跳到主要内容

東京大学 新領域創成科学研究科 人間環境学専攻 2019年8月実施 概率统计

Author

思齐塾, 祭音Myyura

Description

図1に示す地面上一列に並んだ5つのホールとこれらのホール間で遷移している1個の球がある。左から各ホールに1,2,3,4,5と付番する。球がホール ii ( i=2,3,4i = 2,3,4 ) にあるとき、1回の試行でホール i1,i,i+1i-1, i, i+1 に遷移する確率はそれぞれ p,r,qp, r, q ( p>0,q>0,r0,p+q+r=1p > 0, q > 0, r \geq 0, p + q + r = 1 )である。ただし、ホール1またはホール5に達すると、遷移確率=1でその位置にとどまるとする。以下の4つの設問全てに解答せよ。

図1 一列に並んだホールとホール間で遷移する球(球がホール3にある場合)

(1) はじめにホール2にあった球が3回の試行の後、ホール5にある確率を求めよ。また、はじめにホール3にあった球が3回の試行の後、ホール1にある確率を求めよ。ただし、 p=q=r=1/3p=q=r=1/3 とする。

(2) はじめに球を配置するホールの番号を確率変数 X{1,2,3,4,5}X \in \{1, 2, 3, 4, 5\} とする。図2に示す累積分布関数 F(x)=P(Xx)F(x) = P(X \leq x) に従って1つのホールを選ぶ、設問(1)と同じ遷移確率を持つ球を選んだホールに配置し、3回の試行の後、球がホール5にあるとするとき、はじめに球を配置したホールの番号は2,3,4である確率をそれぞれ求めよ。

図2 はじめに球を配置するホールの番号の累積分布関数

(3) nn 回試行後に球が位置するホールの番号を確率変数 XnX_n とする。球が各ホールにある確率を P(Xn=in)P(X_n = i_n) ( in=1,2,3,4,5i_n = 1, 2, 3, 4, 5 )とする。また、ホール間の球の遷移確率は nn に無関係であることと、 nn 回試行の後の球の位置は n1n-1 回の試行の前の経過に無関係であることから、定常推移確率行列は下式で表せる。

Pin1,in=P(Xn=inXn1=in1)=P(Xn=inXn1=in1,...,X1=i1,X0=i0)=P(Xn=inXn1=in1)P_{i_{n-1}, i_n} = P(X_n = i_n | X_{n-1} = i_{n-1}) = P(X_n = i_n | X_{n-1} = i_{n-1}, ..., X_1 = i_1, X_0 = i_0) = P(X_n = i_n | X_{n-1} = i_{n-1})

はじめにホール ii ( i=1,2,3,4,5i = 1, 2, 3, 4, 5 )に配置された球がホール1に達する確率を did_i とするとき、

下式に示す関係を満足することを示せ。

di=j=15Pijdjd_i = \sum_{j=1}^{5} P_{ij} d_j

(4) 設問(3)の結果を利用して。はじめにホール4に配置した球がホール1に達する確率を求めよ。ただし、 p=q=1/2,r=0p = q = 1/2, r = 0 とする。

题目描述

地面上有 5 个排成一列的洞,从左到右编号为 1,2,3,4,51,2,3,4,5,一颗球在这些洞之间作离散时间随机移动。球位于内部洞 iii=2,3,4i=2,3,4)时,一次试验后分别移动到 i1,i,i+1i-1,i,i+1 的概率为 p,r,qp,r,q,其中

p>0,q>0,r0,p+q+r=1.p>0,\qquad q>0,\qquad r\geq0,\qquad p+q+r=1.

球一旦到达洞 11 或洞 55,之后均以概率 11 留在原处,因此两端为吸收状态。原题图 1 仅示意五个洞的线性排列及球位于洞 3 时的三种转移;图像本身未包含在当前文件中,以上文字已给出其全部可确定含义。

  1. p=q=r=1/3p=q=r=1/3。分别求:球初始位于洞 2,三次试验后位于洞 5 的概率;球初始位于洞 3,三次试验后位于洞 1 的概率。

  2. 用随机变量 X{1,2,3,4,5}X\in\{1,2,3,4,5\} 表示球的初始洞号,并按原题图 2 所示的累积分布函数 F(x)=P(Xx)F(x)=P(X\leq x) 选择初始洞;随后采用与第 1 问相同的转移概率。已知三次试验后球位于洞 5,分别求初始洞号为 2,3,42,3,4 的条件概率。当前文件缺少图 2;Kai 可唯一恢复的图中概率质量为

    P(X=1)=P(X=2)=P(X=3)=P(X=4)=16,P(X=5)=13,P(X=1)=P(X=2)=P(X=3)=P(X=4)=\frac16,\qquad P(X=5)=\frac13,

    FF 在整数 1,2,3,4,51,2,3,4,5 处依次累计到 1/6,1/3,1/2,2/3,11/6,1/3,1/2,2/3,1

  3. XnX_n 为第 nn 次试验后球所在洞号,各洞的概率写作 P(Xn=in)P(X_n=i_n)in=1,,5i_n=1,\ldots,5)。转移概率与 nn 无关,且过程具有马尔可夫性:

    Pin1,in=P(Xn=inXn1=in1)=P(Xn=inXn1=in1,,X1=i1,X0=i0).\begin{aligned} P_{i_{n-1},i_n} &=P(X_n=i_n\mid X_{n-1}=i_{n-1})\\ &=P(X_n=i_n\mid X_{n-1}=i_{n-1},\ldots,X_1=i_1,X_0=i_0). \end{aligned}

    若球初始位于洞 ii 时最终到达洞 1 的概率为 did_i,证明

    di=j=15Pijdj.d_i=\sum_{j=1}^5P_{ij}d_j.
  4. 利用第 3 问,取 p=q=1/2, r=0p=q=1/2,\ r=0,求球初始位于洞 4 时最终到达洞 1 的概率。

Kai

(1) p=q=r=1/3p=q=r=1/3 とする。ホール2から3回後にホール5へ到達するには

23452\to3\to4\to5

という経路しかないので、

P(X3=5X0=2)=(13)3=127.P(X_3=5\mid X_0=2)=\left(\frac13\right)^3=\frac1{27}.

ホール3から3回後にホール1にいる経路は

3211,3221,33213\to2\to1\to1,\qquad 3\to2\to2\to1,\qquad 3\to3\to2\to1

である。したがって、

P(X3=1X0=3)=13131+(13)3+(13)3=527.P(X_3=1\mid X_0=3) =\frac13\frac13\cdot1 +\left(\frac13\right)^3 +\left(\frac13\right)^3 =\frac5{27}.

(2) F(x)のグラフより、 P(X=1) = 1/6 P(X=2) = 1/3 - 1/6 = 1/6 P(X=3) = 1/2 - 1/3 = 1/6 P(X=4) = 2/3 - 1/2 = 1/6 P(X=5) = 1 - 2/3 = 1/3

3回後にホール5にいる条件付き確率は、各初期位置について

P(X3=5X0=i)=(0,127,527,1427,1)i.P(X_3=5\mid X_0=i) =\left(0,\frac1{27},\frac5{27},\frac{14}{27},1\right)_i.

図2から読み取った上記の事前確率を用いると、

P(X3=5)=16(127+527+1427)+13=3781.P(X_3=5) =\frac16\left(\frac1{27}+\frac5{27}+\frac{14}{27}\right)+\frac13 =\frac{37}{81}.

よって Bayes の定理から、

P(X0=2X3=5)=(1/6)(1/27)37/81=174,P(X0=3X3=5)=(1/6)(5/27)37/81=574,P(X0=4X3=5)=(1/6)(14/27)37/81=737.\begin{aligned} P(X_0=2\mid X_3=5)&=\frac{(1/6)(1/27)}{37/81}=\frac1{74},\\ P(X_0=3\mid X_3=5)&=\frac{(1/6)(5/27)}{37/81}=\frac5{74},\\ P(X_0=4\mid X_3=5)&=\frac{(1/6)(14/27)}{37/81}=\frac7{37}. \end{aligned}

なお、Markdown の問題文には図2そのものが含まれていないため、ここでは元の解答が図から読み取った事前確率を用いた。

(3) 初期位置が ii のとき最終的にホール1へ到達する事象を DD とする。最初の1回の遷移後の位置について全確率の公式を用いると、

di=P(DX0=i)=j=15P(X1=jX0=i)P(DX1=j,X0=i).d_i=P(D\mid X_0=i) =\sum_{j=1}^5P(X_1=j\mid X_0=i) P(D\mid X_1=j,X_0=i).

Markov 性と推移確率の定常性により

P(DX1=j,X0=i)=P(DX1=j)=djP(D\mid X_1=j,X_0=i)=P(D\mid X_1=j)=d_j

なので、

di=j=15Pijdj.\boxed{d_i=\sum_{j=1}^5P_{ij}d_j}.

(4) p=q=1/2, r=0p=q=1/2,\ r=0 のとき、

d1=1,d5=0,di=12di1+12di+1(i=2,3,4).d_1=1,\qquad d_5=0,\qquad d_i=\frac12d_{i-1}+\frac12d_{i+1}\quad(i=2,3,4).

内点で二階差分が0なので did_iii の一次関数である。境界条件を満たす解は

di=5i4d_i=\frac{5-i}{4}

であり、したがって、

d4=14.\boxed{d_4=\frac14}.