東北大学 理学研究科 数学専攻 2016年8月実施 共通問題 [4]
Author
祭音Myyura (Based on L^2's answer refined with GPT 6 Astra)
Description
問題は 4 題ある。全問に解答すること。R は実数全体のなす集合を表す。
2 次元ユークリッド空間 R2 の部分集合 R+2={x=(x1,x2)∈R2∣x1>0, x2>0} の 2 点 x,y について、次の (i) (ii) のいずれかが成り立つとき、x∼y と書くことにする。
(i) x=y。
(ii) x=y、かつ線分 xy の垂直 2 等分線が R2 の原点を通る。
以下の問いに答えよ。
(1) 関係 ∼ が同値関係であることを示せ。
(2) 同値関係 ∼ による商集合 R+2/∼ から R への全単射を一つ与えよ。
(3) R+2 の位相を R2 の相対位相で定め、商集合 R+2/∼ の位相を商位相で定める。R+2/∼ から R への同相写像が存在することを示せ。
题目描述
试卷共 4 道题,全部作答。R 表示实数集。
设 R+2={x=(x1,x2)∈R2∣x1>0, x2>0} 为二维欧几里得空间 R2 的子集。对于其中的两点 x,y,当以下 (i)、(ii) 中至少一个成立时,记作 x∼y。
(i) x=y。
(ii) x=y,且线段 xy 的垂直平分线经过 R2 的原点。
回答下列问题。
(1) 证明 ∼ 是等价关系。
(2) 给出一个从商集 R+2/∼ 到 R 的双射。
(3) 在 R+2 上赋予 R2 的子空间拓扑,在商集 R+2/∼ 上赋予商拓扑。证明存在从 R+2/∼ 到 R 的同胚。
Kai
(1)
∣x∣ をユークリッドノルムとする。x=y のとき、線分 xy の垂直二等分線は x,y から等距離にある点全体なので、原点を通ることは ∣x∣=∣y∣ と同値である。x=y の場合も含め、x∼y⟺∣x∣=∣y∣ である。実数の等号の反射律、対称律、推移律から、それぞれ x∼x、x∼y⇒y∼x、x∼y, y∼z⇒x∼z が従う。よって ∼ は同値関係である。
(2)
f:R+2/∼ ⟶R,f([x])=log∣x∣
と定める。∣x∣ は同値類に依存して定まり、正なので well-defined である。f([x])=f([y]) なら ∣x∣=∣y∣、従って [x]=[y] となり単射である。
任意の t∈R に対し
s(t)=(2et,2et)∈R+2
とおけば ∣s(t)∣=et、従って f([s(t)])=t である。よって全射でもある。
(3)
標準的射影を π とする。合成写像
(f∘π)(x1,x2)=21log(x12+x22)
は連続であるから、商位相の定義より f は連続である。一方、(2) の s:R→R+2 は連続であり
f−1=π∘s
となるので逆写像も連続である。従って f は同相写像である。
Reference