東京大学 工学系研究科 2015年8月実施 数学 第4問
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
3次元空間内の三つの平面
ai1x+ai2y+ai3z=bi(i=1,2,3)
と球面 x2+y2+z2=3 を考える。係数行列を A=(aij)、拡大係数行列を B=(A∣b) とする。
I. 次の行列を考える。
A=111111111,B=11111111131−c,c>0.
- rankA,rankB を求めよ。
- P=(1,1,1) で球に接する平面を平面1と呼ぶ。残る二平面のうち P との距離が小さいものを平面2と呼ぶ。P と平面2との距離、および平面1と平面2の間にある球の部分の体積を求めよ。
II. 三平面が一直線で交わるとき、rankA,rankB を求めよ。
III. 三平面が球の互いに異なる3点で接するとする。三平面と球の可能な位置関係をすべて図示し、それぞれの rankA,rankB を求めよ。
题目描述
三维空间中有三个平面
ai1x+ai2y+ai3z=bi(i=1,2,3)
及球面 x2+y2+z2=3。记系数矩阵为 A=(aij),增广矩阵为 B=(A∣b)。
I. 设
A=111111111,B=11111111131−c,c>0.
- 求 rankA,rankB。
- 在 P=(1,1,1) 处与球相切的平面称为平面 1;余下两个平面中距 P 较近者称为平面 2。求 P 到平面 2 的距离,以及两平面之间的球体部分的体积。
II. 若三平面交于一条直线,求 rankA,rankB。
III. 若三平面分别在三个不同点与球相切,画出三平面与球的全部可能位置关系,并分别求 rankA,rankB。
Kai
I.1
A の三つの行は同一である。B の行空間は (1,1,1,0) と (0,0,0,1) で張られる。したがって
rankA=1,rankB=2.
I.2
平面1は x+y+z=3。P と残る二平面との距離はそれぞれ
32,33+c.
よって平面2は x+y+z=1、求める距離は 2/3。
s=(x+y+z)/3 を法線方向の座標に取ると、断面積は π(3−s2)。したがって球冠の体積は
V=π∫1/33(3−s2)ds=27283π.
解集合の次元は 3−rankA=1 であり、連立方程式は解を持つので、
rankA=rankB=2.
III
位置関係は次の3種類である。図は各場合の代表例で、すべての平面は球に接している。

| 位置関係 | rankA | rankB |
|---|
| 三平面がただ1点で交わる | 3 | 3 |
| 二平面が平行で、第三の平面が両方と交わる | 2 | 3 |
| 三平面は互いに交わるが、三つの交線は平行で共通点を持たない | 2 | 3 |
これらで尽くされることを示す。異なる3点での接平面がすべて平行になることはないので、rankA≥2。階数が3なら第1の場合である。階数が2の場合、三平面は共通の直線を持てない。その直線に垂直な断面を取ると、一点を通る円の異なる接線が3本必要になるが、円外の一点から引ける接線は高々2本だからである。したがって拡大係数行列の階数は3であり、平行な二平面があるかどうかで残りの二つの場合に分かれる。