東京大学 工学系研究科 航空宇宙工学専攻 2022年度 固体力学(午後)
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
原題:2022年度専門科目(午後)。図の条件は以下に文章で明記する。
2枚の十分長い金属母板を突き合わせ、外側両面に同じ材料の当て板を配置してボルト締結する。各母板側に幅方向に1列ずつボルトが並び、引張荷重は板の長手方向に作用する。単位幅当たりの荷重を P、ボルト径を d、母板厚さを t、各当て板の厚さを t1、幅方向のボルト間隔を b とする。ボルトは当て板・母板・当て板を貫通する。必要な用語や記号は定義して用いてよい。
第1問 同じ材質の板の単軸引張試験を行った。試験片の厚さは 2.0mm、平行部幅は 25mm、平行部長さは 100mm、伸び計の標点間距離は 80mm である。以下から引張弾性率と引張強さを求めよ。
| 伸び δ [mm] | 引張荷重 F [N] |
|---|
| 0.000 | 0 |
| 0.024 | 1007 |
| 0.048 | 2016 |
| 0.064 | 2838 |
| 0.080 | 3533 |
| 0.138 | 4424 |
| 0.278 | 5227 |
| 0.448 | 5665 |
| 0.640 | 5820 |
| 0.801 | 5928 |
| 1.696 | 5933 |
| 2.480 | 5933 |
| 3.288 | 5933 |
| 4.200 | 5933 |
第2問 母板の引張破壊とボルトのせん断破壊について、各破壊モードを簡潔に説明し、対応する強度設計式を示せ。
第3問 第2問以外に考えられる破壊モードを3つ挙げ、略図で説明せよ。
第4問 t=2.5mm, t1=1.5mm, d=6.0mm とする。ボルトのせん断強さは 150MPa である。第2問の結果に基づき、破壊時の P を最大にする b を求めよ。
题目描述
将两块足够长的金属母板对接,在两面各加一块同材质盖板并用螺栓连接。对接处两侧各有一排沿板宽排列的螺栓,拉力沿板长作用。单位宽度拉力为 P,母板厚 t,每块盖板厚 t1,螺栓直径 d,沿宽度的间距 b。螺栓穿过盖板、母板、盖板,形成双剪连接。
- 同材质拉伸试样厚 2.0mm、平行段宽 25mm、长 100mm,引伸计标距为 80mm。根据上表全部伸长—荷载数据求弹性模量和抗拉强度。
- 说明母板拉断和螺栓剪断两种失效,并写出对应强度设计式。
- 再列出三种其他失效模式,用简图说明。
- 给定 t=2.5,t1=1.5,d=6.0(单位 mm),螺栓抗剪强度为 150MPa。只考虑第2问两种模式,求使连接极限单位宽度荷载最大的螺栓间距。
Kai
第1問
初期断面積は A0=2×25=50mm2。ひずみは平行部長さでなく標点間距離 80mm により ε=δ/80 とする。
初期の 0≤δ≤0.080mm の5点を原点を通る直線 F=kδ で近似すると
k=∑δi2∑δiFi=4.3751×104N/mm.
したがって
E=5080k≃7.00×104MPa=70.0GPa,σB=505933=118.66MPa≃119MPa.
第2問
幅 b の1ピッチで伝達する力は Pb。母板の穴を通る正味断面積は (b−d)t なので、母板の引張破壊を防ぐ条件は
Pb≤σB(b−d)t.
ボルトは二つの母板・当て板界面でせん断される。せん断強さを τB とすれば
Pb≤24πd2τB.
実設計で安全率を設ける場合は、強さの代わりに対応する許容応力を用いる。
第3問
次の3モードがある。図の赤線・赤領域が破壊箇所で、矢印は荷重方向を表す。

- 穴縁の支圧破壊:ボルトと板の接触により穴縁が圧潰し、穴が荷重方向に広がる。母板の支圧強さを σbr とすれば、母板に対する条件は Pb≤σbrdt。
- 母板端部のせん断抜け:穴から板端までの二つの面がせん断される。穴縁から自由端までの有効距離を e、母板のせん断強さを τs とすると、Pb≤2etτs。
- 当て板の正味断面破断:ボルト穴を横切る断面で2枚の当て板が引張破断する。同材で等分担すると、Pb≤2t1(b−d)σB。
第4問
指定された二つのモードから
Plim(b)=min{σBt(1−bd), 2bπd2τB},b>d.
第1項は b とともに増加し、第2項は減少するので、最大値は両者の交点で生じる。
σBt(b−d)=2πd2τB.
したがって
b=d+2σBtπd2τB=6+2(118.66)(2.5)π(6)2(150)≃34.6mm.
このとき Plim≃245N/mm。これは指定された二つの破壊モードについての最適値であり、支圧破壊などまで評価するには、それぞれの強度値や端距離が別途必要となる。