早稲田大学 創造理工学研究科 経営システム工学専攻 2018年7月実施 数理基礎 D
Author
祭音Myyura
Description
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実 n 次正方行列 A とベクトル a に対し、ある自然数 m について Ama=0、Am+1a=0 が成り立つとする。a,Aa,…,Ama が線形独立であることを示せ。
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z=a+bi に対して
A(z)=(−ab−b−a)
とする。原題が求める積と逆行列の関係を検討せよ。
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A=021232120、v1=(1,0,−1)T/2 とする。v1 が固有ベクトルであることを示し、これと互いに直交する残り2本の単位固有ベクトルを求めよ。
Kai
[小問 1]
線形関係
c0a+c1Aa+⋯+cmAma=0
を仮定する。0でない係数があるとして、その添字の最小値を k とする。両辺に Am−k を作用させると、j>k の項は Am+(j−k)a=0 となるため
ckAma=0
だけが残る。しかし ck=0 かつ Ama=0 なので矛盾する。したがって全係数は0であり、これらのベクトルは線形独立である。
[小問 2]
zj=aj+bji として直接掛け算すれば
A(z1z2)=−A(z1)A(z2)
が成り立つ。また
detA(z)=a2+b2
なので z=0 なら正則であり、
A(z)−1=a2+b21(−a−bb−a).
一方、z−1=(a−bi)/(a2+b2) を代入すると
A(z−1)=A(z)−1
である。原題には A(z−1)=−A(z)−1 と印刷されているが、これは z=1 とするだけで −I=I を要求するため成立しない。したがって第2式の負号は誤植と判断できる。
[小問 3]
計算すると
Av1=−v1
なので、v1 は固有値 −1 の単位固有ベクトルである。残りは例えば
v2=31(1,−1,1)T,v3=61(1,2,1)T
と取れる。実際、
Av2=−v2,Av3=5v3
であり、3本はすべて長さ1で互いに直交する。