東京大学 工学系研究科 2013年8月実施 数学 第2問
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
m>n を正の整数とし、階数 n の実行列 A∈Rm×n を考える。
I. ATA が対称行列であることを示せ。
II. 非零の実列ベクトル x に対し常に xTCx>0 となる実対称行列 C を正定値行列と呼ぶ。ATA が正定値であることを示せ。
III. 正定値行列の固有値がすべて正であることを示し、これを用いて逆行列が存在することを示せ。
IV. b∈Rm が与えられたとき、∥Ax′−b∥2 を最小にする x′ を A,b で表せ。
题目描述
设 m>n 为正整数,实矩阵 A∈Rm×n 的秩为 n。
I. 证明 ATA 为对称矩阵。
II. 实对称矩阵 C 若对所有非零实列向量 x 满足 xTCx>0,则称为正定矩阵。证明 ATA 正定。
III. 证明正定矩阵的所有特征值均为正,并由此证明其可逆。
IV. 给定 b∈Rm,求使 ∥Ax′−b∥2 最小的 x′,用 A,b 表示。
Kai
I–II
(ATA)T=ATA。また A は列フルランクなので、x=0 なら Ax=0 であり、
xTATAx=∥Ax∥2>0.
従って ATA は実対称正定値行列である。
III
実対称行列は直交対角化できる。実固有ベクトル v=0 に対し Cv=λv なら、
λ=vTvvTCv>0.
すべての固有値が非零で detC>0 となるから、C は可逆である。
二乗誤差の勾配を零とおくと、正規方程式
ATAx′=ATb を得る。II–III より、唯一の解は
x′=(ATA)−1ATb.
この解を x∗ とし、AT(Ax∗−b)=0 を用いると、
∥A(x∗+h)−b∥2=∥Ax∗−b∥2+∥Ah∥2.
最後の項が零となるのは h=0 の場合に限るので、確かに唯一の大域的最小点である。