東京大学 工学系研究科 電気系工学専攻 2019年度サンプル 問題3 情報理論
Author
祭音Myyura (Based on donguri0912's answer refined with GPT 6 Astra)
Description
F={0,1,2,3} を入力・出力とする通信路 C を考える。入力 x∈F に対して出力 y∈F が得られる確率を
P(y∣x)=⎩⎨⎧p(1−q),(1−p)q,(1−p)(1−q),pq,y=x,y=(x+1)mod4,y=(x+2)mod4,y=(x+3)mod4
と定める。amodb は a を b で割った余りを表し、0≤p,q≤1 とする。対数の底は 2、通信路容量を C とする。
(1) q=1 の場合の通信路線図を示せ。
(2) 入力を x に固定したときの出力のエントロピーを p,q の関数として求めよ。
(3) 通信路容量 C(p,q) を求めよ。
(4) C(p,q) の最小値と、それを与えるすべての (p,q) を求め、その理由を2行程度で述べよ。
(5) C(p,q) の最大値と、それを与えるすべての (p,q) を求め、その理由を2行程度で述べよ。
(6) p+q=1/2 の制約の下で、C(p,q) の最大値と、それを与えるすべての (p,q) を導出せよ。
(7) A={a,b,c,d} の1文字を F の2文字に符号化して送信する。p=1/2,q=1 のとき、誤りを最小化する符号の割当を一つ求めよ。ただし a↦00 は固定する。求めた割当と通信路容量との関係を2行程度で述べよ。
题目描述
考虑输入和输出字母表均为 F={0,1,2,3} 的信道。给定输入 x,输出 x、(x+1)mod4、(x+2)mod4、(x+3)mod4 的概率依次为 p(1−q)、(1−p)q、(1−p)(1−q)、pq。其中 0≤p,q≤1,所有对数以 2 为底。
(1) 画出 q=1 时的信道转移图。
(2) 求固定输入 x 时输出的熵。
(3) 求信道容量 C(p,q)。
(4) 求容量的最小值及所有对应的 (p,q),用约两行解释原因。
(5) 求容量的最大值及所有对应的 (p,q),用约两行解释原因。
(6) 在 p+q=1/2 的约束下,推导容量的最大值及所有对应的 (p,q)。
(7) 将 A={a,b,c,d} 的一个字母编码为 F 的两个符号。在 p=1/2,q=1、且 a↦00 固定的条件下,给出使错误概率最小的编码,并用约两行说明其与信道容量的关系。
Kai
二項エントロピー関数を h(u)=−ulog2u−(1−u)log2(1−u) とおき、h(0)=h(1)=0 とする。
(1)
q=1 なら、入力 x に対して (x+1)mod4 が確率 1−p、(x+3)mod4 が確率 p で出力される。

(2)
各入力について、出力確率は p,1−p と q,1−q の積を並べ替えたものである。したがって
H(Y∣X=x)=−y∑P(y∣x)log2P(y∣x)=−plog2p−(1−p)log2(1−p)−qlog2q−(1−q)log2(1−q)=h(p)+h(q).
この値は x に依存しない。
(3)
任意の入力分布について
I(X;Y)=H(Y)−H(Y∣X)=H(Y)−h(p)−h(q)≤2−h(p)−h(q)
である。遷移行列の各列の和も 1 なので、一様な入力 PX(x)=1/4 に対して出力も一様となり、H(Y)=2 が達成される。よって
C(p,q)=2−h(p)−h(q)bit/記号.
(4)
h(u)≤1 であり、等号は u=1/2 のときに限る。したがって
minC(p,q)=0,(p,q)=(1/2,1/2).
このとき、どの入力に対しても四つの出力が確率 1/4 で現れ、入力と出力が独立になるため、入力についての情報を伝えられない。
(5)
h(u)≥0 であり、等号は u=0,1 のときに限る。したがって
maxC(p,q)=2,(p,q)∈{(0,0),(0,1),(1,0),(1,1)}.
いずれも出力は入力を一定量だけ巡回シフトした値となり、入力と出力が一対一に対応する。一様な四元入力の 2 bit をすべて伝えられる。
(6)
q=1/2−p、0≤p≤1/2 とおく。容量の最大化は
g(p)=h(p)+h(1/2−p)
の最小化に等しい。0<p<1/2 で
h′′(u)=−u(1−u)ln21<0,g′′(p)=h′′(p)+h′′(1/2−p)<0
であり、g は厳密に凹である。両端で g(0)=g(1/2)=1 なので、内点では g(p)>1。したがって
p+q=1/2maxC(p,q)=1,(p,q)=(0,1/2),(1/2,0).
(7)
q=1 のとき出力の偶奇は必ず入力と反対になる。そこで、入力の偶奇の組を四つの文字に対応させる。
| 文字 | 符号語 | 取り得る受信語 |
|---|
| a | 00 | 11,13,31,33 |
| b | 01 | 10,12,30,32 |
| c | 10 | 01,03,21,23 |
| d | 11 | 00,02,20,22 |
受信語の集合は互いに交わらず、全 16 通りを尽くす。したがって、受信語の偶奇から送信文字を一意に復元でき、誤り確率は最小値 0 となる。
この符号の情報速度は R=log24/2=1 bit/記号であり、C(1/2,1)=1 bit/記号に一致する。2回の通信路使用で4文字を誤りなく識別できる。
Reference