東京大学 新領域創成科学研究科 複雑理工学専攻 2025年8月実施 専門基礎科目 1 微分積分
Author
犬 (finalized by 祭音Myyura with assistance from GPT 6 Astra)
Description
以下の問に答えよ。e は自然対数の底である。問1、問3、問4は導出を省略して答えのみ示せ。問2、問5は答えに加えて導出の過程も示せ。
(1) f(x)=excosx の四次の導関数を求めよ。
(2) f(x)=excosx を x=0 のまわりで四次の項までテイラー展開せよ。
(3) x→0limtanxexcosx−1 を求めよ。
f(x)=x−sinx とする。実数 x≥0 に対して f(x)≥0 であることを証明せよ。
実関数 f(t) が満たす微分方程式
dt2d2f+dtdf+sint=0
の一般解を求めよ。また、初期値 f(0)=2,f′(0)=0 に対する特解を求めよ。
実関数 f(x,y)=exp(−(x2+y2)/2) を定義する。exp(t)=et である。
(1) x=rcosθ,y=rsinθ (r≥0, 0≤θ<2π) で定義される変数変換のヤコビ行列とその行列式を求めよ。
(2) ∫−∞∞∫−∞∞f(x,y)dxdy を求めよ。
自然数 N に対して
TN+=j=1∑NN2jloge(1+Nj),TN−=j=1∑NN2j−1loge(1+Nj−1)
と定義する。
(1) limN→∞(TN+−TN−)=0 を証明せよ。
(2) 任意の自然数 N に対して TN−<∫01f(x)dx<TN+ となる実関数 f を考えることで、limN→∞TN+ を求めよ。導出の過程も示せ。
题目描述
e 为自然对数的底。问1、问3、问4只写答案;问2、问5还須写出推导。
问1 (1) 求 f(x)=excosx 的四阶导数;(2) 将该函数在 x=0 处展开至四次项;(3) 求 limx→0(excosx−1)/tanx。
问2 设 f(x)=x−sinx,证明对所有实数 x≥0,都有 f(x)≥0。
问3 求 f′′(t)+f′(t)+sint=0 的一般解,以及满足 f(0)=2,f′(0)=0 的特解。
问4 设 f(x,y)=exp(−(x2+y2)/2),exp(t)=et。(1) 求变换 x=rcosθ,y=rsinθ(r≥0,0≤θ<2π)的 Jacobian 矩阵和行列式;(2) 求 ∫−∞∞∫−∞∞f(x,y)dxdy。
问5 对自然数 N 定义
TN+=j=1∑NN2jloge(1+Nj),TN−=j=1∑NN2j−1loge(1+Nj−1).
(1) 证明 TN+−TN−→0;(2) 选取对任意 N 都满足 TN−<∫01f(x)dx<TN+ 的实函数 f,由此求出 limN→∞TN+ 并写出推导。
Kai
(1)f(4)(x)=−4excosx.
(2)excosx=1+x−3x3−6x4+O(x5),(3)1.
f′(x)=1−cosx≥0 より、f は単調非減少である。したがって x≥0 なら f(x)≥f(0)=0。
一般解は
f(t)=C1+C2e−t+21(sint+cost),C1,C2∈R.
指定された初期値に対する特解は
f(t)=1+21e−t+21(sint+cost).
(1)J=∂(r,θ)∂(x,y)=(cosθsinθ−rsinθrcosθ),detJ=r.
(2)2π.
(1) h(x)=xlog(1+x) とおくと、和の差が望遠和となるため
TN+−TN−=N1j=1∑N[h(Nj)−h(Nj−1)]=Nh(1)−h(0)=Nlog2⟶0.
(2) h は [0,1] 上連続であり、x>0 では
h′(x)=log(1+x)+1+xx>0.
各小区間の左端・右端の値で積分を評価すれば TN−<∫01h(x)dx<TN+ となる。(1) より
N→∞limTN+=∫01xlog(1+x)dx=21log2−21∫011+xx2dx=21log2−21[2x2−x+log(1+x)]01=41.