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東京大学 情報理工学研究科 2022年8月実施 数学 第1問

Author

Miyake

Description

以下の問いに答えよ。

(1) 実数変数 の関数 を以下のように定義する。

方程式 の解の集合は、 平面上の , を通る直線となることを示せ。ただし、 とする。

(2) 行列式

の値を因数分解した形で求めよ。

(3) 平面上の , , を通る曲線 が唯一存在することを示せ。ただし、 は定数で、 は互いに異なるとする。

(4) (3) の曲線は の形で表せる。ただし、 に依存しないものとする。 を求めよ。

(5) 平面上の を通る曲線 の形で表す。 ただし、 に依存しせず、 はお互いに異なるとする。 を求めよ。

Kai

(1)

のそれぞれに関して1次式である。

また、2つの行が同じとき行列式は であるので、

もわかる。

よって、 は2点 を通る直線である。

(2)

(3)

が満たすべき条件は

である。 が互いに異なるとき、 (2) より、

であるから、逆行列

が唯一存在し、

のみである。 よって、条件を満たす曲線は唯一存在する。

(4)

(5)