東京大学 工学系研究科 2015年8月実施 物理学 第3問
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
理想気体(気体定数 R)を作動流体とする熱過程を考える。モル定積比熱 CV とモル定圧比熱 CP は一定とする。すべての状態変化は準静的として、計算過程も示せ。
1 mol の気体の圧力、絶対温度、体積、内部エネルギー、エントロピーを P,T,V,U,S とする。
- dU=CVdT を示せ。
- 温度と圧力が dT,dP だけ変化するときの dS を求めよ。
- 温度 T0、圧力 P0 でのエントロピーを S0 とするとき、T,P での S を求めよ。
断熱壁で囲まれた容器内の気体を隔膜で二つに分けた平衡状態を a とする。各部分(気体 1、気体 2)の体積、圧力、モル数は V1,V2、P1,P2、n1,n2 で、P1=P2、温度は共通に Ta である。隔膜が破れると、二つの気体は反応せずに混ざり、別の平衡状態 b に至る。
- 最終圧力 Pb を P1,P2,n1,n2 で表せ。
- 状態 a から b へのエントロピー変化を求め、この過程が不可逆であることを示せ。
III
図のカルノーサイクルを考える。A→B は断熱圧縮、B→C は温度 T1 の等温膨張、C→D は断熱膨張、D→A は温度 T2<T1 の等温圧縮である。
- B→C でエントロピーが増加するか減少するか、理由とともに答えよ。
- T–S 線図を示せ。
- その線図から効率を導け。

题目描述
考虑以理想气体为工质的热过程,气体常数为 R,摩尔定容、定压热容 CV,CP 均为常数。题面总述要求将状态变化视为准静态,并写出计算过程。
I. 对 1 mol 气体,以 P,T,V,U,S 表示压强、绝对温度、体积、内能和熵。
- 证明 dU=CVdT。
- 求温度、压强改变 dT,dP 时的熵变 dS。
- 已知 T0,P0 时熵为 S0,求 T,P 时的熵。
II. 刚性绝热容器内有一隔膜。初态 a 中两侧气体的体积、压强、物质的量分别为 V1,V2、P1,P2、n1,n2,压强不同,温度同为 Ta。隔膜破裂后两侧气体混合且不发生反应,最终达到平衡态 b。
- 用 P1,P2,n1,n2 表示最终压强 Pb。
- 求总熵变,证明该过程不可逆。
III. 图示卡诺循环依次为 A→B 绝热压缩、B→C 在 T1 等温膨胀、C→D 绝热膨胀、D→A 在 T2<T1 等温压缩。
- 说明 B→C 的熵增减及原因。
- 画出 T–S 图。
- 利用该图推导效率。
Kai
熱力学の恒等式と PV=RT より
(∂V∂U)T=T(∂T∂P)V−P=0,dU=CVdT.
TdS=dU+PdV、dV/V=dT/T−dP/P、CP=CV+R を用いると
dS=CPTdT−RPdP,S=S0+CPlogT0T−RlogP0P.
II.1
容器全体で熱と仕事の授受がないので内部エネルギーが保存され、Tb=Ta。したがって
Pb(V1+V2)=(n1+n2)RTa,Pb=n1/P1+n2/P2n1+n2.
II.2
異なる種類の気体が混合する場合、各成分の最終占有体積は V=V1+V2 である。エントロピーは状態量なので、同じ始終状態を結ぶ可逆等温膨張で計算して
ΔS=R(n1logV1V+n2logV2V)>0.
同種の気体である場合は、混合による寄与を含めず
ΔS=R(n1logPbP1+n2logPbP2)>0.
後者の正値性は、重み ni/(n1+n2) に対する幾何平均が調和平均 Pb より大きいことによる(P1=P2)。いずれも断熱系の全エントロピーが増加するため不可逆である。
III
B→C は吸熱を伴う可逆等温膨張なので、
SC−SB=T1Qin>0.
断熱枝では SA=SB、SC=SD である。図の T–S 平面で、A→B→C→D は時計回りの長方形となる。ΔS=SC−SB とおけば
Qin=T1ΔS,Qout=T2ΔS,η=T1ΔS(T1−T2)ΔS=1−T1T2.