筑波大学 理工情報生命学術院 システム情報工学研究群 社会工学学位プログラム 2020年2月実施 线性代数
Author
思齐塾, 祭音Myyura
Description
β∈R とする。以下で与えられた3つの3次元実ベクトル
p1=110,p2=10−1,p3=0−1β
が張る線形空間を以下のように L とする。
L={α1p1+α2p2+α3p3∣α1,α2,α3∈R}
以下の (1)-(5) に答えよ。
(1) β∈R の値と線形空間 L の次元の関係を、説明を付して示せ。
(2) 線形空間 L の次元が2であるときの β を1つ選び、その β に対する L の基底 {q1,q2} を1つ求めよ。
(3) (2) で選んだ β と、(2) で求めた基底 {q1,q2} を用いて、 L を
L={α1q1+α2q2∣α1,α2∈R}
で表すとする。変数 γ∈R を含む3次元実ベクトル
r(γ)=γ1−γ1
で座標が与えられる点と、 L 上の各3次元実ベクトル α1q1+α2q2 で座標が与えられる点を考える。これら2点のユークリッド距離を、 α1,α2,γ の関数 f:R3→R として与えよ。
(4) (3) で与えた f:R3→R を考える。任意の γ∈R に対して、
α1,α2∈Rminf(α1,α2,γ)
の解を与える (α1,α2) の組を (α1∗(γ),α2∗(γ)) とする。
r^(γ)=α1∗(γ)q1+α2∗(γ)q2
とするとき、各 γ∈R に対する r^(γ) を求めよ。
(5) (4) で求めた3次元実ベクトル r^(γ) が以下の3次正方実行列
10−1121010
の固有ベクトルであるときの γ の値と、そのときの r^(γ) の固有値を求めよ。
题目描述
设 β∈R,给定三个三维实向量
p1=110,p2=10−1,p3=0−1β,
并令它们张成的线性空间为
L={α1p1+α2p2+α3p3∣α1,α2,α3∈R}.
回答下列问题:
-
说明实参数 β 的取值与 dimL 之间的关系,并给出理由。
-
选取一个使 dimL=2 的 β,并对该 β 求 L 的一组基 {q1,q2}。
-
使用上问所选的 β 和基 {q1,q2},把
L={α1q1+α2q2∣α1,α2∈R}
作为平面上的点集。另定义
r(γ)=γ1−γ1,γ∈R.
将点 r(γ) 与 L 上点 α1q1+α2q2 之间的欧氏距离写成 α1,α2,γ 的函数
f:R3→R.
-
对每个固定的 γ∈R,设
(α1∗(γ),α2∗(γ))
是最小化
α1,α2∈Rminf(α1,α2,γ)
的一组解。定义
r^(γ)=α1∗(γ)q1+α2∗(γ)q2,
求每个 γ 对应的 r^(γ)。
-
求使 r^(γ) 成为矩阵
10−1121010
的特征向量的 γ,并求此时 r^(γ) 对应的特征值。
Kai
(1)
p1=110,p2=10−1,p3=0−1β
とし, L=span{p1,p2,p3} とおく.
列ベクトルに p1,p2,p3 を並べた行列
M=11010−10−1β
を考えると,
detM=11010−10−1β=−(β+1)
である.したがって,
β=−1 ⟹ detM=0 ⟹ dimL=3
となる.一方 β=−1 のとき detM=0 であるから dimL<3 であるが,
p1,p2 は一次独立なので dimL≥2 より,
β=−1 ⟹ dimL=2
である.結論として,
dimL={32(β=−1),(β=−1).
(2)
dimL=2 となる β として β=−1 を選ぶ.このとき
p3=0−1−1=−p1+p2
が成り立つので, L=span{p1,p2} である.よって基底として
q1=p1=110,q2=p2=10−1
をとればよい.
(3)
(2) の選択( β=−1 )および基底 {q1,q2} により,
L={α1q1+α2q2∣α1,α2∈R}
と表せる.
(4)
r(γ)=γ1−γ1(γ∈R)
とし, L 上の点
α1q1+α2q2=α1110+α210−1=α1+α2α1−α2
を考える.この2点のユークリッド距離を
f(α1,α2,γ)=∥r(γ)−(α1q1+α2q2)∥
とおくと,
r(γ)−(α1q1+α2q2)=γ−(α1+α2)(1−γ)−α11−(−α2)=γ−α1−α21−γ−α11+α2
より,
f(α1,α2,γ)=(γ−α1−α2)2+(1−γ−α1)2+(1+α2)2
である.
任意の γ に対して f を最小化する (α1,α2) を求めるため,
平方
F(α1,α2,γ)=f(α1,α2,γ)2
を最小化する.
F=(γ−α1−α2)2+(1−γ−α1)2+(1+α2)2
とおくと,
∂α1∂F=0,∂α2∂F=0
より
2α1+α2=1,α1+2α2=γ−1
を得る.これを解くと
α1∗(γ)=1−3γ,α2∗(γ)=32γ−1
である.したがって,
r^(γ)=α1∗(γ)q1+α2∗(γ)q2=γ/31−γ/31−2γ/3
となる.
(5)
A=10−1121010
とする. r^(γ) が A の固有ベクトルであるとは,ある λ∈R
が存在して
Ar^(γ)=λr^(γ)
が成り立つことである.
r^(γ)=γ/31−γ/31−2γ/3
を用いると,
Ar^(γ)=13−4γ/31−2γ/3
となる.よって第1成分から
1=λ⋅3γ⟹λ=γ3
を得る.なお, γ=0 のときは第1成分が 1=0 となって不可能であるから,ここで γ で割ってよい.これを第2成分に代入すると
3−34γ=λ(1−3γ)=γ3(1−3γ)=γ3−1
より
γ=23
が得られる.したがって
λ=γ3=2
である.第3成分についても 1−2γ/3=λ(1−2γ/3) が
γ=3/2,λ=2 のとき成り立つ.結論として,
γ=23 のとき r^(γ) は固有ベクトルであり,固有値は 2
となる.