東京大学 工学系研究科 機械工学専攻 2021年度 機械力学・制御 問題7
Author
祭音Myyura (Based on zzy's answer refined with GPT 6 Astra)
Description
水平面内で微小回転する一様な棒状剛体 A を、固定軸受 B と2本のばね S1、S2 で支える。棒の全長は L、質量は m、重心回りの慣性モーメントは I。ばね取付位置は初め重心から左右に距離 a とする。
- 軸受が重心にあり、ばね定数が k1,k2、回転粘性減衰係数が c のとき、回転角 θ の運動方程式を求めよ。
- 平衡位置から変位させて静かに放すと、振動せずに元へ戻った。このような2種類の応答を図で説明せよ。
次に軸受だけを重心から右へ b 移し、軸受の回転抵抗を0、ばね定数を k1=k2=k とする。
- 運動方程式を求めよ。
- b=0 の場合と比べた固有振動数の変化を説明せよ。
- 固有振動数を b=0 のときと等しくするため、S2 の取付位置だけを変える方法と、S2 のばね定数だけを変える方法をそれぞれ求めよ。

题目描述
均匀刚杆在水平面内绕固定轴承微小转动,两弹簧起初安装在重心两侧距离 a 处。先求重心支承时带粘性阻尼的运动方程,并比较过阻尼与临界阻尼自由响应。然后将轴承向右移 b、忽略阻尼,求方程和固有频率变化;分别仅调右侧弹簧位置或刚度,使频率恢复到轴承位于重心时的值。
Kai
(1)
ばね変位はそれぞれ ±aθ なので、軸回りのモーメントの釣合いより
Iθ¨+cθ˙+(k1+k2)a2θ=0.
(2)
ωn=I(k1+k2)a2,ζ=2I(k1+k2)a2c.
初期条件を θ(0)=θ0, θ˙(0)=0 とする。
臨界減衰 ζ=1 では
θ=θ0(1+ωnt)e−ωnt.
過減衰 ζ>1 では、λ1,2=−ωn(ζ∓ζ2−1) として
θ=θ0λ1−λ2−λ2eλ1t+λ1eλ2t.
両者とも振動しないが、同じ慣性・剛性で静かに放したとき、臨界減衰の方が速く平衡位置へ戻る。

(3)
軸回りの慣性モーメントは I+mb2、ばねの腕の長さは a+b,a−b。よって
(I+mb2)θ¨+2k(a2+b2)θ=0.
(4)
固有角振動数と固有振動数は
ωn(b)=I+mb22k(a2+b2),fn(b)=2πωn(b).
b=0 との差は
ωn2(b)−ωn2(0)=I(I+mb2)2kb2(I−ma2).
したがって b>0 では、a<I/m なら増加、a>I/m なら減少、a=I/m なら不変である。
(5)
目標値は ωn2(0)=2ka2/I とする。
S2 の軸受からの距離を d に変えると
I+mb2k[(a+b)2+d2]=I2ka2.
よって
d2=D:=2a2(1+Imb2)−(a+b)2.
D≥0 かつ棒上に取付可能な場合、重心基準の位置を x2=b±D のいずれかにする。
位置を変えずに S2 のばね定数を k2′ とすると
I+mb2k(a+b)2+k2′(a−b)2=I2ka2
より、a=b に対して
k2′=k(a−b)2D.
通常の正のばね定数で実現するには D>0 が必要である。a=b では S2 の腕が0なので、そのばね定数を変えても固有振動数は変わらない。
Reference