東京大学 工学系研究科 機械工学専攻 2021年8月実施 機械工学第2部 問題 1
Author
祭音Myyura (Based on SN's answer refined with GPT 6 Astra)
Description
下記の I、II の両方について解答せよ。なお、I の解答に答案用紙1枚を、II の解答に答案用紙1枚を、それぞれ用いること。
図1-1に示すように、長さ 4l の単純支持はり AB の上に、長さ 2l の単純支持はり CE が置かれている。単純支持はり CE の中点 D に集中荷重 P が作用している。単純支持はり AB および単純支持はり CE の曲げ剛性を EI とする。以下の設問に答えよ。

(1) 単純支持はり CE のせん断力図および曲げモーメント図を描け。
(2) 単純支持はり AB のせん断力図および曲げモーメント図を描け。
(3) 点 D での鉛直方向変位を求めよ。
図1-2のような、内半径 r、肉厚 t (≪r) の両端が閉じた薄肉円筒容器を考える。内圧は P とする。材料は降伏応力 σf の弾完全塑性体とみなせるものとする。

(1) 軸方向応力 σz および周方向応力 σθ を求めよ。
(2) 主せん断応力 τ1,τ2,τ3 およびミーゼス応力 σMises を求めよ。ただし、径方向応力 σr はゼロとみなす。なお、ミーゼス応力は主応力を σ1,σ2,σ3 とすると、以下の式で表すことが出来る。
σMises=21{(σ1−σ2)2+(σ2−σ3)2+(σ1−σ3)2}
(3) 塑性崩壊を起こす内圧 Pf を求めよ。
次に、図1-2の薄肉円筒容器の外表面に、図1-3のような深さ a (≪t) の長い表面き裂がある場合を考える。ここで、このき裂の応力拡大係数 KI(モード I)は以下の式で表される。C は定数である。材料の臨界応力拡大係数(破壊靭性)を KIC とする。
KI=Cσθπa

(4) き裂が進展する内圧 Pa を求めよ。
(5) Pa=Pf となるき裂深さ ac を求めよ。
(6) 薄肉円筒容器がき裂進展または、塑性崩壊で破れるとする。破壊が生じる内圧がき裂深さ a にどのように依存するかをグラフに描け。
题目描述
I、II 均须作答,每部分各用一张答题纸。
如图1-1,在长为 4l 的简支梁 AB 上放置长为 2l 的简支梁 CE。在 CE 的中点 D 施加集中载荷 P。两根梁的抗弯刚度均为 EI。回答以下问题。

(1) 画出简支梁 CE 的剪力图和弯矩图。
(2) 画出简支梁 AB 的剪力图和弯矩图。
(3) 求 D 点的竖直位移。
考虑图1-2所示两端封闭、内半径 r、壁厚 t≪r 的薄壁圆柱容器,内压为 P。材料可视为屈服应力为 σf 的弹性理想塑性材料。

(1) 求轴向应力 σz 和环向应力 σθ。
(2) 求主剪应力 τ1,τ2,τ3 和米塞斯应力 σMises。径向应力 σr 视为零。若主应力为 σ1,σ2,σ3,米塞斯应力为
σMises=21{(σ1−σ2)2+(σ2−σ3)2+(σ1−σ3)2}.
(3) 求发生塑性失效的内压 Pf。
接下来考虑图1-3所示情况:图1-2的薄壁圆柱容器外表面存在深度 a≪t 的长表面裂纹。其 I 型应力强度因子为
KI=Cσθπa,
其中 C 为常数,材料的临界应力强度因子(断裂韧度)为 KIC。

(4) 求裂纹扩展时的内压 Pa。
(5) 求使 Pa=Pf 的裂纹深度 ac。
(6) 假设容器因裂纹扩展或塑性失效而破裂。画出破坏内压与裂纹深度 a 的关系图。
Kai
正の曲げモーメントを下側引張りとし、Q=dM/dx とする。各支点反力はいずれも P/2 である。
(1) 上側のはり CE について
QCE={P/2−P/2l<x<2l,2l<x<3l,MCE={P(x−l)/2P(3l−x)/2l≤x≤2l,2l≤x≤3l.
(2) 下側のはり AB について
QAB=⎩⎨⎧P/20−P/20<x<l,l<x<3l,3l<x<4l,MAB=⎩⎨⎧Px/2Pl/2P(4l−x)/20≤x≤l,l≤x≤3l,3l≤x≤4l.




(3) 下向きを正とする。EIv′′=−MAB を積分し、v(0)=0, v′(2l)=0 と接続条件を用いると
vAB(l)=3EI2Pl3.
CE の支持点に対する中央たわみは P(2l)3/(48EI)。したがって
δD=3EI2Pl3+6EIPl3=6EI5Pl3(下向き).
重ね合わせによる確認: 下ばりの中央を仮の固定端とし、右半分を片持ちはりとして考える。中央に対する E、B の上向き変位は、それぞれ
uE=−3EI(P/2)l3+3EI(P/2)l3+2EI(Pl/2)l2=4EIPl3,
uB=−3EI(P/2)l3−2EI(P/2)l2l+3EI(P/2)(2l)3=12EI11Pl3.
実際には B の変位がゼロなので、E の沈下量は uB−uE=2Pl3/(3EI)。上ばりの相対たわみ Pl3/(6EI) を加えると同じ結果を得る。
(1) 軸方向・直径方向のつり合いより
σz=2tPr,σθ=tPr.
(2) 主応力は Pr/t,Pr/(2t),0。主せん断応力の大きさは
{2tPr,4tPr,4tPr},σMises=2t3Pr.
(3) σMises=σf より
Pf=3r2tσf.
(4) KI=KIC より
Pa=CrπatKIC.
(5) 両者を等置すると
ac=4πC2σf23KIC2.
(6) 先に達する破壊条件で決まるので
Pfail(a)=min(Pf,Pa)={PfPfac/a0≤a≤ac,a≥ac.
下図のうち、前提 a≪t を満たす範囲を用いる。ac がこの範囲外なら、その範囲内では塑性崩壊が先行する。

Reference