東北大学 理学研究科 数学専攻 2018年8月実施 選択問題 [4]
Author
祭音Myyura (Based on L^2's answer refined with GPT 6 Astra)
Description
問題は 8 題ある。3 題を選択して解答すること。
n 次元ユークリッド空間 Rn の k+1 個の点 a0,a1,…,ak は、∑i=0kti=0 を満たす k+1 個の実数 t0,t1,…,tk で ∑i=0ktiai=0 を満たすものは ti=0(i=0,…,k)以外に存在しないとき、一般の位置にあるといわれる。このとき k 単体 [a0,a1,…,ak] を
[a0,a1,…,ak]={i=0∑ktiai∈Rn i=0∑kti=1, ti≥0 (i=0,1,…,k)}
と定める。k 単体 [a0,a1,…,ak] の m 辺単体とは、集合 {a0,a1,…,ak} の m+1 個の点からなる部分集合が定める m 単体のことである。
n≥3 とし、Rn 内に n+2 個の点 a,b,a1,…,an で、a,a1,…,an と b,a1,…,an がそれぞれ一般の位置にあるものが与えられているとし、n 単体 σ,τ を σ=[a,a1,…,an]、τ=[b,a1,…,an] で定める。ただし σ∩τ=[a1,…,an] と仮定する。以下の問いに答えよ。
(1) τ の (n−1) 辺単体全体の和集合を Yn−1 とする。このとき Yn−1 の整係数ホモロジー群を求めよ。
(2) σ の (n−2) 辺単体全体の和集合を Xn−2 とする。このとき Xn−2 の整係数ホモロジー群を求めよ。
(3) Yn−1,Xn−2 を設問 (1), (2) の通りとする。このとき Xn−2∪Yn−1 の整係数ホモロジー群を求めよ。
题目描述
本卷共 8 道题,请选择其中 3 道作答。
若 n 维欧氏空间 Rn 中的 k+1 个点 a0,a1,…,ak 满足:对实数 t0,t1,…,tk,条件 ∑i=0kti=0 与 ∑i=0ktiai=0 只能在所有 ti=0(i=0,…,k)时同时成立,则称这些点处于一般位置。此时定义 k 维单形
[a0,a1,…,ak]={i=0∑ktiai∈Rn i=0∑kti=1, ti≥0 (i=0,1,…,k)}.
其 m 维面是由集合 {a0,a1,…,ak} 中任取 m+1 个点构成的子集所确定的 m 维单形。
设 n≥3,给定 Rn 中的 n+2 个点 a,b,a1,…,an,其中 a,a1,…,an 和 b,a1,…,an 分别处于一般位置。定义 n 维单形 σ=[a,a1,…,an]、τ=[b,a1,…,an],并假设 σ∩τ=[a1,…,an]。回答下列问题。
(1) 令 Yn−1 为 τ 的所有 (n−1) 维面的并。求 Yn−1 的整系数同调群。
(2) 令 Xn−2 为 σ 的所有 (n−2) 维面的并。求 Xn−2 的整系数同调群。
(3) Yn−1,Xn−2 如 (1)、(2) 所定义。求 Xn−2∪Yn−1 的整系数同调群。
Kai
以下、係数はすべて Z とする。
(1)
Yn−1=∂τ は Sn−1 と同相なので
Hq(Yn−1)≅{Z0q=0,n−1,それ以外.
(2)
Xn−2 は σ の (n−2)-骨格である。n≥3 より連結なので H0(Xn−2)≅Z。1≤q<n−2 における鎖群と境界写像は可縮な単体 σ のものと同じなので、Hq(Xn−2)=0 である。また次元より q>n−2 でも 0 である。
v0=a,vi=ai(1≤i≤n)とし、Fi=[v0,…,vi,…,vn] とおく。単体 σ の鎖複体の完全性から、Xn−2 の (n−2)-サイクル群は zi=∂Fi(0≤i≤n)で生成される。これらの間の関係式は
i=0∑n(−1)izi=0
の整数倍だけである。実際、ker∂n−1=im∂n は ∂[v0,…,vn] で生成される。
Xn−2 自体には (n−1)-単体がないので、このサイクル群がそのまま Hn−2(Xn−2) となる。上の関係式で zn を消去でき、z0,…,zn−1 は自由基底になる。したがって
Hq(Xn−2)≅⎩⎨⎧ZZn0q=0,q=n−2,それ以外.
(3)
Z=Xn−2∪Yn−1 とおく。共通部分は共有面 F0=[a1,…,an] の境界なので
Xn−2∩Yn−1=∂F0≅Sn−2.
その基本サイクルは包含によって Hn−2(Xn−2) の基底の一つ z0 に写る。一方、Yn−1 内では F0 の境界なので 0 に写る。したがって誘導写像
Z≅Hn−2(Xn−2∩Yn−1)⟶Hn−2(Xn−2)⊕Hn−2(Yn−1)≅Zn
は基底の一つへの包含であり、単射かつ余核は Zn−1 である。
単体的 Mayer–Vietoris 完全列の該当部分は
0⟶Z⟶Hn−1(Z)⟶Z1↦z0Zn⟶Hn−2(Z)⟶0.
よって Hn−1(Z)≅Z、Hn−2(Z)≅Zn−1 となる。他の正次数は 0 であり、Z は連結であるから
Hq(Xn−2∪Yn−1)≅⎩⎨⎧ZZn−10q=0,n−1,q=n−2,それ以外.
Reference