東京大学 工学系研究科 機械工学専攻 機械工学(流体力学)2020年実施 問題 3
Author
祭音Myyura (Based on zzy's answer refined with GPT 6 Astra)
Description
以下の文章の空欄を埋めよ。なお,空欄1,2,14,15,16には適切な用語を記入し,それ以外の空欄には適切な数字,または数式を記入せよ。
x–y 平面における2次元流れを考える。流体はニュートン流体とし,非圧縮とする。このとき,流れ場の支配方程式は (1),および (2) とよばれており,それぞれ質量保存則と運動量保存則を表す。
以下では,x 方向速度を U,y 方向速度を V とする。また,流体の密度を ρ,粘性係数を μ とする。時刻 t=t0 において,U(x,y,t0)=A0sin(kx)cos(ky) であると仮定する。ここで,正の実定数 A0 と k は,それぞれ振幅と波数を表す。任意の x において,V の y 方向の平均値はゼロとすると,時刻 t=t0 における V の空間分布は,(1)より V(x,y,t0)= (3) となる。この流れ場は,x–y 平面に垂直な z 方向の渦度成分を持っており,その値は ωz(x,y,t0)= (4) となる。この流れ場の流れ関数は,ψ(x,y,t0)= (5) で与えられる。ただし,ψ(0,0,t0)=0 とする。(2)の両辺の発散をとり,(1)を用いてゼロとなる項を全て消去すると,圧力の空間分布 P(x,y,t) を決める偏微分方程式が (6) と書ける。この式は,圧力ポアソン方程式とよばれる。
x–y 平面内に (x,y)=(0,π/(2k)), (0,0), (π/k,0), (π/k,π/(2k)) の4点をとり,それぞれ A,B,C,D とする。これらの点で囲まれる長方形の領域を検査体積 ABCD とし,この領域内部における x 方向の運動量の保存を考える。なお,以下の空欄7,8,9,10,11では,z 方向の単位長さあたりの量を答えよ。時刻 t=t0 において,検査体積 ABCD 内部における x 方向運動量の積分量は (7) である。B と C を結んだ境界 BC から,対流により単位時間あたり検査体積 ABCD に流入する x 方向の運動量はゼロである。境界 BC において,検査体積 ABCD に働く x 方向の表面力は (8) である。境界 DA から,対流により単位時間あたり検査体積 ABCD に流入する x 方向の運動量はゼロである。境界 DA において,検査体積 ABCD に働く x 方向の表面力は (9) である。境界 AB と境界 CD において,対流により単位時間あたり検査体積 ABCD に流入する x 方向の運動量の流入はゼロである。境界 AB と境界 CD において検査体積 ABCD に働く x 方向の表面力に関して,流れ場の対称性により圧力による力は打ち消しあう。したがって,圧力の寄与を考えないと,境界 AB と境界 CD において検査体積 ABCD に働く x 方向の表面力は等しく,その値は (10) となる。以上の結果より,検査体積 ABCD における x 方向の運動量の単位時間あたりの減少量は (11) となる。
次に,上述の流れ場の時間発展を考える。任意の時刻 t において U が,U(x,y,t)=A(t)sin(kx)cos(ky) で表現できると仮定する。ただし,A(t0)=A0 である。検査体積 ABCD における運動量の保存を考慮すると,A(t) に関する常微分方程式が,A,ρ,μ,k を用いて,dA/dt= (12) と書ける。時刻 t=t0 における初期条件を考慮し,この常微分方程式を時間積分すると A の時間発展が A(t)= (13) と求められる。これより,流体の持つ運動エネルギーが時間と共に減少することが分かる。これは,流体の (14) によって運動エネルギーが (15) に変換されるためである。時刻 t=t0 において,複数の粒子を x–y 平面内に配置することを考える。ここで,粒子は局所の流体速度に完全に追従するものとする。各粒子は,時刻 t=t0 における (16) の値が一定となる曲線上を運動する。∣x∣<π/k かつ ∣y∣<π/k を満たす領域において,粒子が静止する位置は (17) 点存在する。
题目描述
填入下文空白。第1、2、14、15、16空填写适当术语,其余空填写适当数字或数学表达式。
考虑 x–y 平面中的二维流动,流体为不可压缩牛顿流体。流场的控制方程称为 (1) 和 (2),分别表示质量守恒与动量守恒。
以下将 x,y 方向的速度分别记为 U,V,流体密度记为 ρ,动力黏度记为 μ。假设在 t=t0 时,U(x,y,t0)=A0sin(kx)cos(ky),其中正常数 A0,k 分别表示振幅和波数。对任意 x,假设 V 沿 y 方向的平均值为零,则由(1),初始时刻的空间分布为 V(x,y,t0)= (3)。该流场具有垂直于 x–y 平面的 z 向涡度分量,其值为 ωz(x,y,t0)= (4)。流函数为 ψ(x,y,t0)= (5),其中 ψ(0,0,t0)=0。对(2)两边取散度,利用(1)消去所有为零的项,可得到决定压力空间分布 P(x,y,t) 的偏微分方程 (6),称为压力泊松方程。
在 x–y 平面内取四点 (x,y)=(0,π/(2k)), (0,0), (π/k,0), (π/k,π/(2k)),依次记为 A、B、C、D。以四点围成的矩形区域为控制体 ABCD,考虑其内部 x 向动量守恒。以下第7、8、9、10、11空均回答沿 z 方向单位长度对应的量。在 t=t0 时,控制体内 x 向动量的积分值为 (7)。经连接 B、C 两点的边界 BC,由对流在单位时间内流入控制体的 x 向动量为零。边界 BC 处作用于控制体的 x 向表面力为 (8)。经边界 DA,由对流在单位时间内流入控制体的 x 向动量为零;该边界处作用于控制体的 x 向表面力为 (9)。在边界 AB、CD 处,由对流在单位时间内流入控制体的 x 向动量也为零。关于这两处作用于控制体的 x 向表面力,由流场对称性,压力所产生的力互相抵消。因此不考虑压力的贡献时,边界 AB 和 CD 处作用于控制体的 x 向表面力相等,值为 (10)。综上,控制体内 x 向动量在单位时间内的减少量为 (11)。
接着考虑上述流场随时间的演化。假设任意时刻 t 的速度均可表示为 U(x,y,t)=A(t)sin(kx)cos(ky),且 A(t0)=A0。考虑控制体 ABCD 的动量守恒,关于 A(t) 的常微分方程可用 A,ρ,μ,k 写成 dA/dt= (12)。利用 t=t0 时的初始条件,对该方程作时间积分可得 A(t)= (13)。由此可知流体动能随时间减少,这是因为流体的 (14) 使动能转变为 (15)。设在 t=t0 时于 x–y 平面内放置多个粒子,粒子完全随局部流体速度运动。各粒子沿着初始时刻 (16) 的值保持恒定的曲线运动。在满足 ∣x∣<π/k 且 ∣y∣<π/k 的区域内,共有 (17) 个使粒子静止的位置。
Kai
(1)〜(5)
(1) 連続の式。(2) ナビエ・ストークス方程式。
Vy=−Ux=−A0kcos(kx)cos(ky) を積分し、V の平均値が零であることから
(3)=−A0cos(kx)sin(ky).
ωz=Vx−Uy および U=ψy, V=−ψx より、
(4)=2A0ksin(kx)sin(ky),(5)=kA0sin(kx)sin(ky).
(6)
非圧縮条件により非定常項と粘性項の発散が零となるので、
(6):∂x2∂2P+∂y2∂2P=−ρ[(∂x∂U)2+2∂y∂U∂x∂V+(∂y∂V)2].
(7)〜(11)
運動量を積分すると
Mx=∫0π/(2k)∫0π/kρUdxdy=(7)=k22ρA0.
せん断応力は τxy=μ(Uy+Vx)=0 なので、
(8)=0,(9)=0.
粘性による法線応力は τxx=2μA0kcos(kx)cos(ky)。AB と CD の外向き法線はそれぞれ −ex,+ex なので、
FABFCD=−∫0π/(2k)τxx(0,y)dy=−2μA0,=∫0π/(2k)τxx(π/k,y)dy=−2μA0.
よって
(10)=−2μA0,dtdMx=−4μA0,(11)=4μA0.
(12)〜(15)
Mx(t)=2ρA(t)/k2 であるから、
k22ρdtdA=−4μA,(12)=−ρ2μk2A.
初期条件を用いて積分すると、
(13)=A0exp[−ρ2μk2(t−t0)].
(14) 粘性散逸。(15) 内部エネルギー。
(16)、(17)
速度場は初期速度場の正の定数倍なので、流線の形は変化しない。したがって (16) は 流れ関数。
U=V=0 を満たす点は
(0,0),(2kπ,2kπ),(2kπ,−2kπ),(−2kπ,2kπ),(−2kπ,−2kπ).
よって (17)=5。

Reference