早稲田大学 創造理工学研究科 経営システム工学専攻 2017年7月実施 情報数理応用 問題1
Author
祭音Myyura
Description
独立同分布な2値確率変数 Xi∈{0,1} が
P(Xi=1∣θ)=θ,P(Xi=0∣θ)=1−θ
に従う。θ の事前密度は
p(θ)=Γ(3)Γ(2)Γ(5)θ2(1−θ),0≤θ≤1
である。
- 事前分布の平均値と最頻値を求めよ。
- データ x10=1101111001 を観測した後の事後密度を求めよ。
- 事後密度の概形を、極値を明示して描け。
- 二乗誤差損失のもとで θ のベイズ推定量を求めよ。
- 0--1損失のもとで X11 のベイズ最適予測を求めよ。
Kai
[小問 1]
事前分布は Beta(3,2) である。したがって
E[θ]=3+23=53,
また 3,2>1 なので最頻値は
3+2−23−1=32.
[小問 2]
観測列には1が7個、0が3個ある。ベータ分布とベルヌーイ分布の共役性より
θ∣x10∼Beta(3+7,2+3)=Beta(10,5).
よって事後密度は
p(θ∣x10)=Γ(10)Γ(5)Γ(15)θ9(1−θ)4=10010θ9(1−θ)4
である。
[小問 3]
対数微分は
dθdlogp(θ∣x10)=θ9−1−θ4
であり、内部の停留点は
θ=139.
端点では p(0∣x10)=p(1∣x10)=0、区間内部では正で、9/13 まで増加し、その後減少する。したがって唯一の極大点は
θmode=139
である。
[小問 4]
二乗誤差損失に対するベイズ推定量は事後平均なので
θ^B=E[θ∣x10]=10+510=32.
[小問 5]
事後予測確率は
P(X11=1∣x10)=E[θ∣x10]=32,P(X11=0∣x10)=31.
0--1損失では事後予測確率の大きい値を選ぶので
X^11=1.