東京大学 新領域創成科学研究科 人間環境学専攻 2017年8月実施 向量解析
Author
思齐塾, 祭音Myyura
Description
図1に示されるように直交座標系x, y, zを考え、正規直交基底ベクトル ex , ey , ez を定義する。3次元空間にベクトル場
a=26z2ex+26x2ey+46y2ez
を与え、点Pの座標を(1,0,0), 点Qの座標を(0,2,0), 点Rの座標を(0,0,2)とする。三角形PQR( x≥0 , y≥0 , z≥0 )を平面x+y=1で切断し、直線QRと平面x+y=1の交点をTとする。このとき、切り取られた三角形をAとし(図1の斜線部分), dSを三角形Aの面積要素とする。以下の4つの設問全てに解答せよ。
(1) 三角形Aの単位法線ベクトル n=nxex+nyey+nzez の成分 nx , ny , nz を求めよ。また、三角形Aの面積を求めよ。
(2) 点Pから点Tへの直線経路を C1 , 点Tから点Rへの直線経路を C2 , 点Rから点Pへの直線経路を C3 とする。閉直線の経路を C=C1∪C2∪C3 とし、閉直線上にある点の位置ベクトルを r とするとき、線積分 ∮Ca⋅dr を求めよ。
(3) 三角形A上の面積分 ∬A(∇×a)⋅ndS を求めよ。
(4) 3次元空間にベクトル場
b=−126y3ex−66z3ey−66x3ez
を与える。 ∬A(∇2b)⋅ndS を求めよ。
题目描述
在三维直角坐标系 x,y,z 中,取标准正交基 ex,ey,ez,并给定向量场
a=26z2ex+26x2ey+46y2ez.
设 P=(1,0,0)、Q=(0,2,0)、R=(0,0,2)。在第一卦限部分(x,y,z≥0)考虑三角形 PQR,用平面 x+y=1 截取它;令直线 QR 与该平面的交点为 T,截得的阴影三角形记为 A,其面积元为 dS。原题引用的图 1 未包含在当前文件中;由后续指定的边界 P→T→R→P 可唯一确定 A=△PTR,但若图中另有法向箭头,其方向信息现已缺失。
-
求三角形 A 的单位法向量
n=nxex+nyey+nzez
的三个分量 nx,ny,nz,并求 A 的面积。
-
令 C1,C2,C3 依次为从 P 到 T、从 T 到 R、从 R 回到 P 的直线段,并令闭合路径
C=C1∪C2∪C3.
若闭合路径上点的位置向量为 r,求线积分
∮Ca⋅dr.
-
求曲面(平面三角形)积分
∬A(∇×a)⋅ndS.
-
再给定向量场
b=−126y3ex−66z3ey−66x3ez.
求
∬A(∇2b)⋅ndS.
Kai
三角形 PQR の平面は
である。直線 QR 上では x=0, y+z=2 なので、平面 x+y=1 との交点は
T=(0,1,1)
である。設問 (2) の閉曲線が P→T→R→P と指定されていることから、以下では A=△PTR とする。
(1)
PT=(−1,1,1),PR=(−1,0,2),
したがって
PT×PR=(2,1,1),PT×PR=6.
周回 P→T→R→P と右ねじの向きで整合する単位法線を選ぶと
n=61(2,1,1),nx=62, ny=nz=61.
また
Area(A)=26.
図中に逆向きの法線が指定されていた場合は −n も単位法線であり、面積分の符号は反転する。ただし、上の向きが設問 (2) の周回と整合する。
(2)
各線分を 0≤t≤1 で
C1:(1−t,t,t),C2:(0,1−t,1+t),C3:(t,0,2−2t)
と表す。直接代入すると
∫C1a⋅dr=126,∫C2a⋅dr=126,∫C3a⋅dr=326.
よって
∮Ca⋅dr=656.
(3)
∇×a=6(2y,z,x).
したがって、問 (1) の法線に対して
(∇×a)⋅n=x+y+z.
これは一次関数なので、三角形上の平均値は重心での値に等しい。三角形 PTR の重心は
3P+T+R=(31,31,1)
であり、そこで x+y+z=5/3 である。ゆえに
∬A(∇×a)⋅ndS=3526=656.
これはストークスの定理により問 (2) とも一致する。
(4)
ベクトルのラプラシアンを成分ごとに計算すると
∇2b=(−26y,−6z,−6x)=−(∇×a).
したがって
∬A(∇2b)⋅ndS=−656.
逆向きの法線を採用すれば、(3)、(4) の面積分はともに符号が反転する。