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東京大学 工学系研究科 2024年8月実施 物理学 第1問

Author

祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)

Description

密度が一様な球(半径 aa、質量 MM)が水平な床の上に静止している。球の高さ hh の点に、紙面内で床に平行な方向の力積 PP をもつ撃力を与えると、球は床に対して滑らずに転がった。球の重心は紙面内のみを運動する。空気抵抗と転がり摩擦を無視し、重力加速度の大きさを gg とする。

球への撃力、滑らかな斜面、段差

I

球の重心まわりの慣性モーメントを a,Ma,M で表せ。

II

撃力を与えた後の球の並進速度を vv、重心まわりの回転角速度を ω0\omega_0 とする。

  1. 床に対して滑らない条件から、vvω0\omega_0 の関係を示せ。
  2. hhaa で表せ。また、v,ω0v,\omega_0a,M,Pa,M,P の中から必要なものを用いて示せ。

III

球が、なめらかに変化する高さ HH の斜面を上りきる場合を考える。球は弾まず、滑らずに転がるものとして、上りきるための PP の条件を求めよ。

IV

球が高さ H<aH<a の段差に向かって転がり、段差のエッジに衝突すると、点 Q を中心に回転し、弾まずに段差を乗り越えるものとする。

  1. エッジに衝突して段差を乗り越えるときのエネルギー変化を端的に説明せよ。
  2. 衝突直後の Q まわりの角速度 ω1\omega_1 を、a,M,P,Ha,M,P,H の中から必要なものを用いて示せ。
  3. 段差を乗り越えるための PP の条件を求めよ。

题目描述

半径 aa、质量 MM 的均匀实心球静止在水平地面上。在距地面高度 hh 的位置,沿图示平面内的水平方向施加大小为 PP 的冲量后,球立即无滑动滚动。球心只在图示平面内运动,忽略空气阻力和滚动摩擦,重力加速度大小为 gg

I. 用 a,Ma,M 表示球绕重心的转动惯量。

II. 冲量作用后,球心平动速度为 vv,绕重心的角速度为 ω0\omega_0

  1. 写出无滑动条件给出的 v,ω0v,\omega_0 的关系。
  2. aa 表示施力高度 hh,并用 a,M,Pa,M,P 中必要的量表示 v,ω0v,\omega_0

III. 球沿轮廓平滑变化的斜面滚至高度 HH,全过程不弹跳、不滑动。求能登上斜面的 PP 的条件。

IV. 球滚向高度 H<aH<a 的台阶,碰到台阶棱角 Q 后绕 Q 转动,不反弹地越过台阶。

  1. 简述碰撞及越过台阶时的能量变化。
  2. 求碰撞后瞬间绕 Q 的角速度 ω1\omega_1
  3. 求越过台阶所需的 PP 的条件。

Kai

I

密度を ρM=3M/(4πa3)\rho_M=3M/(4\pi a^3) とすると、薄い球殻を積分して

I=0a23r24πr2ρMdr=25Ma2.\boxed{I=\int_0^a\frac23r^2\,4\pi r^2\rho_M\,dr=\frac25Ma^2}.

II

II.1

接地点の速度が零なので

v=aω0.\boxed{v=a\omega_0}.

II.2

回転方向を時計回りに取る。撃力による運動量・角運動量の変化は

Mv=P,Iω0=P(ha).Mv=P, \qquad I\omega_0=P(h-a).

I=2Ma2/5I=2Ma^2/5 と無滑り条件から

h=75a,v=PM,ω0=PMa.\boxed{h=\frac75a}, \qquad \boxed{v=\frac PM}, \qquad \boxed{\omega_0=\frac{P}{Ma}}.

III

静止摩擦は仕事をしないので、力学的エネルギーが保存される。高さ HH に達する条件は

12Mv2+12Iω02=7P210MMgH.\frac12Mv^2+\frac12I\omega_0^2=\frac{7P^2}{10M}\ge MgH.

したがって臨界値を含めると

PM10gH7.\boxed{P\ge M\sqrt{\frac{10gH}{7}}}.

上端で正の速さを保って通過するには不等号を厳密にする。

IV

IV.1

衝突時は Q まわりの角運動量が保存され、運動エネルギーの一部が失われる。衝突後は Q からの反力が仕事をしないので、残りの運動エネルギーが重力の位置エネルギーに変わる。

IV.2

Q まわりの慣性モーメントは IQ=I+Ma2=7Ma2/5I_Q=I+Ma^2=7Ma^2/5 である。衝突前後の角運動量保存より

Iω0+Mv(aH)=IQω1.I\omega_0+Mv(a-H)=I_Q\omega_1.

よって

ω1=P(7a5H)7Ma2.\boxed{\omega_1=\frac{P(7a-5H)}{7Ma^2}}.

IV.3

重心が Q の真上に達するまでの上昇量は HH である。したがってエネルギーの臨界条件は

12IQω12=P2(7a5H)270Ma2MgH.\frac12I_Q\omega_1^2 =\frac{P^2(7a-5H)^2}{70Ma^2}\ge MgH.

臨界力積を PcP_c とすると

Pc=Ma70gH7a5H.\boxed{P_c=\frac{Ma\sqrt{70gH}}{7a-5H}}.

等号では Q の真上に速さ零で漸近するため、有限時間で乗り越える条件は

P>Pc.\boxed{P>P_c}.