東京大学 新領域創成科学研究科 複雑理工学専攻 2021年8月実施 専門基礎科目 2.1 線形代数
Author
之遥, 祭音Myyura
Description
以下の問に答えよ。
実正方行列 A を
A=(α1−αβ1−β)
とする。ただし 0<α<1,0<β<1 とする。このとき, 以下の問に答えよ。導出の過程を省略し, 答えのみを示せ。
(1) 行列 A の固有値 λ1,λ2 を求めよ。ただし, λ1<λ2 とする。
(2) 行列 A の固有ベクトル x1,x2 を求めよ。ただし, 固有値 λ1,λ2 に対応する固有ベクトルをそれぞれ x1,x2 とする。
(3) 正の整数 n に対して, limn→∞An を求めよ。
n×n実対称行列 B の固有値を μ1,μ2,…,μn(μ1<μ2<⋯<μn) とし, 対応する固有ベクトルをそれぞれ v1,v2,…,vn とする。このとき, 以下の問に答えよ。
(1) x=0 の制約のもとでの xTxxTBx の最小値を求めよ。答えに加えて, 導出の過程を示せ。
(2) x=0,xTvi=0(i=1,2,…,m,1≤m<n) の制約のもとでの xTxxTBx の最小値を求めよ。導出の過程を省略し, 答えのみ示せ。
ただし, n,m は正の整数, xは n 次元実ベクトル, T は転置とする。
実正方行列 C を
C=c11c21c31c12c22c32c13c23c33
とする。行列 C の固有値を γ1,γ2,γ3 (γ1<γ2<γ3) とする。このとき, 以下の問に答えよ。
(1) 以下を γ1,γ2,γ3 を用いて示せ。導出の過程を省略し, 答えのみ示せ。
1≤i<j≤3∑(ciicjj−cijcji)
(2) 以下が成立することを示せ。ただし, e は自然対数の底, k!=k⋅(k−1)⋯2⋅1 は k の階乗, det は行列式とする。導出の過程を示せ。
det(k=0∑∞k!1Ck)=eγ1+γ2+γ3
题目描述
回答以下三组问题。
- 给定
A=(α1−αβ1−β),0<α,β<1.
本组省略推导、只写答案:
- 求按 λ1<λ2 排列的两个特征值;
- 求分别对应 λ1,λ2 的特征向量 x1,x2;
- 对正整数 n,求 limn→∞An。
- 设 B 为 n×n 实对称矩阵,特征值、对应特征向量为
μ1<μ2<⋯<μn,v1,…,vn.
- 在 x=0 下求 Rayleigh 商
xTxxTBx
2. 再加约束
xTvi=0(i=1,…,m, 1≤m<n),
3. 给定实矩阵
C=(cij)1≤i,j≤3
及互异实特征值 γ1<γ2<γ3:
- 只写答案,用 γ1,γ2,γ3 表示
1≤i<j≤3∑(ciicjj−cijcji);
- 给出推导,证明
det(k=0∑∞k!1Ck)=eγ1+γ2+γ3.
Kai
(1) λ1=α−β,λ2=1。
(2) 例えば
x1=(1−1),x2=(β1−α).
(3)
n→∞limAn=1−α+β1(β1−αβ1−α).
(1) 固有ベクトルを正規化して正規直交基底 u1,…,un とし、x=∑idiui とおく。すると
xTxxTBx=∑idi2∑iμidi2≥μ1.
x=u1 で等号が成立するので最小値は μ1。
(2) μm+1。
(1)
γ1γ2+γ2γ3+γ3γ1.
(2) 固有値は相異なるから、可逆行列 P を用いて C=PDP−1、D=diag(γ1,γ2,γ3) と書ける。行列指数級数は絶対収束するので、
k=0∑∞k!Ck=Pdiag(eγ1,eγ2,eγ3)P−1.
両辺の行列式をとり、
det(k=0∑∞k!Ck)=eγ1+γ2+γ3.