東北大学 理学研究科 数学専攻 2019年8月実施 選択問題 [6]
Author
祭音Myyura (Based on L^2's answer refined with GPT 6 Astra)
Description
問題は8題ある。3題を選択して解答すること。
(X,∥⋅∥X) と (Y,∥⋅∥Y) をバナッハ空間とする。X,Y はノルムが定める位相により位相空間となす。X から Y への有界線形作用素全体からなる空間 L(X,Y) 上のノルム ∥⋅∥ を次のように定める。
∥F∥=u∈X, ∥u∥X=1sup∥F(u)∥Y(F∈L(X,Y)).
また、次の二条件を満たす L(X,Y) の元の列 {Fn}n=1∞ を固定する。
- 任意の u∈X に対し {Fn(u)}n=1∞ は Y で収束する。
- n≥1sup∥Fn∥<∞。
作用素 F:X→Y を各 u∈X に対し F(u)=limn→∞Fn(u) により定義する。以下の問いに答えよ。
(1) F は L(X,Y) に属し、次を満たすことを示せ。
∥F∥≤n→∞liminf∥Fn∥<∞.
(2) バナッハ空間 (X,∥⋅∥X) のコンパクト集合 K に対し、次が成り立つことを示せ。
n→∞limu∈Ksup∥Fn(u)−F(u)∥Y=0.
(3) X=Y=L1(R) とし、Fn:X→Y が次で与えられるときを考える。
Fn(u)(x)=u(x+n1)(u∈X, x∈R).
このとき limsupn→∞∥Fn−F∥=0 が成り立つかどうか、理由とともに答えよ。
题目描述
试卷共8题,选择其中3题作答。
设 (X,∥⋅∥X) 和 (Y,∥⋅∥Y) 为巴拿赫空间,均赋予范数诱导的拓扑。记从 X 到 Y 的所有有界线性算子组成的空间为 L(X,Y),定义其上的范数
∥F∥=u∈X, ∥u∥X=1sup∥F(u)∥Y(F∈L(X,Y)).
固定满足以下两个条件的序列 {Fn}n=1∞⊂L(X,Y):
- 对每个 u∈X,序列 {Fn(u)}n=1∞ 在 Y 中收敛。
- n≥1sup∥Fn∥<∞。
对每个 u∈X,以 F(u)=limn→∞Fn(u) 定义算子 F:X→Y。回答下列问题。
(1) 证明 F∈L(X,Y),且
∥F∥≤n→∞liminf∥Fn∥<∞.
(2) 对 (X,∥⋅∥X) 的紧子集 K,证明
n→∞limu∈Ksup∥Fn(u)−F(u)∥Y=0.
(3) 令 X=Y=L1(R),并定义
Fn(u)(x)=u(x+n1)(u∈X, x∈R).
判断 limsupn→∞∥Fn−F∥=0 是否成立,并说明理由。
Kai
(1)
各点での極限をとれば F(αu+βv)=αF(u)+βF(v) となるので F は線形である。M=supn∥Fn∥<∞ とおくと、各 u∈X について
∥Fu∥Y=nlim∥Fnu∥Y≤(nliminf∥Fn∥)∥u∥X.
従って F∈L(X,Y) であり、∥F∥≤liminfn∥Fn∥≤M<∞ である。
(2)
ε>0 をとり、δ=ε/(3(M+1)) とおく。コンパクト性により K の有限 δ 網 u1,…,um をとれる。各点収束から、十分大きい n では全ての j に対し ∥Fnuj−Fuj∥Y<ε/3 である。u∈K に対して ∥u−uj∥X<δ となる j を選べば
∥Fnu−Fu∥Y≤∥Fn∥∥u−uj∥X+∥Fnuj−Fuj∥Y+∥F∥∥u−uj∥X<2Mδ+ε/3<ε.
よって K 上で一様収束する。
(3)
平行移動は L1 ノルムを保存するので ∥Fn∥=1 である。Cc(R) の関数に対しては一様連続性から ∥Fnu−u∥1→0 となる。Cc(R) が L1(R) に稠密であり、∥Fn∥=1 なので、任意の u∈L1 についても同じ極限が成立する。従って強極限は恒等作用素 I である。
一方、un=nχ[0,1/n] とおくと ∥un∥1=1 であり、un と Fnun の台は零集合を除いて交わらない。従って
∥(Fn−I)un∥1=∥Fnun∥1+∥un∥1=2.
また ∥Fn−I∥≤∥Fn∥+∥I∥=2 なので、全ての n で ∥Fn−I∥=2 となる。よって作用素ノルムでは I に収束しない。
Reference