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東京大学 工学系研究科 都市工学専攻 2024年8月実施 B-2 水理学

Author

祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)

Description

問題1

次の用語を説明せよ。

  1. 限界勾配
  2. キャビテーション
  3. ピエゾ水頭
  4. 粘性係数
  5. 限界 Reynolds 数

問題2

Venturi 管が何を算出するために用いられるか説明し、構造を図示せよ。また、その算出原理を表す式を示せ。

       断面積 A1                    断面積 A2(絞り部)
────────────\ /────────
p1, v1 \____________/ p2, v2 流れ →
│ │
└──── 圧力差 Δp = p1-p2 ──────┘

問題3

開き角 θ\theta の三角堰で、水位を HH、自由表面から下向きに測った水深を zz、流出係数を cc とする。

       自由表面
─────────────
\← 幅 b →/ 深さ z、厚さ dz
\─────/
\ /
\ / 開き角 θ
V
全水深 H
  1. 水深 zz、厚さ dzdz の微小矩形断面からの流量 dQdQ を求めよ。
  2. 堰全体の流量 QQHH の式で表せ。

Kai

問題1

  1. 限界勾配は、等流水深と限界水深が一致する水路床勾配である。
  2. キャビテーションは、局所圧力が飽和蒸気圧以下となって気泡が生じ、下流で崩壊する現象である。
  3. ピエゾ水頭は位置水頭と圧力水頭の和 z+p/(ρg)z+p/(\rho g) である。
  4. 粘性係数 μ\mu は流体のせん断変形への抵抗を表し、Newton 流体では τ=μdu/dy\tau=\mu\,du/dy である。
  5. 限界 Reynolds 数は層流から乱流へ遷移する境界の Reynolds 数である。

問題2

Venturi 管は絞り部の圧力低下から流量を求める装置である。水平な非圧縮流では、連続式と Bernoulli の式より

Q=A1v1=A2v2,p1ρ+v122=p2ρ+v222.Q=A_1v_1=A_2v_2, \qquad \frac{p_1}{\rho}+\frac{v_1^2}{2} =\frac{p_2}{\rho}+\frac{v_2^2}{2}.

したがって、流出係数を CdC_d とすると

Q=CdA1A2A12A222(p1p2)ρ.\boxed{ Q=C_d\frac{A_1A_2}{\sqrt{A_1^2-A_2^2}} \sqrt{\frac{2(p_1-p_2)}{\rho}} }.

問題3

(1)

水深 zz での堰幅は

b=2(Hz)tanθ2.b=2(H-z)\tan\frac\theta2.

流速 v=2gzv=\sqrt{2gz} より

dQ=2c(Hz)2gztanθ2dz.\boxed{dQ=2c(H-z)\sqrt{2gz}\tan\frac\theta2\,dz}.

(2)

Q=2c2gtanθ20H(Hz)z1/2dz=8c2g15H5/2tanθ2.\begin{aligned} Q &=2c\sqrt{2g}\tan\frac\theta2 \int_0^H(H-z)z^{1/2}\,dz\\ &=\boxed{\frac{8c\sqrt{2g}}{15}H^{5/2}\tan\frac\theta2}. \end{aligned}

Reference