東京大学 新領域創成科学研究科 複雑理工学専攻 2021年8月実施 専門基礎科目 3.1 解析学
Author
犬 (finalized by 祭音Myyura with assistance from GPT 6 Astra)
Description
t,ω を実数とし、実関数 f(t) のフーリエ変換と逆フーリエ変換を
F(ω)=F[f(t)]=∫−∞∞f(t)e−iωtdt,F−1[F(ω)]=2π1∫−∞∞F(ω)eiωtdω
と定義する。e は自然対数の底、i は虚数単位である。a>0 として、
g(t)={e−at,0,t≥0,t<0
と定義する。問1・問2は導出を省略し、答えのみ示せ。問3・問4は導出の過程も示せ。
g(t) のフーリエ変換 G(ω) を求めよ。
h(t)=∫−∞∞g(t+s)g(s)ds と定義する。h(t) のフーリエ変換 H(ω) を、G(ω) とその複素共役 G(ω) を用いて表せ。
複素数 z に対し、図1の経路 C=C1+C2 に沿う周回積分
∮Cz2+a2eiztdz(t≥0)(1)
を考える。C1 は −R から R への線分、C2 は原点中心、半径 R の上半円を R から −R へたどる経路で、R>a とする。Rez,Imz は実部と虚部を表す。

(i) 式 (1) の被積分関数の Imz>0 における極と、その留数を求めよ。
(ii) 留数定理を用いて
∫−∞∞ω2+a2eiωtdω
を求めよ。R→∞ で C2 に沿う積分の寄与がなくなることを用いてよい。
問2の H(ω) の逆フーリエ変換を求め、t の関数としてその概形を描け。
题目描述
定义傅里叶变换及逆变换:
F(ω)=∫−∞∞f(t)e−iωtdt,f(t)=2π1∫−∞∞F(ω)eiωtdω.
t,ω 为实数,e 为自然对数的底,i 为虚数单位。对 a>0,设 g(t)=e−at(t≥0),g(t)=0(t<0)。第1、2问只写答案,第3、4问须写推导。
- 求 g 的傅里叶变换 G。
- 定义 h(t)=∫−∞∞g(t+s)g(s)ds。用 G 及其复共轭表示 h 的傅里叶变换 H。
- 对 t≥0 考虑
∮Cz2+a2eiztdz.
围道 C 先沿实轴从 −R 到 R,再沿上半圆返回 −R,其中 R>a。
- 求上半平面的极点和留数。
- 用留数定理求 ∫−∞∞eiωt/(ω2+a2)dω。可用上半圆弧积分在 R→∞ 时趋于零的事实。
- 求 H 的逆傅里叶变换,并画出其关于 t 的函数图形。
Kai
問1・問2
G(ω)=a+iω1,H(ω)=G(ω)G(ω)=a2+ω21.
(i) 上半平面内の極は単純極 z=ia のみであり、
Resz=ia(z−ia)(z+ia)eizt=2iae−at.
(ii) 留数定理より ∮Ceizt/(z2+a2)dz=πe−at/a。上半円弧の寄与は R→∞ で消えるので、
∫−∞∞ω2+a2eiωtdω=aπe−at(t≥0).
H は実数値の偶関数なので逆変換も実数値の偶関数である。問3の結果から、
F−1[H](t)=2a1e−a∣t∣.
t=0 で最大値 1/(2a) をとり、左右対称に減少して 0 に近づく。
