東京大学 工学系研究科 2024年8月実施 数学 第6問
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
次の手順で 0 または 1 を取る確率変数の列を生成する。生成された n 番目の変数を Xn とする。
- X1 は、確率 2/3 で 0、確率 1/3 で 1 となる。
- 各 n≥1 について、Xn=0 なら確率 p で、Xn=1 なら確率 q で手順を終了する。ただし 0<p,q<1 は一定とする。
- 終了しなかった場合、確率 2/3 で Xn+1=0、確率 1/3 で Xn+1=1 とし、繰り返す。
n=ℓ で終了すると、長さ ℓ の列 (X1,…,Xℓ) が生成され、それ以降の変数は生成されない。
I. 整数 k≥1 に対し、
Pk=(Pr(Xn+k=0∣Xn=0)Pr(Xn+k=0∣Xn=1)Pr(Xn+k=1∣Xn=0)Pr(Xn+k=1∣Xn=1))
とする。
- P1,P2 を p,q で表せ。
- P3 を P1 を用いて表せ。
- Pk=γkP1 と表すとき、実数 γk を求めよ。
II. m≥2 とする。n=m より前に手順が終了していないとき、Xm=0 と Xm=1 の確率をそれぞれ求めよ。
III. 列の長さ ℓ の期待値と分散を求めよ。必要ならば ∣r∣<1 に対する次式を用いてよい。
m=1∑∞mrm−1=(1−r)21,m=1∑∞m2rm−1=(1−r)31+r.
IV. 整数 k≥1 に対し、Pr(Xn=0∣Xn+k=1) を求めよ。
题目描述
按下述步骤生成取值为 0 或 1 的随机数列,已生成的第 n 个变量记为 Xn。
- 首先生成 X1,其中 Pr(X1=0)=2/3、Pr(X1=1)=1/3。
- 每次生成 Xn 后,若 Xn=0,以概率 p 结束;若 Xn=1,以概率 q 结束,其中 0<p,q<1 为常数。
- 若未结束,则以概率 2/3 令 Xn+1=0,以概率 1/3 令 Xn+1=1,继续上述步骤。
若在 n=ℓ 时结束,生成的数列长度为 ℓ,以后不再生成变量。
I. 对整数 k≥1,定义
Pk=(Pr(Xn+k=0∣Xn=0)Pr(Xn+k=0∣Xn=1)Pr(Xn+k=1∣Xn=0)Pr(Xn+k=1∣Xn=1)).
- 用 p,q 表示 P1,P2。
- 用 P1 表示 P3。
- 若 Pk=γkP1,求实数 γk。
II. 对 m≥2,在过程于 n=m 之前尚未结束的条件下,分别求 Xm=0 和 Xm=1 的概率。
III. 求长度 ℓ 的期望和方差。可使用 ∣r∣<1 时
m=1∑∞mrm−1=(1−r)21,m=1∑∞m2rm−1=(1−r)31+r.
IV. 对 k≥1,求 Pr(Xn=0∣Xn+k=1)。
Kai
手順が終了した後には新たな値は生成されない。したがって
P1=31(2(1−p)2(1−q)1−p1−q).
ここで、
r=32(1−p)+(1−q)=1−32p+q.
u=(1−p,1−q)T、v=(2/3,1/3)T とおけば、P1=uvT、vTu=r である。よって
P2=rP1,P3=r2P1,γk=rk−1.
Xm が生成されるという条件のもとでは、指定された分布で新たに抽出されるので、
Pr(Xm=0∣ℓ≥m)=32,Pr(Xm=1∣ℓ≥m)=31.
III
新たな変数を生成するごとに、終了確率は α=(2p+q)/3=1−r である。よって
Pr(ℓ=m)=αrm−1(m≥1),
すなわち、ℓ は 1 から始まる幾何分布に従う。したがって
E[ℓ]=2p+q3,Var(ℓ)=(2p+q)23(3−2p−q).
Xn が生成された条件のもとでは、その事前確率は 2/3,1/3 である。I と Bayes の公式から、
Pr(Xn=0∣Xn+k=1)=32rk−131−p+31rk−131−q32rk−131−p=3−2p−q2(1−p).