東北大学 工学研究科 機械・知能系 2017年8月実施 量子力学 第1問
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
- ある平面内において,座標原点から一定距離 r 離れている円周上を自由に運動する質量 m,エネルギー E の粒子の波動関数 φ(r,θ) を考える。二次元極座標のラプラシアンは
r1∂r∂(r∂r∂)+r21∂θ2∂2
で与えられる。以下の問いに答えよ。
(1) この粒子に対する時間に依存しない二次元シュレーディンガー方程式を極座標 (r,θ) を用いて示せ。
(2) φ(r,θ) が満たすべき周期的境界条件を示せ。
(3) 規格化された波動関数 φ(r,θ) を求めよ。
(4) この粒子のエネルギー E を求めよ。
(5) ある与えられた角運動量に対して,この粒子の位置は正確に特定することができないことを示せ。
题目描述
- 考虑质量为 m、能量为 E 的粒子的波函数 φ(r,θ)。该粒子在某平面内,沿距坐标原点恒定距离 r 的圆周自由运动。二维极坐标中的拉普拉斯算符为
r1∂r∂(r∂r∂)+r21∂θ2∂2.
回答下列问题。
(1) 用极坐标 (r,θ) 写出该粒子的二维定态薛定谔方程。
(2) 写出 φ(r,θ) 必须满足的周期性边界条件。
(3) 求归一化波函数 φ(r,θ)。
(4) 求粒子的能量 E。
(5) 证明当角动量取某个给定值时,不能精确确定该粒子的位置。
Kai
(1)
自由粒子の平面内の方程式は
−2mℏ2[r1∂r∂(r∂r∂φ)+r21∂θ2∂2φ]=Eφ.
半径が固定された円周上の運動では座標は θ のみとなり、運動エネルギー演算子は角方向の項だから
−2mr2ℏ2dθ2d2φ=Eφ.
(2)
同一点で波動関数とその導関数が一価となる周期境界条件
φ(θ+2π)=φ(θ),φ′(θ+2π)=φ′(θ)
を満たす。
(3)
eiνθ を代入し、周期条件を課すと e2πiν=1、すなわち ν=n∈Z。弧長測度 rdθ で規格化すれば
∫02π∣φn∣2rdθ=1,φn(θ)=2πreinθ,n∈Z.
角度測度 dθ を用いる表示では ψn=rφn=einθ/2π。n=0 の定数解も含む。非零のエネルギー準位では φn と φ−n の規格化した線形結合も固有関数になる。
(4)
En=2mr2ℏ2n2,n∈Z.
基底状態 n=0 は非縮退、∣n∣≥1 は ±n による2重縮退である。
(5)
Lz=−iℏdθd,Lzφn=nℏφn.
従って φn では角運動量が nℏ に確定する。一方で
∣φn(θ)∣2rdθ=2πdθ
となり、粒子を見いだす確率は円周上で一様である。位置を角度方向に局在させるには、異なる角運動量固有状態の重ね合わせが必要になる。
Reference