東北大学 理学研究科 数学専攻 2023年8月実施 選択問題 [4]
Author
祭音Myyura (Based on L^2's answer refined with GPT 6 Astra)
Description
問題は 8 題ある。3 題を選択して解答すること。
3 次元ユークリッド空間 R3 において、
X={(x,y,z)∈R3 x2+4y2+43z2=1}
および
Y={(x,y,z)∈R3 x2+43y2+4z2=1}
とおく。以下の問いに答えよ。
(1) すべての非負の整数 q に対して、X の q 次の整係数ホモロジー群 Hq(X) を求めよ。
(2) すべての非負の整数 q に対して、X∩Y の q 次の整係数ホモロジー群 Hq(X∩Y) を求めよ。
(3) すべての非負の整数 q に対して、X∪Y の q 次の整係数ホモロジー群 Hq(X∪Y) を求めよ。
题目描述
本卷共 8 道题,请选择其中 3 道作答。
在三维欧氏空间 R3 中,令
X={(x,y,z)∈R3 x2+4y2+43z2=1},
以及
Y={(x,y,z)∈R3 x2+43y2+4z2=1}.
回答下列问题。
(1) 对所有非负整数 q,求 X 的 q 次整数系数同调群 Hq(X)。
(2) 对所有非负整数 q,求 X∩Y 的 q 次整数系数同调群 Hq(X∩Y)。
(3) 对所有非负整数 q,求 X∪Y 的 q 次整数系数同调群 Hq(X∪Y)。
Kai
(1)
線形写像 (x,y,z)↦(x,y/2,3z/2) は X を S2 に同相に写す。したがって
Hq(X)≅{Z0(q=0,2),(q=1 または q≥3).
(2)
二つの方程式の差から y2=z2 となるので
X∩Y=Γ+∪Γ−,Γ±={(x,y,z)∣x2+z2=1, y=±z}.
Γ+ と Γ− はそれぞれ円周と同相であり、その共通部分は (1,0,0),(−1,0,0) の二点である。よって X∩Y は頂点が二つ、両頂点を結ぶ辺が四つの連結グラフである。
各辺を同じ向きにとると、境界写像 ∂1:Z4→Z2 の四つの列はすべて (−1,1)T である。ゆえに ker∂1≅Z3 であり、
Hq(X∩Y)≅⎩⎨⎧ZZ30(q=0),(q=1),(q≥2).
(3)
Y も S2 と同相である。交わりのグラフを共通部分複体とするように X,Y を三角形分割すれば、Mayer–Vietoris 完全列を適用できる。その一部は
0⟶Z2⟶H2(X∪Y)⟶Z3⟶0
となる。右端の Z3 は自由アーベル群なのでこの完全列は分裂し、H2(X∪Y)≅Z5 である。
さらに
0⟶H1(X∪Y)⟶Z n↦(n,−n) Z2⟶H0(X∪Y)⟶0.
中央の写像は単射であるから H1(X∪Y)=0。また X∪Y は連結であり、2 次元複体なので
Hq(X∪Y)≅⎩⎨⎧ZZ50(q=0),(q=2),(q=1 または q≥3).
Reference