東京大学 工学系研究科 機械工学専攻 2023年8月実施 第II部 問題1
Author
祭音Myyura (Based on zzy's answer refined with GPT 6 Astra)
Description
下記のI、IIの両方について解答せよ。なお、Iの解答に答案用紙1枚を、IIの解答に答案用紙1枚を、それぞれ用いること。
図1-1のような、二つの三角形板が溶接されて作られた 30mm×303mm の長方形板が、x 方向に 20MPa の引張応力、y 方向に 10MPa の圧縮応力を受けている。溶接線の幅は十分に薄く、ヤング率およびポアソン比は二つの三角形板と同一であり、長方形板の応力場は一様とみなせる。長方形板のヤング率を 192GPa、ポアソン比を 0.2、板厚を 1mm とする。
(1) 溶接線に作用している内力ベクトルを求めよ。
(2) 溶接線に垂直な方向の垂直応力を求めよ。

次に、図1-2のように、同じ長方形板が垂直応力 σx,σy、せん断応力 σxy を受けているケースを考える。
(3) 図1-2のように、ひずみゲージa、b、cを、それぞれ x 方向、y 方向、溶接線に平行に配置した。それぞれのひずみゲージで得られたひずみは、εa=1100×10−6、εb=200×10−6、εc=200×10−6 であった。応力 σx,σy,σxy の値を求めよ。

長さ L で一様な円柱状の棒に関する以下の設問に答えよ。棒の横断面は直径 d の円で、直径 d は長さ L に比して十分に小さい(d≪L)。棒の質量密度を ρ とし、重力加速度の大きさを g とする。応力の正負に関しては引張応力を正値とせよ。
(1) 図1-3に示すように、棒を水平な床に鉛直に置いた。棒の上端Aから距離 x にある横断面に働く垂直応力を求めよ。
(2) 図1-4に示すように、原点Oが棒の横断面円の中心と一致するように直交座標系 (y,z) を設定する。y 軸に関する断面二次モーメントが πd4/64 となることを導出せよ。
(3) 図1-5に示すように、棒の下端Bで水平な床にピン結合し、上端Aを滑らかな鉛直壁で支えた。水平な床と棒のなす角度は θ(θ>0)である。上端Aに鉛直壁から働く支持反力は水平方向となる。その支持反力の大きさを求めよ。
(4) 図1-5に示す棒の上端Aから距離 x=x0 における横断面に働く曲げモーメントを求めよ。
(5) 図1-5に示す棒の上端Aから距離 x=x0 における横断面内で最大の垂直応力を求めよ。

题目描述
回答以下 I、II 两部分。I 和 II 各使用一张答题纸。
I. 如图1-1,将两个三角形板焊接成 30mm×303mm 的矩形板,该板受到 x 方向 20MPa 的拉应力和 y 方向 10MPa 的压应力。焊缝宽度很小,其杨氏模量与泊松比和两个三角形板相同,矩形板中的应力场可视为均匀。矩形板的杨氏模量为 192GPa,泊松比为 0.2,板厚为 1mm。
(1) 求作用于焊缝的内力向量。
(2) 求垂直于焊缝方向的正应力。

接着考虑图1-2中同一矩形板受到正应力 σx,σy 和剪应力 σxy 的情形。
(3) 如图1-2,将应变片a、b、c分别沿 x 方向、y 方向及平行于焊缝的方向布置。各应变片测得的应变为 εa=1100×10−6、εb=200×10−6、εc=200×10−6。求应力 σx,σy,σxy。

II. 回答关于长度 L 的均匀圆柱杆的问题。杆的横截面为直径 d 的圆,且 d 相对于 L 足够小(d≪L)。杆的质量密度为 ρ,重力加速度大小为 g。规定拉应力为正。
(1) 如图1-3,将杆竖直放在水平地面上。求距杆上端A为 x 的横截面上的正应力。
(2) 如图1-4,建立直角坐标系 (y,z),使原点O与圆形横截面的中心重合。推导关于 y 轴的截面二次矩为 πd4/64。
(3) 如图1-5,将杆的下端B铰接于水平地面,上端A靠在光滑竖直墙面。杆与水平面的夹角为 θ(θ>0)。墙面对上端A的支承反力沿水平方向,求其大小。
(4) 求图1-5中距杆上端A为 x=x0 的横截面上的弯矩。
(5) 求图1-5中距杆上端A为 x=x0 的横截面内最大的正应力。

Kai
I (1)
溶接線より上側の三角形板を取り出す。左辺には −600N、上辺には −3003N の外力が働くので、溶接線から受ける内力は
F=600ex+3003ey[N].
下側の三角形板が受ける内力は −F である。
I (2)
上側三角形板の溶接面の外向き単位法線と面積は
n=(21,−23),
An=302+(303)2×1=60mm2.
したがって
σn=AnF⋅n=60300−450=−2.50MPa.
I (3)
平面応力のフックの法則より
σx=1−ν2E(εa+νεb),
σy=1−ν2E(εb+νεa).
よって
σx=228MPa,σy=84MPa.
ゲージ c は x 軸から 30∘ の方向にあるので
εc=43εa+41εb+43γxy.
したがって
γxy=34εc−3εa−εb=−9003×10−6.
G=E/[2(1+ν)]=80.0GPa より
σxy=Gγxy=−723MPa≃−125MPa.
II (1)
断面積を A=πd2/4 とする。切断面より上側の部分の重さは ρAgx であり、軸力は圧縮だから
σ(x)=−AρAgx=−ρgx.
II (2)
y=rcosφ,z=rsinφ とおけば
Iy=∫Az2dA=∫02πsin2φdφ∫0d/2r3dr=π64d4.
よって Iy=πd4/64。
II (3)
壁からの反力を RA、棒全体の重さを W=ρAgL とする。B まわりのモーメントの釣り合いより
RALsinθ=W2Lcosθ.
したがって
RA=2ρAgLcotθ=8tanθπd2ρgL.
II (4)
A から距離 x0 までの部分を取り出す。その自重 ρAgx0 は中央に作用するので、曲げモーメントの大きさは
M(x0)=RAx0sinθ−ρAgx02x0cosθ.
したがって
M(x0)=2ρAgcosθx0(L−x0)=8πd2ρgcosθx0(L−x0).
II (5)
棒の軸方向の釣り合いより、引張を正とする軸力は
N(x0)=−RAcosθ−ρAgx0sinθ.
断面両縁の応力は N/A±Md/(2Iy) であり、最大値は + 側で生じる。よって
σmax(x0)=ρg[d4x0(L−x0)cosθ−x0sinθ−2sinθLcos2θ].
Reference