東北大学 理学研究科 数学専攻 2021年8月実施 選択問題 [6]
Author
祭音Myyura (Based on L^2's answer refined with GPT 6 Astra)
Description
問題は8題ある。3題を選択して解答すること。
実ヒルベルト空間 (H,(⋅,⋅)) 上で定義された線形作用素 A:H→H が
(Ax,x)≥0(x∈H)
を満たすとする。以下の問いに答えよ。
(1) x,f∈H が
(f−Ay,x−y)≥0(y∈H)
を満たすとき、f=Ax が成り立つことを示せ。
(2) A は閉作用素であることを示せ。すなわち A のグラフ G(A)={[x,Ax]∈H×H∣x∈H} が H×H のノルム ∥⋅∥H×H によって定まる強位相に関して閉集合となることを示せ。ただし H×H のノルム ∥⋅∥H×H は ∥[x,y]∥H×H=∥x∥H+∥y∥H([x,y]∈H×H)によって定まるものとし、また ∥x∥H=(x,x)(x∈H)とする。
(3) I+A は全単射であることを示せ。ただし I:H→H は恒等作用素を表す。すなわち Ix=x(x∈H)が成り立つ。
题目描述
试卷共8题,选择其中3题作答。
设 (H,(⋅,⋅)) 为实希尔伯特空间,定义在整个 H 上的线性算子 A:H→H 满足
(Ax,x)≥0(x∈H).
(1) 若 x,f∈H 满足对每个 y∈H 都有 (f−Ay,x−y)≥0,证明 f=Ax。
(2) 证明 A 是闭算子,即图像
G(A)={[x,Ax]∈H×H∣x∈H}
在 H×H 的范数所诱导的强拓扑下是闭集。其中
∥[x,y]∥H×H=∥x∥H+∥y∥H,∥x∥H=(x,x).
(3) 证明 I+A 是双射,其中 I:H→H 为恒等算子,即 Ix=x。
Kai
(1)
x,f を固定し、任意の h∈H と t>0 に対し y=x−th とおく。仮定より
0≤(f−A(x−th),th)=t(f−Ax,h)+t2(Ah,h).
t で割って t↓0 とすると (f−Ax,h)≥0 となる。−h にも同じ議論を適用すれば (f−Ax,h)=0 である。特に h=f−Ax とすれば f=Ax を得る。
(2)
xn→x, Axn→f とする。任意の y∈H に対し
(Axn−Ay,xn−y)=(A(xn−y),xn−y)≥0.
内積の連続性より極限をとって (f−Ay,x−y)≥0 を得る。(1) から f=Ax なので A のグラフは閉じている。
(3)
B=I+A とおく。仮定と Cauchy–Schwarz の不等式より
∥Bu∥∥u∥≥(Bu,u)=∥u∥2+(Au,u)≥∥u∥2.
従って ∥Bu∥≥∥u∥ であり、B は単射である。
値域の列 Bxn→f をとると、∥xn−xm∥≤∥Bxn−Bxm∥ なので xn は Cauchy 列である。完備性より xn→x となり、Axn=Bxn−xn→f−x である。(2) から Ax=f−x、すなわち Bx=f となるので値域は閉じている。
さらに z⊥RanB ならば、特に 0=(Bz,z)≥∥z∥2 なので z=0 である。従って値域は稠密でもあり、RanB=H となる。以上より I+A は全単射である。
Reference