東京大学 工学系研究科 航空宇宙工学専攻 2021年8月実施 流体力学(午後)
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
原題:2022年度専門科目(午後)
流体力学(午後)
図1のように、はじめシリンダー内で静止していた熱量的完全気体があり、等速 up でピストンを押して圧縮したところ、気体内に等速 us で右に進む垂直衝撃波が発生した。ここで速度 up および us は実験室系から見た値であり、また気体の比熱比を γ として以下の問いに答えよ。

第1問 衝撃波静止系では一般に以下の3つの式が成り立つ。
ρ1u1=ρ2u2
p1+ρ1u12=p2+ρ2u22
γ−1a12+2u12=γ−1a22+2u22
ただし、p1,ρ1,a1,u1 はそれぞれ衝撃波静止系で見たときの上流側の気体の圧力、密度、音速、速度であり、下流での対応する物理量は添字2で表す。図1の系において、u1 と u2 をそれぞれ up と us を用いて表せ。
第2問 ρ2/ρ1 を p2/p1 と γ のみを用いて表せ。
第3問 衝撃波マッハ数を Ms=us/a1、ピストンマッハ数を Mp=up/a1 とするとき、Ms を Mp と γ のみを用いて表せ。また、Mp を p2/p1 と γ のみを用いて表せ。
第4問 衝撃波は右側の壁で反射した後、実験室系から見て左向きに等速 ur で進んだ。この時、衝撃波静止系から見た上流と下流の気体の速度をそれぞれ up と ur を用いて表せ。
第5問 反射した衝撃波と右側の壁の間の気体の圧力を p3 とするとき、p3/p2 を p2/p1 と γ のみを用いて表せ。
题目描述
流体力学(下午)
如图1,气缸内有初始静止的量热完全气体。以恒定速度 up 推动活塞压缩气体,气体内产生以恒定速度 us 向右传播的正激波。up,us 均在实验室坐标系中测量,气体比热比为 γ。回答下列问题。
第1问 在激波静止系中,一般满足以下三式:
ρ1u1=ρ2u2,
p1+ρ1u12=p2+ρ2u22,
γ−1a12+2u12=γ−1a22+2u22.
其中 p1,ρ1,a1,u1 分别为在激波静止系中观察的上游气体压力、密度、声速和速度,下游对应物理量以下标2表示。对图1系统,分别用 up,us 表示 u1,u2。
第2问 仅用 p2/p1 和 γ 表示 ρ2/ρ1。
第3问 定义激波马赫数 Ms=us/a1 和活塞马赫数 Mp=up/a1。仅用 Mp,γ 表示 Ms;再仅用 p2/p1,γ 表示 Mp。
第4问 激波在右壁反射后,以实验室系中向左的恒定速度 ur 传播。分别用 up,ur 表示在反射激波静止系中观察的上游、下游气体速度。
第5问 设反射激波与右壁之间的气体压力为 p3,仅用 p2/p1,γ 表示 p3/p2。
Kai
第1問
入射衝撃波の静止系では気体は左へ流れる。その速さは
u1=us,u2=us−up.
第2問
P=p2/p1, q=ρ2/ρ1 とおく。質量保存から u2=u1/q、運動量保存から
p1ρ1u12=1−1/qP−1.
ai2=γpi/ρi をエネルギー式に用いると
γ−1γ(qP−1)=21(P−1)(1+q1).
整理して
q=(γ−1)P+γ+1(γ+1)P+γ−1.
第3問
前問と運動量式より Ms2=[(γ+1)P+γ−1]/(2γ)。また
Mp=Ms(1−q1)=(γ+1)Ms2(Ms2−1).
正の根を選んで
Ms=4γ+1Mp+1+(4γ+1Mp)2.
圧力比による表示は
Mp=(P−1)γ[(γ+1)P+γ−1]2.
第4問
反射前の状態2は実験室系で右向きに up、壁側の状態3は静止している。左向きに動く反射衝撃波から見ると両者とも右向きで、
uupstream=up+ur,udownstream=ur.
第5問
Q=p3/p2 とする。反射波の前後の速度差も up であるから、第3問を状態2の音速 a2 で用いて
(a2up)2=γ[(γ+1)Q+γ−1]2(Q−1)2.
一方、a22/a12=P/q なので
(γ+1)Q+γ−1(Q−1)2=P[(γ−1)P+γ+1](P−1)2.
この二次方程式の根は Q=1/P と
p2p3=(γ−1)P+γ+1(3γ−1)P−(γ−1).
反射衝撃波は圧縮波なので P>1,Q>1 となる後者を選ぶ。