東京大学 工学系研究科 2016年8月実施 数学 第3問
Author
祭音Myyura
Description
出典:公式2017年度数学試験、第3問。
次の問いに答えよ。ただし, iは虚数単位であり, eは自然対数の底, log は自然対数である。
(I)
次の定積分 I を考える。
I=∫02π(2+cosθ)2cosθdθ
定積分 I を複素数 z を用いて複素関数積分
∮∣z∣=1G(z)dz
の形に書き直したときの複素関数 G(z) を求めよ。ただし, 積分路は単位円周上を反時計回リに一周するものとする。
全ての極とその極の位数, および留数を求めよ。
積分Iを求めよ。
(II)
実数パラメータα,βをもつ実数θの関数
f(θ;α,β)=1+e2iβ+αei(θ+β)
に対して以下の定積分F(α,β)を考える。
F(α,β)=∫02πdθdθd[logf(θ;α,β)]
定積分F(α,β)を複素数zを用いて複素関数積分
∮∣z∣=1G(z)dz
の形に書き直したときの複素関数G(z)を求めよ。ただし, 積分路は単位円周上を反時計回リに一周するものとする。
全ての極とその極の位数, および留数を求めよ。
パラメータα,βを場合分けして, F(α,β)の値を求めよ。ただし, 極が積分路上にある場合は考えなくて良い。
题目描述
设 i 为虚数单位,e 为自然对数的底,log 表示自然对数。
I. 对
I=∫02π(2+cosθ)2cosθdθ,
作代换 z=eiθ,把它写成沿单位圆逆时针一周的围道积分 ∮∣z∣=1G(z)dz;求 G(z) 的全部极点、各极点阶数和留数,并据此算出 I。
II. 对实参数 α,β,令
f(θ;α,β)=1+e2iβ+αei(θ+β),F(α,β)=∫02πdθdlogf(θ;α,β)dθ.
同样把 F 化为单位圆上的围道积分并求相应的 G(z);找出全部极点、阶数和留数;最后根据实参数 α,β 分类计算 F(α,β)。极点恰在积分路径上的情形无需讨论。
Kai
I.1
z=eiθ とおくと cosθ=(z+z−1)/2、dθ=dz/(iz)。したがって
G(z)=i(z2+4z+1)22(z2+1).
I.2
a=−2+3,b=−2−3 とおく。極は a,b の2点で、いずれも2位である。ab=1 を用いると、
Res(G,a)=i2[dzd(z−b)2z2+1]z=a=−i(a−b)34(ab+1)=33i,
Res(G,b)=−33i.
I.3
単位円内の極は a のみなので、留数定理より
I=2πi33i=−332π.
II.1–2
f=0 の範囲で対数微分を f′/f と解釈する。f=eiβ(2cosβ+αz) より、
G(z)=αz+2cosβα.
α=0 のとき、極は z=−2cosβ/α の1点で、1位、留数は 1。
α=0,cosβ=0 のときは G=0 で極はない。α=0,cosβ=0 では f≡0 となり、F は定義されない。
II.3
留数定理より
F(α,β)={2πi,0,∣α∣>2∣cosβ∣,∣α∣<2∣cosβ∣.
∣α∣=2∣cosβ∣=0 は積分路上に極があるため除外される。