東京大学 工学系研究科 2024年8月実施 数学 第3問
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
複素関数 f(z)=cotz/z2 を考える。ただし cotz=1/tanz とする。正整数 m に対して
Dm=z→0limdzmdm(zcotz)
とする。必要ならば D2=−2/3 および limz→nπ(z−nπ)/sinz=(−1)n(n∈Z)を用いてよい。
I. f のすべての極と、その位数を求めよ。
II. 各極における留数を求めよ。
III. 正整数 M に対し R=π(2M+1) とおき、−R/2≤t≤R/2 を動く媒介変数 t によって、図の四つの線分を定義する。
C1:z=R/2+it,C2:z=−t+iR/2,C3:z=−R/2−it,C4:z=t−iR/2.
いずれも始点は t=−R/2、終点は t=R/2 に対応する。Ik=∫Ckf(z)dz とし、limM→∞Ik を求めよ(k=1,2,3,4)。

IV. 四つの線分をつないだ閉曲線を C とする。I=∮Cf(z)dz に留数定理を適用して、∑n=1∞1/n2 を求めよ。
V. 正整数 N に対して g(z)=cotz/z2N とする。I–IV と同様の手順により、∑n=1∞1/n2N を Dm を用いて表せ。
题目描述
设 f(z)=cotz/z2,其中 cotz=1/tanz。对正整数 m,定义
Dm=z→0limdzmdm(zcotz).
可使用 D2=−2/3 及 limz→nπ(z−nπ)/sinz=(−1)n(n∈Z)。
I. 求 f 的全部极点及其阶数。
II. 求各极点的留数。
III. 对正整数 M,令 R=π(2M+1),以 −R/2≤t≤R/2 定义四条有向线段
C1:z=R/2+it,C2:z=−t+iR/2,C3:z=−R/2−it,C4:z=t−iR/2.
各线段均从 t=−R/2 走向 t=R/2。令 Ik=∫Ckf(z)dz,求 limM→∞Ik(k=1,2,3,4)。
IV. 将四条线段连接成闭合曲线 C,对 I=∮Cf(z)dz 应用留数定理,求 ∑n=1∞1/n2。
V. 对正整数 N,将 f 换成 g(z)=cotz/z2N,仿照 I–IV,用 Dm 表示 ∑n=1∞1/n2N。
Kai
I、II
zcotz は原点に正則に延長でき、その値は 1 である。よって f は 0 に3位の極を持ち、他の極 nπ(n∈Z∖{0})はすべて単純極である。
原点では f=(zcotz)/z3 の z−1 の係数が D2/2!=−1/3 となる。非零整数 n に対しては
Res(f,nπ)=z→nπlimz2sinz(z−nπ)cosz=n2π21.
よって
Res(f,0)=−31,Res(f,nπ)=n2π21 (n=0).
III
各辺で ∣z∣≥R/2 である。縦の辺では ℜz=±(M+1/2)π より ∣cotz∣=∣tanh(ℑz)∣≤1 である。横の辺では
∣cot(x+iy)∣2=cosh2y−cos2xcosh2y+cos2x≤coth2∣y∣
より ∣cotz∣ は一様有界である。M に依存しない上界を K とすると、
∣Ik∣≤(R/2)2KR=R4K→0.
したがって
M→∞limIk=0(k=1,2,3,4).
C の内部の極は nπ(−M≤n≤M)である。留数定理より
I=2πi(−31+π22n=1∑Mn21).
M→∞ として III を用いると、
n=1∑∞n21=6π2.
g は原点に 2N+1 位の極を持ち、留数は D2N/(2N)! である。非零の nπ における留数は (nπ)−2N である。各辺の積分は O(R1−2N)→0 なので、
0=(2N)!D2N+π2N2n=1∑∞n2N1.
したがって
n=1∑∞n2N1=−2(2N)!π2ND2N.