東京大学 工学系研究科 機械工学専攻 2014年度 機械工学第1部 問題1 II
Author
祭音Myyura (Based on SN's answer refined with GPT 6 Astra)
Description
幅 W、長さ L、間隔 H の平行平板間を水が層流で流れる。W≫L とし、両壁温度 Tw、入口温度 T0<Tw、密度 ρ、定圧比熱 cp、粘度 μ、熱拡散率 α は一定とする。
(1) 流れと温度分布の助走域を無視し、断面平均速度を Um、混合平均温度を Tm(x)、片側の壁面熱流束を q(x) とする。
- dTm/dx=2q/(ρUmHcp) を導け。
- 熱伝達率 h が一定のとき Tm(x) の概形と、(Tw−Tm)/(Tw−T0)=e−1 になる位置 x1 を求めよ。
- 出口で Tm≃Tw となる十分長い流路の伝熱量率 Q を、圧力差 ΔP で表せ。Um=H2ΔP/(12μL) を用いてよい。
(2) 助走域を考慮し、入口と出口の圧力差を一定に保って L を変える。
- 短い流路では境界層が十分薄く、長い流路では十分発達することに留意し、Q が中間の L で最大となる理由を説明せよ。
- ρ,μ,cp が等しく α が大きい液体に替えると、短い流路および十分長い流路での Q はどう変わるか。
题目描述
恒温平行板间有层流水流。建立混合平均温度方程,求温度沿程分布及特征长度;在出口水温接近壁温时,用固定压差求总传热量。再考虑入口段,解释固定压差下传热量为何随流路长度先增后减,并讨论增大液体热扩散率对短流路和充分长流路的影响。
Kai
(1)
長さ dx の区間で、両壁からの入熱 2qWdx が流体のエンタルピー増加に等しいから
ρUmWHcpdTm=2qWdx,dxdTm=ρUmHcp2q.
q=h(Tw−Tm)、Tm(0)=T0 を用いて
Tm=Tw−(Tw−T0)e−x/x1,x1=2hρUmHcp.

全体の熱収支から
Q=ρUmWHcp[Tm(L)−T0].
Tm(L)≃Tw なら
Q≃12μLρWH3cpΔP(Tw−T0).
(2)
短い流路では流体温度は壁温より十分低く、長さの増加による伝熱面積の増加が効いて Q は増す。一方、十分長い流路では出口温度が壁温に近づき、単位質量当たりの受熱量は飽和する。固定圧力差では流量が 1/L に比例して減るので、Q も減少する。したがって途中に最大値をもつ。
α を大きくすると λ=ρcpα が増し、入口域では壁から流体への熱輸送が強くなるため Q は増す。十分長い流路では既に Tm(L)≃Tw であり、流量と cp が変わらないので Q はほぼ変わらない。
Reference