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東京大学 工学系研究科 機械工学専攻 2018年8月実施 機械工学第2部 問題 1

Author​

祭音Myyura (Based on SN's answer refined with GPT 6 Astra)

Description​

下記の I,II の両方について解答せよ。なお,I の解答に答案用紙 1 枚を,II の解答に答案用紙 1 枚を,それぞれ用いること。

I​

図 1-1 に示す平面トラス構造を考える。A 点で真直な部材 1 が,B 点で真直な部材 2 が,鉛直な剛体壁に回転自由な状態でピン接合されており,部材 1 と部材 2 は,C 点で回転自由な状態でピン接合されている。部材 1 は剛体壁に垂直であり,A 点と C 点との距離は LL である。部材 1 と部材 2 が C 点でなす角度を θ\theta とする。この初期状態から,C 点に鉛直下向きに大きさ PP の荷重をかける場合について,以下の設問に答えよ。ただし,部材 1 の断面積を A1A_1,ヤング率を E1E_1,部材 2 の断面積を A2A_2,ヤング率を E2E_2 とする。変形は微小で部材は座屈しないと考え,重力や摩擦の影響は無視せよ。

図 1-1 二部材の平面トラス

(1) 部材 1 と部材 2 に生じる軸力を,PP と θ\theta を用い表せ。軸力は引張りを正とする。

(2) トラス構造は部材 2 から破壊するものとする。部材 2 が剛体壁にピン接合されている B 点の位置と,断面積 A2A_2 を変える場合を考える。トラス構造の耐荷重が一定である条件のもとで,部材 2 を最も軽くできる角度 θ\theta を求めよ。

(3) 部材 1 と部材 2 に生じる弾性ひずみエネルギー U(1)U^{(1)} と U(2)U^{(2)} を,P,L,θ,A1,A2,E1,E2P,L,\theta,A_1,A_2,E_1,E_2 で表せ。

(4) C 点の鉛直下向きの変位 δy\delta_y を求めよ。

II​

図 1-2 のように xyxy 平面に平行に配置された薄膜を考える。薄膜の x,yx,y 方向の長さは,厚さに比して十分に大きいとする。薄膜は等方線形弾性体として扱うことができ,薄膜のヤング率を EE,ポアソン比を ν\nu とする。重力の影響は無視する。薄膜に外力が負荷されず応力がゼロとなっている初期状態を S0S_0 とする。x,yx,y 方向の垂直ひずみをそれぞれ εx,εy\varepsilon_x,\varepsilon_y,垂直応力をそれぞれ σx,σy\sigma_x,\sigma_y で表す。変形は十分小であるとする。以下の設問に答えよ。

図 1-2 薄膜の面内応力

(1) 状態 S0S_0 より,xx 方向に引張り応力を σx=σ0\sigma_x=\sigma_0 となるまで徐々に負荷し,状態 S1S_1 とした。この際,yy 方向のひずみは拘束せず,σy=0\sigma_y=0 とした。状態 S1S_1 における x,yx,y 方向の垂直ひずみ εx1,εy1\varepsilon_{x1},\varepsilon_{y1} と,薄膜に蓄えられるひずみエネルギー密度(単位体積当たりのひずみエネルギー)u1u_1 を求めよ。

(2) 状態 S0S_0 より,yy 方向のひずみ拘束(εy=0\varepsilon_y=0)のもとで,xx 方向に引張り応力を σx=σ0\sigma_x=\sigma_0 となるまで徐々に負荷し,状態 S2S_2 とした。状態 S2S_2 における xx 方向の垂直ひずみ εx2\varepsilon_{x2},yy 方向垂直応力 σy2\sigma_{y2},薄膜に蓄えられるひずみエネルギー密度 u2u_2 を求めよ。

(3) 状態 S0S_0 より,x,yx,y 方向に等しい引張り応力を σx=σy=σ0\sigma_x=\sigma_y=\sigma_0 となるまで徐々に負荷し,状態 S3S_3 とした。状態 S3S_3 における xx および yy 方向の垂直ひずみ ε3\varepsilon_3 と,薄膜に蓄えられるひずみエネルギー密度 u3u_3 を求めよ。

(4) 状態 S3S_3 より,yy 方向のひずみを維持したまま(εy=ε3\varepsilon_y=\varepsilon_3),xx 方向垂直応力を徐々に減少させ σx=0\sigma_x=0 とした。これを状態 S4S_4 とする。状態 S4S_4 における yy 方向垂直応力 σy4\sigma_{y4} と,状態 S3S_3 から S4S_4 に至るまでの間に解放される薄膜のひずみエネルギー密度 Δu\Delta u を求めよ。

(5) 基板上に接着された二軸引張り状態(σx=σy=σ0\sigma_x=\sigma_y=\sigma_0)にある薄膜(厚さ hh)が,図 1-3 のように端部から長さ aa だけ剥離したときの薄膜のひずみエネルギー解放量を考える。設問 (4) で求めた Δu\Delta u を用いて,剥離面積あたりのひずみエネルギー解放量(エネルギー解放率)を見積もれ。薄膜は十分に薄く(h/Lx≪1, h/Ly≪1h/L_x\ll1,\ h/L_y\ll1),応力の zz 方向の変化は無視できるものとする。

図 1-3 基板から端部が剥離した薄膜

题目描述​

I、II 均须作答,分别使用一张答题纸。

I

图 1-1 为平面桁架。直杆 1、2 分别在 A、B 点与竖直刚壁铰接,并在 C 点彼此铰接,所有铰均可自由转动。杆 1 垂直于刚壁,AC=LAC=L,两杆在 C 点夹角为 θ\theta。从此初始状态开始,在 C 点施加大小为 PP 的竖直向下荷载。两杆截面积、杨氏模量分别为 A1,E1A_1,E_1 与 A2,E2A_2,E_2。假设变形微小、杆件不屈曲,忽略重力和摩擦。

(1) 用 P,θP,\theta 表示两杆轴力,拉伸为正。

(2) 假设桁架从杆 2 开始破坏。改变其与刚壁铰接的 B 点位置以及截面积 A2A_2,在桁架承载力保持不变的条件下,求使杆 2 最轻的角度 θ\theta。

(3) 用 P,L,θ,A1,A2,E1,E2P,L,\theta,A_1,A_2,E_1,E_2 表示两杆弹性应变能 U(1),U(2)U^{(1)},U^{(2)}。

(4) 求 C 点竖直向下位移 δy\delta_y。

II

图 1-2 的薄膜平行于 xyxy 平面,x,yx,y 方向长度均远大于厚度。薄膜为各向同性线弹性体,杨氏模量为 EE,泊松比为 ν\nu。忽略重力,初始无外力、应力为零的状态记作 S0S_0。两方向正应变为 εx,εy\varepsilon_x,\varepsilon_y,正应力为 σx,σy\sigma_x,\sigma_y;变形足够小。

(1) 从 S0S_0 开始,逐渐沿 xx 方向加载至 σx=σ0\sigma_x=\sigma_0,达到 S1S_1,期间不约束 yy 向应变,σy=0\sigma_y=0。求 εx1,εy1\varepsilon_{x1},\varepsilon_{y1} 及单位体积应变能 u1u_1。

(2) 从 S0S_0 开始,在 εy=0\varepsilon_y=0 约束下逐渐加载至 σx=σ0\sigma_x=\sigma_0,达到 S2S_2。求 xx 向正应变 εx2\varepsilon_{x2}、yy 向正应力 σy2\sigma_{y2} 及应变能密度 u2u_2。

(3) 从 S0S_0 开始,沿两方向逐渐施加相同拉应力至 σx=σy=σ0\sigma_x=\sigma_y=\sigma_0,达到 S3S_3。求两方向相同的正应变 ε3\varepsilon_3 与应变能密度 u3u_3。

(4) 从 S3S_3 开始,保持 εy=ε3\varepsilon_y=\varepsilon_3,逐渐将 xx 向应力降为零,达到 S4S_4。求此时 yy 向应力 σy4\sigma_{y4} 及从 S3S_3 到 S4S_4 释放的应变能密度 Δu\Delta u。

(5) 粘接在基板上的厚 hh 薄膜处于等双轴拉伸状态 σx=σy=σ0\sigma_x=\sigma_y=\sigma_0,如图 1-3 从端部剥离长度 aa。利用 (4) 的 Δu\Delta u 估算单位剥离面积的应变能释放量,即能量释放率。薄膜足够薄,h/Lx≪1,h/Ly≪1h/L_x\ll1,h/L_y\ll1,可忽略应力沿 zz 向的变化。

Kai​

I​

(1)​

C のつり合い N1+N2cos⁡θ=0N_1+N_2\cos\theta=0、N2sin⁡θ+P=0N_2\sin\theta+P=0 より

N1=Pcot⁡θ,N2=−Psin⁡θ.\boxed{N_1=P\cot\theta,\qquad N_2=-\frac{P}{\sin\theta}}.

(2)​

棒2の許容圧縮応力を σb\sigma_b とすれば、所要断面積は A2=P/(σbsin⁡θ)A_2=P/(\sigma_b\sin\theta)。体積は

V2=PLσbsin⁡θcos⁡θ=2PLσbsin⁡2θ.V_2=\frac{PL}{\sigma_b\sin\theta\cos\theta}=\frac{2PL}{\sigma_b\sin2\theta}.

したがって sin⁡2θ\sin2\theta が最大となる θ=π/4\boxed{\theta=\pi/4}。

(3)​

U=N2l/(2EA)U=N^2l/(2EA) より

U(1)=P2Lcot⁡2θ2E1A1,U(2)=P2L2E2A2sin⁡2θcos⁡θ.\begin{gathered} \boxed{U^{(1)}=\frac{P^2L\cot^2\theta}{2E_1A_1}},\\ \boxed{U^{(2)}=\frac{P^2L}{2E_2A_2\sin^2\theta\cos\theta}}. \end{gathered}

(4)​

カスティリアノの定理より

δy=∂(U(1)+U(2))∂P=PLcot⁡2θE1A1+PLE2A2sin⁡2θcos⁡θ.\boxed{\begin{gathered} \delta_y=\frac{\partial(U^{(1)}+U^{(2)})}{\partial P}\\ =\frac{PL\cot^2\theta}{E_1A_1}+\frac{PL}{E_2A_2\sin^2\theta\cos\theta} \end{gathered}}.

II​

平面応力の構成式とエネルギー密度は

εx=σx−νσyE,εy=σy−νσxE,u=12(σxεx+σyεy).\begin{gathered} \varepsilon_x=\frac{\sigma_x-\nu\sigma_y}{E},\\ \varepsilon_y=\frac{\sigma_y-\nu\sigma_x}{E},\\ u=\frac12(\sigma_x\varepsilon_x+\sigma_y\varepsilon_y). \end{gathered}

(1)​

εx1=σ0/E,εy1=−νσ0/E,u1=σ02/(2E)\boxed{\varepsilon_{x1}=\sigma_0/E,\quad\varepsilon_{y1}=-\nu\sigma_0/E,\quad u_1=\sigma_0^2/(2E)}。

(2)​

εy=0\varepsilon_y=0 より σy=νσ0\sigma_y=\nu\sigma_0。よって

εx2=(1−ν2)σ0E,σy2=νσ0,u2=(1−ν2)σ022E.\boxed{\begin{gathered} \varepsilon_{x2}=\frac{(1-\nu^2)\sigma_0}{E},\\ \sigma_{y2}=\nu\sigma_0,\\ u_2=\frac{(1-\nu^2)\sigma_0^2}{2E} \end{gathered}}.

(3)​

ε3=(1−ν)σ0/E,u3=(1−ν)σ02/E\boxed{\varepsilon_3=(1-\nu)\sigma_0/E,\quad u_3=(1-\nu)\sigma_0^2/E}。

(4)​

σx4=0\sigma_{x4}=0、εy4=ε3\varepsilon_{y4}=\varepsilon_3 より

σy4=(1−ν)σ0,u4=(1−ν)2σ022E.\boxed{\sigma_{y4}=(1-\nu)\sigma_0},\qquad u_4=\frac{(1-\nu)^2\sigma_0^2}{2E}.

したがって

Δu=u3−u4=(1−ν2)σ022E.\boxed{\Delta u=u_3-u_4=\frac{(1-\nu^2)\sigma_0^2}{2E}}.

(5)​

剥離体積は ahLyahL_y、剥離面積は aLyaL_y。したがって

G=hΔu=(1−ν2)σ02h2E.\boxed{G=h\Delta u=\frac{(1-\nu^2)\sigma_0^2h}{2E}}.

Reference​