東京大学 工学系研究科 2017年8月実施 物理学 第1問
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
鉛直上向き +z 方向に飛行するロケットを考える。ガスをロケットに対して一定の相対速度 u で進行方向の逆向きに噴射して推進力を得る。重力や空気抵抗など、推進力以外の力は働かないとする。

- 時刻 t から t+dt の間に、ロケットの質量が m から m+dm (dm<0)、速度が v から v+dv に変化する。噴射されたガスの質量は −dm>0 である。噴射前後の運動量保存から dv,dm,m,u の関係を求めよ。dvdm などの二次の微小量は無視してよい。
- 噴射を続けて質量が mi から mf に減少したときの速度増加量を求めよ。
I のロケットに、鉛直下向き −z 方向の重力加速度 g が働くとする。
- 単位時間あたりの噴射質量を一定とし、正の定数 k により
m=mi(1−kt)
と表されるとする。微小時間の運動量変化から dv/dt を t の関数として求めよ。
- 質量が mi から mf に減少し、速度が vi から vf に変化したとき、vf を求めよ。
III
大気中を鉛直上向きに飛行するロケットが、図の zx 平面内だけを運動するとする。機軸の +z 方向からの傾きを θ とし、その初期値は零でない微小量とする。重心 G から機軸に沿って前方に距離 ℓ1 の位置に、水平 +x 方向の力 L=KLθ と鉛直 −z 方向の力 D=KDθ が働く。KL,KD は正の定数である。
G から機軸に沿って後方に距離 ℓ2 の末端にエンジンがあり、一定の大きさ F の推力を与える。推力方向を制御し、機軸からの角を図のように δ とする。図の正の δ は推力が機軸より左向きに傾く向きである。G を通り zx 平面に垂直な軸のまわりの慣性モーメント I は一定とする。θ,δ は十分小さく、sinθ≃θ, sinδ≃δ, cosθ≃cosδ≃1 と近似する。
- G のまわりの回転運動の方程式を立て、θ(t) の二階微分方程式を求めよ。θ2 の項は無視せよ。
- δ=0 のとき、∣θ∣ が時間とともに増加することを示せ。
- δ=αθ と制御するとき、t→∞ で θ→0 となる定数 α の条件を求めよ。
- δ=αθ+βdθ/dt と制御するとき、t→∞ で θ→0 となる定数 α,β の条件を求めよ。
题目描述
I. 火箭沿竖直向上 +z 方向飞行,向反方向以相对于火箭恒定的速度 u 喷气产生推力。忽略重力、空气阻力等推力以外的力。
- 从 t 到 t+dt,火箭质量由 m 变为 m+dm (dm<0),速度由 v 变为 v+dv,喷出气体质量为 −dm>0。由喷气前后动量守恒,求 dv,dm,m,u 的关系;忽略 dvdm 等二阶微小量。
- 连续喷气使质量由 mi 减少到 mf,求速度增量。
II. 令 I 中的火箭受到向下 −z 方向的重力加速度 g。
- 单位时间喷出质量恒定,且 m=mi(1−kt),其中 k>0。根据微小时间内的动量变化,求 dv/dt 关于 t 的表达式。
- 质量从 mi 减少到 mf、速度从 vi 增至 vf 时,求 vf。
III. 火箭在大气中向 +z 方向飞行,仅在图示 zx 平面内运动。机轴相对 +z 方向倾斜 θ,初值为非零微小量。在沿机轴距质心 G 前方 ℓ1 处,分别作用沿 +x 方向的力 L=KLθ 和沿 −z 方向的力 D=KDθ,KL,KD>0。距 G 后方 ℓ2 的尾端装有发动机,产生大小恒定、方向可控的力 F。推力相对于机轴的角度按图定义为 δ,图中正 δ 对应推力向机轴左侧偏转。绕 G 且垂直于 zx 平面的轴的转动惯量 I 不随时间变化。由于 θ,δ 很小,可取 sinθ≃θ, sinδ≃δ, cosθ≃cosδ≃1。
- 建立绕 G 的转动方程,求 θ(t) 的二阶微分方程,忽略 θ2 项。
- 证明 δ=0 时 ∣θ∣ 随时间增加。
- 若控制规律为 δ=αθ,求使 t→∞ 时 θ→0 的常数 α 的条件。
- 若控制规律为 δ=αθ+βdθ/dt,求使 t→∞ 时 θ→0 的常数 α,β 的条件。
Kai
- 噴射直後のガスの速度は一次の精度で v−u である。運動量保存より、
mv=(m+dm)(v+dv)+(−dm)(v−u),
したがって、
mdv=−udm.
- 積分して、
Δv=−u∫mimfmdm=ulogmfmi.
- 重力の力積を加えると mdv=−udm−mgdt。よって、
dtdv=1−ktuk−g.
- 燃焼終了時刻は tf=(1−mf/mi)/k だから、
vf=vi+ulogmfmi−kg(1−mimf).
III
- 図の θ の増加方向を正としたモーメントのつり合いは
Iθ¨=ℓ1Lcosθ+ℓ1Dsinθ+ℓ2Fsinδ.
Dsinθ は二次の項なので、線形化すると
Iθ¨=KLℓ1θ+Fℓ2δ.
- λ=KLℓ1/I>0 と置くと、
θ(t)=Aeλt+Be−λt.
初期角速度が零の場合、θ(t)=θ(0)cosh(λt) であり、t>0 で ∣θ∣ が増加する。一般にも増大モードを持つため、無制御の姿勢は不安定である。
- a=KLℓ1+Fℓ2α とすると、Iθ¨=aθ となる。
- a>0:指数的な増大モードがある。
- a=0:θ=A+Bt となる。
- a<0:減衰しない単振動となる。
したがって、任意の微小な初期摂動に対して θ→0 を保証する
α は存在しない.
- 閉ループの特性方程式は
Is2−Fℓ2βs−(KLℓ1+Fℓ2α)=0.
両根の実部が負になるための必要十分条件は、s の係数と定数項がともに正であることなので、
β<0,α<−Fℓ2KLℓ1.