東北大学 理学研究科 数学専攻 2015年8月実施 選択問題 [3]
Author
祭音Myyura (Based on L^2's answer refined with GPT 6 Astra)
Description
問題は 8 題ある。3 題を選択して解答すること。
R4 の部分集合
AB:={(x,y,z,w)∈R4∣1≤x2+y2+z2≤9, w=0},:={(x,y,z,w)∈R4∣1≤x2+y2+w2≤9, z=0}
に対して、以下の問いに答えよ。
(1) n 次元球面 Sn の p 次整係数ホモロジー群 Hp(Sn) が Z と同型となる p は何か答えよ。ただし、証明はしなくてよい。
(2) A が 2 次元球面 S2 とホモトピー同値であることを示せ。
(3) A∩B の整係数ホモロジー群を求めよ。
(4) A∪B の整係数ホモロジー群を求めよ。
题目描述
本卷共 8 道题,请选择其中 3 道作答。
对于 R4 的子集
AB:={(x,y,z,w)∈R4∣1≤x2+y2+z2≤9, w=0},:={(x,y,z,w)∈R4∣1≤x2+y2+w2≤9, z=0},
回答下列问题。
(1) 给出使 n 维球面 Sn 的 p 阶整系数同调群 Hp(Sn) 同构于 Z 的 p。不必证明。
(2) 证明 A 与二维球面 S2 同伦等价。
(3) 求 A∩B 的整系数同调群。
(4) 求 A∪B 的整系数同调群。
Kai
以下、係数はすべて Z とする。
(1)
n≥1 では p=0,n である。なお n=0 まで考える場合は H0(S0)≅Z2 なので、該当する p はない。
(2)
p=(x,y,z,0)∈A に対し r=x2+y2+z2 とおく。写像
H(p,t)=(1−t+rt)p(0≤t≤1)
を考えると、その原点からの距離は (1−t)r+t∈[1,3] なので H(p,t)∈A である。また H(p,0)=p、H(p,1)=p/r であり、r=1 の点は常に固定される。したがって A は単位球面 S2×{0} に強変形収縮し、A≃S2 である。
(3)
A∩B={(x,y,0,0)∣1≤x2+y2≤9}
は平面内の閉円環であり、半径方向の変形収縮により S1 とホモトピー同値である。よって
Hq(A∩B)≅{Z0q=0,1,q≥2.
(4)
(2) の半径方向の変形収縮は A∪B 全体でも定義でき、A と B をそれぞれ単位 2 球面へ、共通部分を共通の赤道へ同時に収縮させる。この二つの球面には共通の赤道を部分複体とする CW 分割を取れるので、Mayer–Vietoris 完全列を適用できる。
A≃S2、B≃S2、A∩B≃S1 より、高次の部分は
0⟶Z2⟶H2(A∪B)⟶Z⟶0
となる。右端が自由アーベル群なので分裂し、H2(A∪B)≅Z3 を得る。低次の部分では
0⟶H1(A∪B)⟶Z a↦(a,−a) Z2⟶H0(A∪B)⟶0.
中央の写像は単射であり、その余核は Z である。以上から
Hq(A∪B)≅⎩⎨⎧ZZ30q=0,q=2,q=1 または q≥3.
Reference