東北大学 理学研究科 数学専攻 2016年8月実施 選択問題 [3]
Author
祭音Myyura (Based on L^2's answer refined with GPT 6 Astra)
Description
問題は 9 題ある。3 題を選択して解答すること。
3 次元ユークリッド空間 R3 の以下の 4 点
a0=(0,0,0),a1=(1,0,0),a2=(0,1,0),a3=(0,0,1)
をそれぞれ 0-単体とみなす。また、2 点 ai,aj を頂点とする 1-単体を aiaj と書き、3 点 ai,aj,ak を頂点とする 2-単体を aiajak と書く。X を
a0,a1,a2,a0a1,a0a2,a1a2
からなる単体的複体とし、Y を
a0,a1,a2,a3,a0a1,a0a2,a0a3,a1a2,a1a3,a2a3,a0a1a3
からなる単体的複体とする。以下の問いに答えよ。
(1) 単体的複体 X の整係数ホモロジー群を求めよ。
(2) 単体的複体 Y の整係数ホモロジー群を求めよ。
(3) X に属する単体全体の和集合を ∣X∣ とし、∣Y∣ も同様に定める。ここで、写像 f:∣Y∣→∣X∣ を f(x,y,z)=(x,y,0) で定義する。このとき、f から誘導される f∗:H1(Y,Z)→H1(X,Z) は全射であること、および、単射でないことを示せ。
题目描述
本卷共 9 道题,请选择其中 3 道作答。
把三维欧氏空间 R3 中的四点
a0=(0,0,0),a1=(1,0,0),a2=(0,1,0),a3=(0,0,1)
分别视为零维单形。以 ai,aj 为顶点的一维单形记为 aiaj,以 ai,aj,ak 为顶点的二维单形记为 aiajak。令 X 为由
a0,a1,a2,a0a1,a0a2,a1a2
组成的单纯复形,Y 为由
a0,a1,a2,a3,a0a1,a0a2,a0a3,a1a2,a1a3,a2a3,a0a1a3
组成的单纯复形。回答下列问题。
(1) 求单纯复形 X 的整系数同调群。
(2) 求单纯复形 Y 的整系数同调群。
(3) 用 ∣X∣ 表示 X 中所有单形的并,以同样方式定义 ∣Y∣。定义映射 f:∣Y∣→∣X∣ 为 f(x,y,z)=(x,y,0)。证明其诱导映射 f∗:H1(Y,Z)→H1(X,Z) 是满射,但不是单射。
Kai
以下、係数はすべて Z とし、eij=[ai,aj](i<j)と書く。
(1)
∣X∣ は三角形の境界なので S1 と同相である。したがって
Hq(X;Z)≅{Z0q=0,1,q≥2.
H1(X;Z) の生成元として z012=e01+e12−e02 を取れる。
(2)
Y の 1-骨格は完全グラフ K4 である。全域木 e01,e02,e03 を選ぶと、そのサイクル群の基底は
z012z013z023=e01+e12−e02,=e01+e13−e03,=e02+e23−e03
である。実際、各サイクルの木に属さない辺の係数はそれぞれ e12,e13,e23 の係数を自由に指定し、残る木の辺の係数は境界が 0 という条件から一意に決まる。
唯一の 2-単体 [a0,a1,a3] の境界は z013 であり、∂2:Z→C1(Y) は単射である。よって
H1(Y;Z)=Zz013Zz012⊕Zz013⊕Zz023≅Z2,H2(Y;Z)=0.
Y は連結で 2 次元の複体だから、結論は
Hq(Y;Z)≅⎩⎨⎧ZZ20q=0,q=1,q≥2.
(3)
f は a0,a1,a2 を固定し、a3 を a0 に写す。この頂点写像は単体写像を定め、その実現が問題の f である。
z012 は固定される。一方、退化辺の像を 0 とすれば
f#(z023)=[a0,a2]+[a2,a0]−[a0,a0]=0.
したがって上記の基底に関する誘導写像は
f∗:Z2⟶Z,(m,n)⟼m.
これは全射であり、非零の元 [z023] を 0 に写すので単射ではない。
Reference