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東京大学 情報理工学研究科 数理情報学 2019年8月実施 第3問

Author

hari64boli64

Description

KK を体、nn を正整数とする。 K(x1,x2,,xn)K(x_1, x_2, \ldots, x_n)KK 上の nn 変数の有理関数のなす体とし、KK および x1,x2,,xn,x11,x21,,xn1x_1, x_2, \ldots, x_n, x_1^{-1}, x_2^{-1}, \ldots, x_n^{-1} で生成される K(x1,x2,,xn)K(x_1, x_2, \ldots, x_n) の部分環 K[x1,x2,,xn,x11,x21,,xn1]K[x_1, x_2, \ldots, x_n, x_1^{-1}, x_2^{-1}, \ldots, x_n^{-1}]LL で表す。 また R=K[x1,x2,,xn,y1,y2,,yn]R = K[x_1, x_2, \ldots, x_n, y_1, y_2, \ldots, y_n]KK 上の 2n2n 変数多項式環とする。以下の設問に答えよ。

(1) 元 pRp \in R において、各変数 yi (i=1,,n)y_i \ (i = 1, \ldots, n)xi1x_i^{-1} を代入して得られる LL の元を φ(p)\varphi(p) で表す。この写像 φ:RL\varphi: R \rightarrow L は環の準同型である。 JJLL のイデアルとするとき、φ1(J)\varphi^{-1}(J)RR のイデアルであることを示せ。

(2) 1in1 \leq i \leq n について gi=xiyi1g_i = x_i y_i - 1 と定める。また、

R={rR  1in とするとき、 r 内のどの単項式についても、 xi と yi がともに現れることはない}R' = \left\{ r \in R \ \left | \ \begin{aligned} &1 \leq i \leq n \text{ とするとき、 } r \text{ 内のどの単項式についても、 } \\ &x_i \text{ と } y_i \text{ がともに現れることはない} \end{aligned} \right. \right\}

と定める。任意の元 pRp \in R に対して、p=h1g1++hngn+rp = h_1 g_1 + \cdots + h_n g_n + r となる RR の元 h1,,hnh_1, \ldots, h_nRR' の元 rr が存在することを示せ。

(3) g1,,gng_1, \ldots, g_n で生成される RR のイデアルを II で表す。ker φ=I\varphi = I を示し、LL が剰余環 R/IR/I と同型であることを示せ。

题目描述

KK 为域,nn 为正整数。记

L=K[x1,,xn,x11,,xn1]L=K[x_1,\ldots,x_n,x_1^{-1},\ldots,x_n^{-1}]

为有理函数域 K(x1,,xn)K(x_1,\ldots,x_n) 中由各变量及其逆元生成的 Laurent 多项式环,并令 R=K[x1,,xn,y1,,yn].R=K[x_1,\ldots,x_n,y_1,\ldots,y_n]. 定义环同态 φ:RL\varphi:R\to L:在 pRp\in R 中将每个 yiy_i 替换为 xi1x_i^{-1}

  1. LL 的任意理想 JJ,证明逆像 φ1(J)\varphi^{-1}(J)RR 的理想。
  2. i=1,,ni=1,\ldots,n,令 gi=xiyi1.g_i=x_iy_i-1. 定义 RRR'\subset R 为满足以下条件的多项式集合:对每个 ii,其任何单项式中都不会同时出现 xix_iyiy_i。 证明对任意 pRp\in R,存在 h1,,hnRh_1,\ldots,h_n\in RrRr\in R',使 p=h1g1++hngn+r.p=h_1g_1+\cdots+h_ng_n+r.
  3. I=(g1,,gn)I=(g_1,\ldots,g_n)。证明 kerφ=I,\ker\varphi=I, 并由此证明 LR/I.L\cong R/I.

考点

  • 理想的逆像:验证环同态下加法封闭及吸收性。
  • Laurent 多项式环:用关系 xiyi=1x_iy_i=1 代数化变量逆元。
  • 多项式约化:反复消去单项式中成对出现的 xiyix_i y_i,得到标准余项。
  • 核理想与第一同构定理:确定代入同态的核并把像表示为商环。

Kai

(1)

以下の二つを言えばよい。

  • φ1(J)\varphi^{-1}(J) は加法について部分群である。JJも加法についてLLの部分群であるので明らか。

  • rφ1(J),xRrxφ1(J)r \in \varphi^{-1}(J),x \in R \Rightarrow rx \in \varphi^{-1}(J)φ(rx)=φ(r)φ(x)J(φ(r)J,φ(x)L)\varphi(rx)=\varphi(r)\varphi(x)\in J \quad (\because \varphi(r) \in J , \varphi(x) \in L) より従う。

(2)

自明

(3)

IKerφI \subset \mathrm{Ker}\varphi は代入すれば明らか。

KerφI\mathrm{Ker}\varphi \subset I は、(2)より r0r\neq 0 ならば φ(p)0\varphi(p) \neq 0 が言えればよい。

説明が難しいが、xix_ixj,yjx_j,y_j が無関係だということを言えばok? (自信なし)

後半は準同型定理より、

R/KerφImφR/IL\begin{aligned} & R/\mathrm{Ker}{\varphi} \cong \mathrm{Im}{\varphi} \\ \Rightarrow & R/I \cong L \end{aligned}

Knowledge

斜体ならば可換性を課さないが、体ならば可換性がある。

体の定義は以下の通り。


空でない集合KKが体(field)であるとは,

  • KK が単位元を持つ可換環
  • KK00 でない任意の元が乗法逆元を持つ,すなわち,a0a \neq 0 に対し,aa1=1aa^{-1}=1 となるものが存在する。言い換えると K×=K{0}K^{\times}=K\setminus\{0\} であるの2つが成り立つことをいう。ただし,K×K^{\times}とはKKの乗法群を指す。

この時、右イデアルと左イデアルは同じになる。

イデアルの定義は以下の通り。


RR を環とし,IRI \subset R とする。II について,

  • II は加法について部分群である
  • rR,xIrxIr \in R, x \in I \Rightarrow rx \in I
  • rR,xIxrIr \in R, x \in I \Rightarrow xr \in I ...(中略)...,1,2,3 が成り立つとき,両側イデアル (two-sided ideal) という。

S(R)S (\subset R) から生成された有限生成イデアルの一般形は以下の通り。

(S)={r1s1+rnsnrkR,skS,n1}\begin{aligned} (S)=\{r_1s_1+\cdots r_ns_n | r_k \in R, s_k \in S, n \geq 1 \} \end{aligned}

群の準同型定理の主張は以下の通り。

群準同型 f:G1G2f:G_1 \to G_2 に対して、写像 F:G1/KerfImfF:G_1/\mathrm{Ker}f \to \mathrm{Im}f は群準同型であり、特に、G1/KerfImfG_1/\mathrm{Ker}f \cong \mathrm{Im}f である。