跳到主要内容

東京大学 工学系研究科 都市工学専攻 2024年8月実施 B-12 都市解析 問題1

Author

祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)

Description

(題意の要約)商店街の二つのスポット A, B の間を歩く人々を考える。外部との出入りを無視し、各時間ステップで A から B へ移る確率を pABp_{AB}、B から A へ移る確率を pBAp_{BA} とする。これらの確率は時刻によらず、移動しない人は同じスポットに残る。時点 tt の A, B の人数比率を xt:1xtx_t:1-x_t とする。

  1. xtx_txx に収束する場合、x,pAB,pBAx,p_{AB},p_{BA} の関係を示せ。
  2. 初期値 x0x_0 を用いて xtx_t を表せ。
  3. 現実に近づける具体的な改良を一つ挙げ、その理由を含めて3行程度で述べよ。

Kai

(1)

xt+1=xt(1pAB)+(1xt)pBA.x_{t+1}=x_t(1-p_{AB})+(1-x_t)p_{BA}.

極限が存在するなら、漸化式の両辺で極限を取り、

xpAB=(1x)pBA.\boxed{x p_{AB}=(1-x)p_{BA}}.

したがって、pAB+pBA>0p_{AB}+p_{BA}>0 のときは

x=pBApAB+pBA.\boxed{x=\frac{p_{BA}}{p_{AB}+p_{BA}}}.

pAB=pBA=0p_{AB}=p_{BA}=0 のときは xt=x0x_t=x_0 であり、x=x0x=x_0 となる。

(2)

s=pAB+pBA>0s=p_{AB}+p_{BA}>0 とおき、x=pBA/sx_*=p_{BA}/s とすれば、

xt+1x=(1s)(xtx),x_{t+1}-x_*=(1-s)(x_t-x_*),

より

xt=x+(x0x)(1s)t.\boxed{x_t=x_*+(x_0-x_*)(1-s)^t}.

0<s<20<s<2 では 1s<1|1-s|<1 なので xtxx_t\to x_* である。s=2s=2、すなわち pAB=pBA=1p_{AB}=p_{BA}=1 では

xt=12+(x012)(1)tx_t=\frac12+\left(x_0-\frac12\right)(-1)^t

となり、x0=1/2x_0=1/2 の場合に限って収束する。s=0s=0 の場合は xt=x0x_t=x_0 である。

(3)

商店街外を第3の状態として、A・Bとの流入出確率を導入する。実際には来街者の出入りがあり、A・B内の総人数が一定とは限らないためである。

Reference