東北大学 理学研究科 数学専攻 2017年8月実施 共通問題 [1]
Author
祭音Myyura (Based on L^2's answer refined with GPT 6 Astra)
Description
問題は 4 題ある。全問に解答すること。R、C はそれぞれ実数全体、複素数全体のなす集合を表す。
a を実数とする。3 次実正方行列
A=20−1a28−11−1
に対して、線形写像 fA:R3→R3 を x↦Ax により定める。以下の問いに答えよ。
(1) 行列 A の固有多項式 pA(x) を求めよ。
(2) 行列 A を複素行列によって対角化できないような実数 a をすべて求めよ。
(3) a を (2) で求めたものとする。各 a に対して、R3 の 1 次元部分空間 W で次の 2 つの性質を同時に満たすものを与えよ。
(a) fA(W)⊂W。
(b) fA が誘導する線形写像 fA:R3/W→R3/W の表現行列は対角化可能である。
题目描述
试卷共 4 道题,全部作答。R、C 分别表示实数集和复数集。
设 a 为实数。对于三阶实方阵
A=20−1a28−11−1,
以 x↦Ax 定义线性映射 fA:R3→R3。回答下列问题。
(1) 求矩阵 A 的特征多项式 pA(x)。
(2) 求所有使矩阵 A 不能通过复矩阵对角化的实数 a。
(3) 对第 (2) 问中求出的每个 a,给出 R3 的一个一维子空间 W,使以下两个条件同时成立。
(a) fA(W)⊂W。
(b) fA 诱导的线性映射 fA:R3/W→R3/W 的表示矩阵可以对角化。
Kai
(1)
pA(t)=det(tI−A)=dett−201−at−2−81−1t+1=t3−3t2−9t+a+22.
(2)
p(t)=t3−3t2−9t+a+22 とおく。重根がなければ A は複素数体上で対角化可能である。重根は
p′(t)=3(t−3)(t+1)
の根でもあるので、p(3)=a−5=0 または p(−1)=a+27=0 が必要である。
a=5 のときは p(t)=(t−3)2(t+3) であり、
ker(A−3I)=C411.
a=−27 のときは p(t)=(t+1)2(t−5) であり、
ker(A+I)=C−8−13.
どちらも重複度 2 の固有値に対する固有空間の次元が 1 なので、対角化不可能である。従って求める値は a=5,−27 である。
(3)
重根を λ、残りの固有値を μ とする。(2) より λ の固有空間は一次元なので、A のジョルダン標準形から、実ベクトル空間 R3 の基底 v,w,u で
Av=λv,Aw=λw+v,Au=μu
を満たすものが存在する。ただし
(λ,μ)={(3,−3)(−1,5)(a=5),(a=−27).
一次元部分空間 W が A に関して不変ならば、その非零元は固有ベクトルであるから、W=Rv または W=Ru である。
W=Rv の場合、商空間の基底 [w],[u] に関する誘導写像の表現行列は diag(λ,μ) である。従って対角化可能である。一方、W=Ru の場合、商空間の基底 [v],[w] に関する表現行列は
(λ01λ)
であり、対角化不可能である。従って求める部分空間は
{W=Rt(4,1,1)W=Rt(−8,−1,3)(a=5),(a=−27).
Reference