東北大学 工学研究科 機械・知能系 2017年秋季 量子力学 第1問
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
2017年10月・2018年4月入学対象、2017年8月実施。
質量 m の自由粒子が、平面内の原点を中心とする半径 r の円周上を運動する。波動関数を φ、エネルギーを E とする。極座標におけるラプラシアンは
∇2=r1∂r∂(r∂r∂)+r21∂θ2∂2
である。
- 時間に依存しないシュレーディンガー方程式を極座標で書き、円周上の運動について簡単化せよ。
- 波動関数が満たす境界条件を述べよ。
- 規格化した波動関数を求めよ。
- エネルギー固有値を求めよ。
- 角運動量と粒子の位置の関係について説明せよ。
题目描述
本题为2017年8月实施、面向2017年10月及2018年4月入学的考试。
质量 m 的自由粒子被限制在半径 r 的圆周上。(1)用极坐标写定态薛定谔方程并化简;(2)给出边界条件;(3)求归一化波函数;(4)求能量本征值;(5)说明角动量与粒子位置的关系。题面给出二维极坐标拉普拉斯算子。
Kai
(1)
自由粒子の平面内の方程式は
−2mℏ2[r1∂r∂(r∂r∂φ)+r21∂θ2∂2φ]=Eφ.
半径が固定された円周上の運動では座標は θ のみとなり、運動エネルギー演算子は角方向の項だから
−2mr2ℏ2dθ2d2φ=Eφ.
(2)
同一点で波動関数とその導関数が一価となる周期境界条件
φ(θ+2π)=φ(θ),φ′(θ+2π)=φ′(θ)
を満たす。
(3)
eiνθ を代入し、周期条件を課すと e2πiν=1、すなわち ν=n∈Z。弧長測度 rdθ で規格化すれば
∫02π∣φn∣2rdθ=1,φn(θ)=2πreinθ,n∈Z.
角度測度 dθ を用いる表示では ψn=rφn=einθ/2π。n=0 の定数解も含む。非零のエネルギー準位では φn と φ−n の規格化した線形結合も固有関数になる。
(4)
En=2mr2ℏ2n2,n∈Z.
基底状態 n=0 は非縮退、∣n∣≥1 は ±n による2重縮退である。
(5)
Lz=−iℏdθd,Lzφn=nℏφn.
従って φn では角運動量が nℏ に確定する。一方で
∣φn(θ)∣2rdθ=2πdθ
となり、粒子を見いだす確率は円周上で一様である。位置を角度方向に局在させるには、異なる角運動量固有状態の重ね合わせが必要になる。
Reference