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東京大学 工学系研究科 機械工学専攻 2013年8月実施 機械工学第1部 問題1 II

Author​

祭音Myyura (Based on SN's answer refined with GPT 6 Astra)

Description​

図 1-2 のように、幾何学的形状および物性が等しい 2 つの基板が平行に置かれており、その間の高さ HH の流路に定常的に水を流して冷却する。ここで、流路の入口と出口の圧力差を ΔP\Delta P とする。また、基板の幅 WW は長さ LL に比べて十分に長く、流れは 2 次元層流と見なせる。なお、基板の熱伝導率が高いため、その表面温度 TwT_w は基板の長さ方向の位置 xx によらず一定である。水の密度 ρ\rho、比熱 cpc_p、熱拡散率(温度伝導率)α\alpha、粘性係数 μ\mu の温度依存性は無視できるとする。

図1-2:平行基板間の冷却流路の原図

(1) 流路内の速度場および温度場が完全に発達していると見なして、以下の設問に答えよ。

1. 流路断面内の水の平均温度を Tm(x)T_m(x) とするとき、

dTmdx=2qρUmHcp(1)\frac{dT_m}{dx}=\frac{2q}{\rho U_mHc_p} \tag{1}

となることを示せ。ここで、q(x)q(x) は位置 xx における基板から水への局所熱流束、UmU_m は平均流速である。

2. 基板と水の間の熱伝達率 hh が xx によらず一定であるとき、流路内の平均温度 TmT_m の分布を描け。なお、横軸を xx、縦軸を TmT_m とし、TwT_w および入口の水の温度 T0T_0 を図中に明記すること。また、基板の温度と水の平均温度の差 (Tw−Tm)(T_w-T_m) が基板の温度と入口の水の温度の差 (Tw−T0)(T_w-T_0) の e−1e^{-1} 倍になる位置 x1x_1 を求めよ。ここで ee は自然対数の底である。

3. TmT_m が流路出口で TwT_w と等しいと見なせる場合に、2 つの基板から取り除かれる単位時間あたりの総伝熱量 QQ を求めよ。なお、UmU_m は式 (2) で与えられる。

Um=H2ΔP12μL(2)U_m=\frac{H^2\Delta P}{12\mu L} \tag{2}

(2) 流路内の速度場と温度場が未発達である場合も含めて考える。流路の入口と出口の圧力差 ΔP\Delta P を一定に保ったまま LL を変化させた場合、単位時間あたりの総伝熱量 QQ は図 1-3 に示すように LL に対して極大値をとる。なお、LL に伴って流量が変化することに注意すること。

1. 流路内の流れは、図 1-3 中の①において速度・温度境界層の厚さが HH に比べて十分に小さい境界層流れとなり、②において速度・温度場が完全に発達した流れとなる。①と②の間で QQ が極大値をとる理由を説明せよ。

2. 密度、粘性係数、比熱が水と同じであり、熱拡散率(温度伝導率)が水よりも大きい流体を用いた場合、図 1-3 の曲線が①と②においてどのように変化するか、理由も含めて説明せよ。

図1-3:総伝熱量と流路長さの原図

题目描述​

如图 1-2,几何形状和物性相同的两块基板平行放置,在间距为 HH 的通道内通入稳态水流进行冷却。通道入口、出口压差为 ΔP\Delta P。基板宽度 WW 远大于长度 LL,流动可视为二维层流。基板导热系数很高,表面温度 TwT_w 不随长度方向位置 xx 变化。忽略水的密度 ρ\rho、比热 cpc_p、热扩散率 α\alpha、动力黏度 μ\mu 的温度依赖性。

(1) 假设通道内速度场和温度场均充分发展,回答下列问题。

1. 设截面内水的平均温度为 Tm(x)T_m(x),证明式 (1):dTm/dx=2q/(ρUmHcp)dT_m/dx=2q/(\rho U_mHc_p)。其中 q(x)q(x) 是位置 xx 处由基板传向水的局部热流密度,UmU_m 为平均流速。

2. 基板与水之间的换热系数 hh 不随 xx 变化时,画出水的平均温度分布:横轴为 xx,纵轴为 TmT_m,图中须明确标出 TwT_w 及入口水温 T0T_0。再求温差 (Tw−Tm)(T_w-T_m) 降至 (Tw−T0)(T_w-T_0) 的 e−1e^{-1} 倍处的位置 x1x_1,其中 ee 是自然对数的底。

3. 若出口处可认为 Tm=TwT_m=T_w,求单位时间从两块基板移除的总热量 QQ。平均速度由式 (2) 给出:Um=H2ΔP/(12μL)U_m=H^2\Delta P/(12\mu L)。

(2) 将速度场和温度场尚未充分发展的情况也纳入考虑。保持入口、出口压差 ΔP\Delta P 不变,改变 LL 时,单位时间总传热量 QQ 随 LL 的变化如图 1-3,有一个极大值。注意流量也随 LL 变化。

1. 图中①处是速度、温度边界层厚度远小于 HH 的边界层流动;②处速度场、温度场均充分发展。说明 QQ 在①和②之间取得极大值的原因。

2. 若改用密度、动力黏度、比热与水相同,但热扩散率大于水的流体,图 1-3 的曲线在①和②处分别如何变化?说明理由。

Kai​

(1)​

長さ dx\mathrm dx の区間で、両壁からの入熱 2qWdx2qW\mathrm dx が流体のエンタルピー増加に等しいから

ρUmWHcp dTm=2qW dx,dTmdx=2qρUmHcp.\begin{gathered} \rho U_mWHc_p\,\mathrm dT_m=2qW\,\mathrm dx,\\ \boxed{\frac{\mathrm dT_m}{\mathrm dx}=\frac{2q}{\rho U_mHc_p}}. \end{gathered}

q=h(Tw−Tm)q=h(T_w-T_m)、Tm(0)=T0T_m(0)=T_0 を用いて

Tm=Tw−(Tw−T0)e−x/x1,x1=ρUmHcp2h.\begin{gathered} \boxed{T_m=T_w-(T_w-T_0)e^{-x/x_1}},\\ \boxed{x_1=\frac{\rho U_mHc_p}{2h}}. \end{gathered}

流路内の混合平均温度

全体の熱収支から

Q=ρUmWHcp[Tm(L)−T0].Q=\rho U_mWHc_p[T_m(L)-T_0].

Tm(L)≃TwT_m(L)\simeq T_w なら

Q≃ρWH3cpΔP12μL(Tw−T0).\boxed{Q\simeq\frac{\rho WH^3c_p\Delta P}{12\mu L}(T_w-T_0)}.

(2)​

短い流路では流体温度は壁温より十分低く、長さの増加による伝熱面積の増加が効いて QQ は増す。一方、十分長い流路では出口温度が壁温に近づき、単位質量当たりの受熱量は飽和する。固定圧力差では流量が 1/L1/L に比例して減るので、QQ も減少する。したがって途中に最大値をもつ。

α\alpha を大きくすると λ=ρcpα\lambda=\rho c_p\alpha が増し、入口域では壁から流体への熱輸送が強くなるため QQ は増す。十分長い流路では既に Tm(L)≃TwT_m(L)\simeq T_w であり、流量と cpc_p が変わらないので QQ はほぼ変わらない。

Reference​