東京大学 工学系研究科 2020年8月実施 数学3
Author
Miyake, 祭音Myyura
Description
公式原題
∣m∣=1,m=1 とし、M(z)=mz/(mz−z+1) を考える。(1) 全不動点、(2) M′(0)、(3) 円 ∣z−(1−i)/2∣=1/2 が実軸に写るための m を求める。
II.
0<α<π/2 とする。J(z)=e−iαz+eiαz−1 の虚部が正になる z=0 の条件を求め、その領域を図示する。
III.
0<β<1、f(z)=zβ/(z2+1)2 とする。0<r<1<R に対し、閉路を r→R の線分 C1、上半円 R→−R の CR、線分 −R→−r の C2、上半円 −r→r の Cr と定める。
- 留数から ∮Cf(z)dz を求める。
- C1,C2 の積分和を ∫rRxβ/(x2+1)2dx で表す。
- CR の積分の R→∞ の極限を求める。
- Cr の積分の r→0 の極限を求める。
- 上の結果から ∫0∞xβ/(x2+1)2dx を計算する。

题目描述
I. 设 ∣m∣=1,m=1,M(z)=mz/(mz−z+1)。
(1) 求全部不动点。(2) 求 M′(0)。(3) 求使圆 ∣z−(1−i)/2∣=1/2 映到实轴的 m。
II. 设 0<α<π/2。求使 J(z)=e−iαz+eiαz−1 虚部为正的 z=0 的条件,并图示区域。
III. 对 0<β<1,令 f(z)=zβ/(z2+1)2。取 0<r<1<R,闭路依次由线段 C1:r→R、上半圆 CR:R→−R、线段 C2:−R→−r、上半圆 Cr:−r→r 组成。
(1) 用留数求闭路积分。
(2) 用 ∫rRxβ/(x2+1)2dx 表示两线段积分之和。
(3) 求 R→∞ 时 CR 的积分极限。
(4) 求 r→0 时 Cr 的积分极限。
(5) 由上述结果求 ∫0∞xβ/(x2+1)2dx。
Kai
1–2
M(z)=z より (m−1)z(z−1)=0。従って不動点は 0,1 である。
また、
M′(z)=((m−1)z+1)2m,M′(0)=m.
与えられた円は 0,1,−i を通る。一次分数変換は広義の円を広義の円に写し、初めの二点は固定されるため、M(−i) が実数となればよい。
m=u+iv、u2+v2=1 とおくと、
ImM(−i)=−(1+v)2+(1−u)2u+v.
分母は零でないから u+v=0 となり、
m=±21−i.
円上の極は拡張実軸の無限遠点に対応する。
z=reiθ とおくと、
ImJ(z)=(r−r−1)sin(θ−α).
従って求める領域は
{r>1, α<θ<α+π} ∪ {0<r<1, sin(θ−α)<0}.
すなわち単位円の外で直線 y=xtanα より上の部分と、単位円の内で同直線より下の部分である。境界と原点は含まない。

III
zβ=eβ(log∣z∣+iargz) とし、上半平面で 0<argz<π、実軸では上側極限を用いる。
経路内の極は二位の極 z=i のみで、その留数は
Resz=if=dzd(z+i)2zβz=i=41−βiβ−1.
従って、
∮Cf(z)dz=2π(1−β)eiπβ/2.
負の実軸上で (−x)β=eiπβxβ、C2 は −R から −r に向かうので、
∫C1fdz+∫C2fdz=(1+eiπβ)∫rR(x2+1)2xβdx.
3–4
弧長による評価から、
∫CRfdz≤(R2−1)2πRβ+1⟶0,∫Crfdz≤(1−r2)2πrβ+1⟶0.
R→∞,r→0 とし、
1+eiπβ=2eiπβ/2cos(πβ/2) を用いると、
∫0∞(x2+1)2xβdx=4cos(πβ/2)π(1−β).