早稲田大学 創造理工学研究科 経営システム工学専攻 2017年7月実施 数理基礎 C
Author
祭音Myyura
Description
- a=(1,0,0)T、b=(0,1,1)T を2辺とする平行四辺形の面積を求めよ。
- A=(142−1) の相異なる固有値と、それぞれに対応する固有ベクトルを求めよ。
- J=(01−10) と可換な任意の実2次正方行列は、互いに可換であることを示せ。
Kai
[小問 1]
a⋅b=0 なので2辺は直交し、∥a∥=1、∥b∥=2 である。したがって面積は
∥a∥∥b∥=2.
[小問 2]
特性方程式は
det(A−λI)=(1−λ)(−1−λ)−8=λ2−9=0.
よって
λ1=3,λ2=−3.
λ1=3 では −2x+2y=0、λ2=−3 では 4x+2y=0 なので、対応する固有空間は
E3=span{(11)},E−3=span{(−21)}.
[小問 3]
X=(acbd) とおく。XJ=JX を成分ごとに比較すると
b=−c,d=a
を得る。したがって、J と可換な行列は必ず
X=(a−bba)=aI−bJ
と表せる。同様に Y=cI−dJ とすれば、I と J が可換であることから
XY=(aI−bJ)(cI−dJ)=(cI−dJ)(aI−bJ)=YX.
よって、J と可換な任意の実2次正方行列は互いに可換である。