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東京大学 新領域創成科学研究科 複雑理工学専攻 2018年8月実施 専門基礎科目 第4問

Author

Miyake

Description

以上の整数とする。確率変数 について, 事象 の確率が

で与えられている。また, を互いに独立で 同じ分布に従う確率変数とする。  のうちの最小値を とする。以下の問に答えよ。

(問1) とする。 に対して求めよ。

(問2) とする。確率変数 の期待値と分散を求めよ。

(問3) 以上の整数とする。 に対して求めよ。

(問4) 以上の整数とする。 の期待値を求めよ。

Kai

(問1)

であるから、

(問2)

(問3)

まず、

であり、また、 に対しては、

である。この式は のときも成り立つ。

(問4)

まず、

であり、また、 に対しては、

である。

よって、求める期待値は、次のようになる:

ここで、

とおいた。

であるから、

を得る。