早稲田大学 創造理工学研究科 経営システム工学専攻 2016年7月実施 オペレーションズリサーチ 問題8
Author
祭音Myyura
Description
2工場から3倉庫への輸送問題を考える。単位輸送費、供給量、需要量は次のとおりである。
| 倉庫1 | 倉庫2 | 倉庫3 | 供給量 |
|---|
| 工場1 | 3 | 8 | 7 | 28 |
| 工場2 | 2 | 10 | 4 | 17 |
| 需要量 | 8 | 25 | 12 | 45 |
- 北西隅法により実行可能解と総輸送費を求めよ。
- 飛び石法により最適解を求めよ。
- 得られた解から総輸送費をこれ以上改善できないことを示せ。
Kai
[小問 1]
北西隅から順に割り当てると
x11=8,x12=20,x22=5,x23=12
で、他は0となる。
| 倉庫1 | 倉庫2 | 倉庫3 | 供給量 |
|---|
| 工場1 | 8 | 20 | 0 | 28 |
| 工場2 | 0 | 5 | 12 | 17 |
| 需要量 | 8 | 25 | 12 | |
総輸送費は
3⋅8+8⋅20+10⋅5+4⋅12=282.
[小問 2]
空きセル (2,1) を始点とする閉路
(2,1)+→(1,1)−→(1,2)+→(2,2)−→(2,1)
の単位改善量は
Δ21=c21−c11+c12−c22=2−3+8−10=−3.
負なので輸送量を増やすと費用が減る。負号セルの最小輸送量は
θ=min(x11,x22)=min(8,5)=5.
したがって閉路に沿って 5 を加減すると
x11=3,x12=25,x13=0,x21=5,x22=0,x23=12
となる。総輸送費は
3⋅3+8⋅25+2⋅5+4⋅12=267.
[小問 3]
新しい基底セルは (1,1),(1,2),(2,1),(2,3) である。空きセルの改善量は
Δ13Δ22=c13−c23+c21−c11=7−4+2−3=2,=c22−c12+c11−c21=10−8+3−2=3.
すべて非負なので、どの空きセルを基底へ入れても費用は減少しない。よって上の輸送計画は最適であり、最小総輸送費は 267 である。