東京大学 情報理工学研究科 数理情報学 2019年8月実施 第3問
Author
Description
(1) 元
(2)
と定める。任意の元
(3)
Kai
(1)
以下の二つを言えばよい。
-
は加法について部分群である。 も加法について の部分群であるので明らか。 -
。 より従う。
(2)
自明
(3)
説明が難しいが、
後半は準同型定理より、
Knowledge
斜体ならば可換性を課さないが、体ならば可換性がある。
体の定義は以下の通り。
空でない集合
が単位元を持つ可換環 の でない任意の元が乗法逆元を持つ,すなわち, に対し, となるものが存在する。言い換えると であるの2つが成り立つことをいう。ただし, とは の乗法群を指す。
この時、右イデアルと左イデアルは同じになる。
イデアルの定義は以下の通り。
は加法について部分群である ...(中略)...,1,2,3 が成り立つとき,両側イデアル (two-sided ideal) という。
群の準同型定理の主張は以下の通り。
群準同型