図 1-1 に示すような両端において単純支持された,高さ の矩形横断面を有する長さ のはり AB が,中央の点 D において長さ ,断面積 の棒 CD にピン結合されている構造を考える.また,棒 CD は点 C において水平な床面とピン結合されている.はり AB は水平方向,棒 CD は鉛直方向を向いている.はり AB は降伏応力 の弾塑性体,棒 CD は線膨張係数 の線形弾性体である.ヤング率,断面二次モーメントは,はり AB と棒 CD で共通で,それぞれ , である.初期状態では,はり AB と棒 CD には応力は加わっていない.はり AB,棒 CD の自重は無視してよい.
いま,棒 CD のみ温度が 上昇した.以下の設問に答えよ.
(1) 点 D において,はり AB と棒 CD 間が互いに及ぼしあっている力を とする.このとき,はり AB の変形は,図 1-2 に示すようにはりの中央に集中荷重 が加わる単純支持はりの変形として考えることができる.点 D におけるはり AB のたわみ を を用いて表せ.
(2) 棒 CD の伸び を を用いて表せ.
(3) を を用いて表せ.
(4) が に達すると,はり AB は降伏を始める. を求めよ.ただし,本設問(4)において棒 CD は座屈しないものとする. 5. 棒 CD が座屈する最低の温度上昇量を とする. となるための条件を, を用いて表せ. ただし,両端が回転軸に支持されている長さ ,ヤング率 ,断面二次モーメント の棒の臨界座屈荷重 は