東京大学 工学系研究科 機械工学専攻 2013年度 機械工学第1部 問題1 II
Author
祭音Myyura (Based on SN's answer refined with GPT 6 Astra)
Description
温度 Th の発熱体と温度 Tw の壁が、面積 A=WL で向かい合う。間の伝熱は無限平行平板間の放射のみとする。壁厚は Hw、熱伝導率は λ。壁の裏に高さ Hf、厚さ S、奥行 L のフィンが8枚あり、間隔も S である。フィン温度 Tf は一様、底面と上端面の伝熱を無視し、温度 T∞ の空気が層流で流れる。フィンの平均熱伝達率を hˉ、ステファン・ボルツマン定数を σ とする。
(1) 発熱体と壁を黒体とする。
- 放射抵抗 R1(ポテンシャル σT4)、壁伝導抵抗 R2、対流抵抗 R3(ポテンシャル T)を求めよ。
- Th4≫Tw4 として Tw を R1,R2,R3,Th,T∞ で表せ。
- 空気速度 U0 で R2=R3 とする。速度を 4U0 にすると Tw−T∞ は何倍になるか。
(2) 発熱体と壁を放射率 εh,εw の灰色面とする。射度を Gh,Gw とする。
- σTh4→Gh→Gw→σTw4 の直列放射回路の抵抗 R4,R5,R6 を求めよ。
- 放射率を同じ Δε だけ下げる塗料を片面に塗る。壁温をできるだけ下げるにはどちらの面を選ぶか。
题目描述
高温发热体通过平行板辐射向壁传热,热量再经壁导热和背面8片均温散热片的层流对流传给空气。求黑体辐射、导热和对流等效热阻及壁温,判断流速增至4倍的降温效果。改为灰体后求射度网络的三个热阻,并判断将同样降低发射率的涂料涂在哪一侧更有效。
Kai
(1)
フィン1枚の有効面積は 2Hf(L+S) なので Af=16Hf(L+S)。各伝熱量率は
Q=σA(Th4−Tw4)=HwλA(Tw−Tf)=hˉAf(Tf−T∞).
したがって
R1=WL1,R2=λWLHw,R3=16hˉHf(L+S)1.
Th4≫Tw4 なら Q≃σTh4/R1 なので
Tw≃T∞+R1σTh4(R2+R3).
層流平板では Nu∝Re1/2、したがって hˉ∝U1/2。速度が4倍なら R3 は半分となるから
(Tw−T∞)U0(Tw−T∞)4U0=R2+R2R2+R2/2=43.
(2)
Gh=εhσTh4+(1−εh)Gw と Q=A(Gh−Gw) より
σTh4−Gh=εhA1−εhQ.
壁側も同様なので
R4=εhWL1−εh,R5=WL1,R6=εwWL1−εw.
全放射抵抗は [1/εh+1/εw−1]/A。放射率 ε の面を塗ったときの増分は
ΔR=A1(ε−Δε1−ε1)=Aε(ε−Δε)Δε.
これは ε が小さいほど大きい。よって、塗布後の放射率が正となる範囲で、もともと放射率の小さい面を選ぶ。両面の放射率が等しければ効果は同じである。
Reference