東京大学 工学系研究科 2020年8月実施 数学3
Author
Miyake
Description
2021年度大学院入学試験問題
数学 3 (主に複素関数論)
Kai
M(z)=z より
mz−z+1mzmz(m−1)z(z−1)=z=(mz−z+1)z=0
となる.よって,m=1 であるから,M(z)=z の不動点は
解説:
M(z)=z を整理すると、(m−1)z(z−1)=0であり、 m=0 なので、 z=0,1 を得る。
実際、 M(0)=0,M(1)=1 である。
一次分数変換の不動点を求める問題です.
不動点とはその名の通り動かない点です.変換を施しても変化しないということです.
dzdM(z)∴ dzdM(0)=(mz−z+1)2m(mz−z+1)−mz(m−1)=(mz−z+1)2m=m
II.
0 でない複素数 z を極形式で z=reiθ (r>0,0≤θ<2π)
と表すと、
J(z)=e−iαz+eiαz−1=rei(θ−α)+r1e−i(θ−α)=(r+r1)cos(θ−α)+i(r−r1)sin(θ−α)
なので、これの虚部
(r−r1)sin(θ−α)
が正となるのは、「 r>1 かつ α<θ<α+π」
または「r<1 かつ 0<θ<α,α+π<θ<2π 」
のときである。
III.
【院試解説】東京大学 工学系研究科 2021年度 数学3 III