東京大学 新領域創成科学研究科 複雑理工学専攻 2021年度 サンプル問題 2
Author
犬 (finalized by 祭音Myyura with assistance from GPT 6 Astra)
Description
以下の問に答えよ。定数、変数、関数はすべて実数とする。
xy 平面上の直線 ℓ:y=ax+b を考える。
(i) 点 (0,q) と ℓ との距離が 2/a2+1 であった。このときの q を求めよ。
(ii) ℓ を3点 (1,0),(0,−1),(2,p) に対する最小二乗法による近似直線とする。a,b を p を用いて表せ。
(iii) (ii) の近似直線が p によらず通過する点を求めよ。
以下の逆行列を持つ行列 A と、直交座標空間上のベクトル a,x を考える。
A=130012101,A−1=711−3621−2−131,a=111,x=x1x2x3.
aTx=1 を満たす点全体の集合を平面 S とする。T は転置を表す。
(i) 線形写像 f(x)=Ax による S の像を S′={x′=Ax:x∈S} とする。S′ を bTx′=1 と記述するとき、b=(b1,b2,b3)T を求めよ。
(ii) 原点から S′ への垂線の足の座標を求めよ。
(iii) c>0 とし、楕円体 T={x:xTATAx=c} が S に接するときの c を求めよ。
f(y)=1−y2/4 とする。
(i) 1/f(y)=A/(1+y/2)+B/(1−y/2)(y=±2)と部分分数分解したときの A,B を求めよ。
(ii) 微分方程式 dy/dx=f(y) の一般解を求めよ。任意定数として C を用いること。
题目描述
以下常数、变量、函数均为实数。
- 考虑平面直线 ℓ:y=ax+b。
- 点 (0,q) 到直线的距离为 2/a2+1,求 q。
- 直线是三点 (1,0),(0,−1),(2,p) 的最小二乘拟合直线,用 p 表示 a,b。
- 求该拟合直线无论 p 取何值都经过的点。
- 给定
A=130012101,A−1=711−3621−2−131,a=(1,1,1)T,x=(x1,x2,x3)T.
设平面 S={x:aTx=1},T 表示转置。
- 求 S 在线性映射 x′=Ax 下的像 S′ 的方程 bTx′=1 中的 b。
- 求原点到 S′ 的垂足。
- 对 c>0,求椭球面 xTATAx=c 与 S 相切时的 c。
- 令 f(y)=1−y2/4。
- 求分解 1/f(y)=A/(1+y/2)+B/(1−y/2)(y=±2)的系数。
- 解 dy/dx=f(y),用 C 表示任意常数。
Kai
(i) ∣b−q∣/a2+1=2/a2+1 より q=b±2。
(ii) 残差平方和 E=(a+b)2+(b+1)2+(2a+b−p)2 の停留条件は
5a+3b=2p,3a+3b=p−1.
よって a=(p+1)/2, b=−(p+5)/6。係数行列は正定値なのでこれが最小値を与える。
(iii) 6y=p(3x−1)+3x−5 より、(x,y)=(1/3,−2/3)。
(i) aTA−1x′=1 であるから、
b=(A−1)Ta=71(4,1,3)T.
(ii) 垂線の足は b/∥b∥2 なので、
(1314,267,2621).
(iii) 可逆変換 x′=Ax により、T は球面 ∥x′∥2=c、S は S′ に移る。接する条件は半径が原点から S′ までの距離に等しいことである。したがって
c=∥b∥21=2649.
(i) 係数比較により A=B=1/2。
(ii) 変数分離すると log∣(2+y)/(2−y)∣=x+定数。よって
y(x)=Cex+12(Cex−1)(C∈R),y(x)≡2.
分母が 0 にならない区間で考える。C=0 は定数解 y≡−2 を含む。