质点坐标,几何关系为 X=aθ、x=aθ−asinθ、y=−acosθ。
- 求 Lagrangian L(θ,θ˙)。
- 求共轭动量 pθ 和 Hamiltonian H(θ,pθ)。
- 写出 Hamilton 正则方程。
【问题 2】
长度为 a 的无质量杆上,距上端 2a/3 处固定质量为 m 的质点。杆的两端分别贴着竖直墙面与水平地面无摩擦滑动,杆与竖直墙面的夹角为 φ,重力向下。接触点坐标满足 X=asinφ、Y=acosφ,质点坐标为 x=2X/3、y=Y/3。
- 用 φ(t) 表示质点坐标。
- 求 L(φ,φ˙)。
- 用 Euler–Lagrange 方程导出 φ 的运动方程。
Kai
問 1
(1)
円環の中心の x 座標は
X=aθ
であり、質点の座標は
xy=X−asinθ=aθ−asinθ,=−acosθ
である。
(2)
x˙y˙=aθ˙−aθ˙cosθ,=aθ˙sinθ
なので、求めるラグランジアンは
L(θ,θ˙)=21m(x˙2 +y˙2)−mgy=ma2θ˙2(1−cosθ)+mgacosθ
である。
(3)
以下のルジャンドル変換と正準方程式は 1−cosθ>0 の範囲で成り立つ。θ=2kπ では速度の係数が零になり、この座標による変換は特異になる。
pθH(θ,pθ)=∂θ˙∂L=2ma2θ˙(1−cosθ),=θ˙pθ−L=2ma2θ˙2(1−cosθ)−ma2θ˙2(1−cosθ)−mgacosθ=ma2θ˙2(1−cosθ)−mgacosθ=4ma2(1−cosθ)pθ2−mgacosθ
(4)
θ˙p˙θ=∂pθ∂H=2ma2(1−cosθ)pθ,=−∂θ∂H=4ma2(1−cosθ)2pθ2sinθ−mgasinθ
問 2
(1)
時刻 t において、棒と床が接触している点の x 座標を X(t) とし、
棒と壁が接触している点の y 座標を Y(t) とすると、
X(t)=asinφ(t), Y(t)=acosφ(t)
なので、
x(t)y(t)=32X(t)=32asinφ(t),=31Y(t)=31acosφ(t)
である。
(2)
x˙(t)y˙(t)=32aφ˙(t)cosφ(t),=−31aφ˙(t)sinφ(t)
なので、求めるラグランジアンは
L(φ,φ˙)=21m(x˙2+y˙2)−mgy=181ma2φ˙2(4cos2φ+sin2φ)−31mgacosφ=181ma2φ˙2(3cos2φ+1)−31mgacosφ
である。
(3)
dtd∂φ˙∂L∂φ∂L=dtd91ma2φ˙(3cos2φ+1)=91ma2(φ¨(3cos2φ+1)−6φ˙2cosφsinφ),=−31ma2φ˙2cosφsinφ+31mgasinφ
なので、求める運動方程式は
φ¨(3cos2φ+1)−6φ˙2cosφsinφ=−3φ˙2cosφsinφ+3agsinφ
∴ φ¨(3cos2φ+1)−3φ˙2cosφsinφ−3agsinφ=0
である。