早稲田大学 創造理工学研究科 経営システム工学専攻 2018年7月実施 計画数理学 問題10
Author
祭音Myyura
Description
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AHP の一対比較行列を A=(aij)、得られたウェイトを w1,w2,w3、理想的一対比較行列を D=(dij)、dij=wi/wj とする。
β=91i=1∑3j=1∑3dijaij
と定義する。
- 一対比較が理想的なときの β を求めよ。
- a11=a22=a33=1、a12=3、a13=9 とする。a23∈{1/3,1,3,5,7,9} のどれで β が最大になるか答えよ。ただし β(a23=1)>β(a23=9) を用いてよい。
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前日在庫を W、発注量を z、当日需要を連続確率変数 D とする。D の分布関数を F、密度を f、単位品切れ費用を s、単位保管費用を h とする。
- 総品切れ費用を max 関数で表せ。
- 総保管費用を max 関数で表せ。
- 当日損失の期待値を積分で表せ。
- t=W+z とおき、最適解 t∗ が満たす F(t∗) を求めよ。
Kai
[小問 1-1]
一対比較が理想的なら
aij=dij=wjwi
なので、9個の比はすべて1である。したがって
β=1.
[小問 1-2]
完全整合条件は
a13=a12a23
なので、整合する値は 9=3a23、すなわち a23=3 である。このとき β=1 となり、循環的な不整合 a12a23/a13=a23/3 が1から離れるほど β は大きくなる。
下側の候補では 1/3 が1よりも整合値3から遠いため
β(1/3)>β(1).
上側では9が最大の候補であるが、問題文から β(1)>β(9) が与えられている。したがって
β(1/3)>β(1)>β(9)
となり、他の候補 3,5,7 も最大にはならない。よって
a23=31
で β が最大となる。
[小問 2-1]
利用可能量は W+z なので、不足量は max{D−W−z,0} である。したがって総品切れ費用は
smax{D−W−z,0}.
空欄 ① は D−W−z である。
[小問 2-2]
売れ残り量は max{W+z−D,0} なので、総保管費用は
hmax{W+z−D,0}.
[小問 2-3]
t=W+z とおく。D≤t では保管費用、D>t では品切れ費用が生じるため
L(t)=∫0th(t−x)f(x)dx+∫t∞s(x−t)f(x)dx.
したがって空欄は
2◯=t=W+z,3◯=h(t−x),4◯=s(x−t).
[小問 2-4]
Leibniz の公式で微分すると、積分端点の被積分関数は0なので
L′(t)=h∫0tf(x)dx−s∫t∞f(x)dx=hF(t)−s{1−F(t)}.
最適点 t∗ で L′(t∗)=0 とおけば
(h+s)F(t∗)=s.
よって
F(t∗)=h+ss.
空欄 ⑤ は s/(h+s) である。