東京大学 新領域創成科学研究科 複雑理工学専攻 2010年8月実施 専門基礎科目 第1問
Author
犬 (finalized by 祭音Myyura with assistance from GPT 6 Astra)
Description
実関数 f(x,y) を
f(x,y)=exp(−2(1−R2)x2+y2−2Rxy)
で定義する。ここで exp(t)=et、e は自然対数の底である。以下に答えよ。
R=0 とする。
(1) x=rcosθ,y=rsinθ(0≤r<∞,0≤θ<2π)と変数変換する際のヤコビアンを求めよ。
(2) (1) を用いて ∫−∞∞∫−∞∞f(x,y)dxdy を求めよ。
(3) (2) を用いて、a>0 に対し ∫−∞∞e−ax2dx=π/a を示せ。
−1<R<1 とし、g(x)=∫−∞∞f(x,y)dy とする。
(1) g(x) を求めよ。また、任意の x0 に対して ∫−∞∞xg(x−x0)dx を求めよ。
(2) ∫−∞∞x2g(x)dx および ∫−∞∞x4g(x)dx を求めよ。
−1<R<1 とするとき、∫0∞∫0∞yf(x,y)dxdy を求めよ。
問2、問3では、必要なら問1(3) の結果を用いてよい。
题目描述
定义 f(x,y)=exp[−(x2+y2−2Rxy)/{2(1−R2)}],其中 e 为自然对数的底。
问1 令 R=0。(1)用 x=rcosθ,y=rsinθ、0≤r<∞,0≤θ<2π 换元,求雅可比行列式。(2)利用该变换计算 ∫−∞∞∫−∞∞f(x,y)dxdy。(3)利用(2)证明对 a>0 有 ∫−∞∞e−ax2dx=π/a。
问2 令 −1<R<1,g(x)=∫−∞∞f(x,y)dy。(1)求 g(x),并对任意 x0 求 ∫−∞∞xg(x−x0)dx。(2)求 ∫−∞∞x2g(x)dx 和 ∫−∞∞x4g(x)dx。
问3 对 −1<R<1,求 ∫0∞∫0∞yf(x,y)dxdy。
问2、问3允许使用问1(3)的结果。
Kai
(1)
∂(r,θ)∂(x,y)=det(cosθsinθ−rsinθrcosθ)=r.
(2) 極座標により ∫02πdθ∫0∞re−r2/2dr=2π。
(3) I=∫−∞∞e−ax2dx>0 とおく。u=2ax, v=2ay と変数変換し、(2) を用いると
I2=2a1∫−∞∞∫−∞∞e−(u2+v2)/2dudv=2a2π=aπ.
よって I=π/a。
(1) x2+y2−2Rxy=(y−Rx)2+(1−R2)x2 と平方完成すると、
g(x)=Ce−x2/2,C=2π(1−R2).
u=x−x0 とおき、奇関数の積分が零であることを使うと
∫−∞∞xg(x−x0)dx=C∫−∞∞(u+x0)e−u2/2du=2πx01−R2.
(2) Jn=∫−∞∞xne−x2/2dx とおくと、部分積分より Jn=(n−1)Jn−2(n≥2 は偶数)、J0=2π。従って
∫−∞∞x2g(x)dx=2π1−R2,∫−∞∞x4g(x)dx=6π1−R2.
求める積分を I とする。f(x,y)=f(y,x) より ∫0∞∫0∞xfdxdy=I。また fx=(Ry−x)f/(1−R2) だから
∫0∞∫0∞fxdxdy=1−R2R−1I=−1+RI.
一方、x について積分すれば左辺は
−∫0∞f(0,y)dy=−∫0∞e−y2/[2(1−R2)]dy=−212π(1−R2).
従って I=21+R2π(1−R2)。