東京大学 工学系研究科 2016年8月実施 数学 第2問
Author
祭音Myyura
Description
出典:公式2017年度数学試験、第2問。
次の3次正方行列Aに関する以下の問いに答えよ。
A=3−1−202−21−11
(I)
行列Aの固有値を全て求めよ。
(II)
行列Anを求めよ。ただし, nは自然数とする。
(III)
3次正方行列Bは対角化可能で, AB=BAの関係を満たすものとする。行列Aの任意の固有ベクトルpは, 行列Bの固有ベクトルでもあることを示せ。
(IV)
B2=Aの関係を満たす3次正方行列Bを求めよ。ただし, 行列Bはその固有値が全て正となる対角化可能な行列とする。
(V)
3次正方行列Xは対角化可能で, AX=XAの関係を満たすものとする。tr(AX)=dのとき, det(AX)の最大値をdの関数として求めよ。ただし, dは正の実数とし, 行列Xの固有値全て正とする。また, tr(M)は正方行列Mのトレース (主対角成分の和) であり, det(M)は行列Mの行列式である。
题目描述
给定三阶方阵
A=3−1−202−21−11,
回答以下问题:
- 求 A 的全部特征值。
- 对自然数 n,求 An 的显式表达式。
- 设三阶方阵 B 可对角化且满足 AB=BA,证明 A 的任意特征向量也是 B 的特征向量。
- 求满足 B2=A 的三阶方阵 B,其中 B 可对角化且全部特征值为正。
- 设三阶方阵 X 可对角化、满足 AX=XA,且全部特征值为正。已知 tr(AX)=d,其中 d>0,求 det(AX) 关于 d 的最大值。
Kai
det(λI−A)=(λ−1)(λ−2)(λ−3),
したがって固有値は 1,2,3。
各固有値に対応する固有ベクトルを列に並べると、
P=1−1−22−1−21−10,P−1=21−220−22−2−101,
A=Pdiag(1,2,3)P−1.
ゆえに
An=−1+2n+11−2n2−2n+1−1+2n+1−3n1−2n+3n2−2n+1(3n−1)/2(1−3n)/21.
III
Ap=λp と AB=BA より
A(Bp)=B(Ap)=λBp.
A の固有値は相異なるので、その各固有空間は1次元である。したがって Bp=cp と書ける(Bp=0 なら c=0)。よって p は B の固有ベクトルでもある。
B2=A なら AB=B3=BA。III より B も II の P で対角化でき、その固有値は正なので 1,2,3 である。よって
B=Pdiag(1,2,3)P−1
=−1+221−22−22−1+22−31−2+32−22(3−1)/2(1−3)/21.
III より P−1XP=diag(x1,x2,x3)(xi>0)。したがって
tr(AX)=x1+2x2+3x3=d,det(AX)=x1(2x2)(3x3).
相加相乗平均の不等式により
det(AX)≤(3x1+2x2+3x3)3=27d3.
x1=d/3,x2=d/6,x3=d/9、すなわち X=(d/3)A−1 で等号が成立するので、
maxdet(AX)=27d3.