筑波大学 システム情報工学研究科 社会工学専攻(社会工学学位プログラム・サービス工学学位プログラム) 2019年8月実施 数学 I
Author
思齐塾, 祭音Myyura
Description
数学
問題IとIIの両方に答えよ。問題ごとに別々の解答用紙を使用せよ。
以下では,実数全体の集合を R とする。
I. n 次元実ベクトル a∈Rn , n 次正方行列 A∈Rn×n に対して, ta , tA をそれぞれ a の転置ベクトル, A の転置行列とする。次の3つの3次元実ベクトル
p1=101,p2=−101,p3=0−10
に対して,3つの3次正方行列
P1=p1tp1=101000101,P2=p2tp2=10−1000−101,P3=p3tp3=000010000
を定義し,さらに3つの実数 α1,α2,α3∈R に対して3次正方行列
A(α1,α2,α3)=α1P1+α2P2+α3P3
を定義する。以下の(1)-(5)に答えよ。
(1) 以下の3次正方行列の各要素を計算せよ。
tp1p1tp2p1tp3p1tp1p2tp2p2tp3p2tp1p3tp2p3tp3p3
(2) 3つの3次元実ベクトル A(α1,α2,α3)p1 , A(α1,α2,α3)p2 , A(α1,α2,α3)p3 それぞれを, α1,α2,α3 と具体的な実数で表される x1,x2,x3 を用いて, x1p1+x2p2+x3p3 の形で表せ。
(3) 3次正方行列 A(1,2,3) の固有値をすべて求めよ。
(4) n 次正方行列 A について,任意の n 次元実ベクトル d∈Rn に対して tdAd≥0 が成り立つとき, A は半正定値行列であるという。3次正方行列 A(1,2,3) が半正定値行列であるか否か,理由を付して述べよ。
(5) 3次正方行列 A(α1,α2,α3) が半正定値行列であるための, 3つの実数 α1,α2,α3∈R に関する必要十分条件について,理由を付して述べよ。
题目描述
对 n 维实向量 a∈Rn 和 n 阶实方阵 A∈Rn×n,分别以 ta、tA 表示其转置。给定
p1=101,p2=−101,p3=0−10,
并定义三个外积矩阵
P1=p1tp1=101000101,
P2=p2tp2=10−1000−101,P3=p3tp3=000010000.
对 α1,α2,α3∈R,再令
A(α1,α2,α3)=α1P1+α2P2+α3P3.
回答下列问题:
-
计算 Gram 矩阵
tp1p1tp2p1tp3p1tp1p2tp2p2tp3p2tp1p3tp2p3tp3p3
的每个元素。
-
分别将
A(α1,α2,α3)p1,A(α1,α2,α3)p2,A(α1,α2,α3)p3
表示成 x1p1+x2p2+x3p3 的形式,其中 x1,x2,x3 要用 α1,α2,α3 和具体实数写出。
-
求 A(1,2,3) 的全部特征值。
-
若对任意 d∈Rn 均有 tdAd≥0,则称 n 阶实方阵 A 为半正定矩阵。判断 A(1,2,3) 是否半正定,并说明理由。
-
给出 A(α1,α2,α3) 为半正定矩阵时,α1,α2,α3 所满足的必要充分条件,并说明理由。
Kai
(1)
3つのベクトルは互いに直交し、長さの2乗はそれぞれ 2,2,1 である。したがって、求める行列は
200020001.
(2)
Pipj=pi(tpipj) と (1) より、
A(α1,α2,α3)p1A(α1,α2,α3)p2A(α1,α2,α3)p3=2α1p1,=2α2p2,=α3p3.
よって係数 (x1,x2,x3) は、それぞれ (2α1,0,0)、(0,2α2,0)、(0,0,α3) である。
(3)
p1,p2,p3 は互いに直交する非零ベクトルなので R3 の基底をなす。(2) より、
A(1,2,3)=30−1030−103
の固有値は p1,p2,p3 に対応して、それぞれ
2, 4, 3
である。
(4)
任意の d∈R3 に対し、
tdA(1,2,3)d=(tp1d)2+2(tp2d)2+3(tp3d)2≥0.
したがって A(1,2,3) は半正定値行列である。
(5)
必要十分条件は
α1≥0,α2≥0,α3≥0.
これらが成り立てば、任意の d に対して
tdA(α1,α2,α3)d=i=1∑3αi(tpid)2≥0
となるので十分である。逆に半正定値なら、d=p1,p2,p3 をそれぞれ代入することで
4α1≥0,4α2≥0,α3≥0
を得るため、必要でもある。